Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-11-16 19:47:50 | 日記

  独身時代にはよく泳いだ海も、久しぶりに泳いでみると手足が重たく感じます。今は身軽に自由に泳げるようになったのにと思うと、思うように泳げない我身が残念でした。勘を取り戻すには時間が掛かりそうでした。私は浜に上がると日光浴を始めました。四肢を伸ばして手足に輝く日差しを浴びせます。が、何となく光が足りない気がします。浜辺も涼しいような気がして、夏のはずなのにと訝しく思いました。

 しかしそれもそのはず、3月上旬といえばオーストラリアは初秋、夏も終わりの季節です。一旦そう思っては見たものの、ケアンズは熱帯雨林のある所、昨日そこを見て来たばかりです。常夏に近いのではないかと考え直すと、涼しいというより寒いくらいの浜辺にやや閉口してしまいました。一時バスタオルを肩に掛けて暖をとりました。

 ここで、グリーン島ツアーの行程表を見てみます。

「08:10 乗船開始

 出航までの間、船内1階の飲み物カウンターにてコーヒー紅茶の無料サービスがございます。

 08:30 ケアンズ港出航ダイビングなどの各種オプショナルツアーは、船内の日本語係員(ジャパニーズスピーカー)

       に、お早めにお申し込みください。

 09:15 グリーン島到着

 11:30~14:00 ご昼食

 16:15 乗船開始

 16:30 グリーン島出航

 17:30 ケアンズ港到着

       到着後、 自由解散」

です。ホテルまでは送迎バスで帰りました。

 つまり、私がビーチに出て泳いだのはまだ9時台だったと思います。朝はまだビーチで泳ぐには肌寒いという事だったようです。  お昼に近くなるにつれて気温も上がり海水浴日和となったと思います。

 ついでにメモを見た所、この日の事が書いてありました。OKギフトへはこの日に行っています。昨日ではありません。申し訳の無い事です。訂正いたします。お店で何も買わなかった事もメモしてありました。次回はオパールを購入したいという気持ちには変更無しです。

 


美湾

2017-11-16 15:23:35 | 日記

 ロッカーに荷物を預けると、水中眼鏡と足ひれのシュノーケリング用具1式を借りて(順序が逆だったかもしれませんが覚えがありません。)、私はプール奥の道から続くその先のビーチへとやって来ました。ビーチへは砂浜の上に板を組んで渡橋のようにした幅3メートルくらいの渡り廊下のような通行路がありました。何人かの観光客がその道を行き交っていました。白人の人も多くいて、異国だなぁと改めて感じたものです。

 私は気分一新、普段あまり着た事の無い、小学校以来という赤色の水着を着ていました。紅白の花模様の水着でした。当時流行っていたパレオ付きです。この旅行用ではなく、前年の夏、やはり気分一新にとの思いで購入したものです。旅行に出る時に明るい気分で旅行をしたい、とこの水着にしたのでした。

 (もう廃棄したかなと思いながら、箪笥を見てみるとまだありました。あまり着なかった水着だけに、未だ着れそうな素材の古び具合です。唯、今はもうサイズが合いません。残念です。ダイエットして還暦に着ると笑えるかもしれません。)

 ロッカー室で鏡に映る自分の水着姿を見た時、やはり赤い色は可愛いなと年甲斐もなく思い、この水着を持って来てよかったとるんるん気分になるのでした。水着になった私は、それっ、とばかりにビーチへ向かったのでした。寒い冬から脱してきた私の頭の中には、煌くこの夏の海にザンブと飛び込む事しか思い浮かば無いのでした。旅の恥は掻き捨て、自分の事を知っている人の誰1人いないこのリゾート地で、年のことなど全く考えずに思いっきり羽を伸ばし、観光を満喫したいと考えていました。私は海や泳ぎが大好きでした。

     (とても綺麗な海でした。このブログの上部、テンプレートの海のようです。合わせて御覧ください。写真はこの島に着いてから頂いた観光パンフレットです。)

 


美湾

2017-11-16 11:20:03 | 日記

 船はグリーン島の桟橋に着きました。船着き場にはかなり長い桟橋が掛かっていました。奇麗な海から島に延びる長い桟橋を静々と渡って行くのも風情がありステキなものでした。到着時は雨が降っていたと思います。私は折り畳み傘を携帯していたので、それを広げて差すと足取り軽く楽し気に桟橋を渡りました。多色の綺麗な傘でした、東京で俄か雨に降られ、その時通り掛かりの傘屋さんに入り偶然購入したものです。思い出のある傘でした。

 今から思うとこの傘は有色のオパールに似ていたかもしれません。当時は和風な柄だとばかり思っていました。その傘も、もうとうに壊れてしまいました。今はもうありません。

 

 さて、島ではクロコダイルのシヨーをしていたようです。パンフレットがあります。クロコダイル・パークへ入場すると、入場券にお土産店での5パーセント割引が含まれていたようです。私は土産物を買う予定が無く、予算も無いので、パークへ行かずに直ぐにプールのロッカーへ向かったようです。道を歩いてプールの所に出た覚えがあります。プールで泳いでいた日本人らしい女の子(高校生くらい)に、

「皆さん、ようこそ!」

と、片手を上げて笑顔で歓迎の挨拶を受けました。私はこの歓迎に、如何いう趣向なのだろうかと驚いたのですが、ご家族連れのお母様はにこやかにその子と話などされていました。

 「○○○○さん(日本のアイドル女優さん、当時はハリウッドに行っていたと思います)をご存知?」

と、お母様に訊かれて、

「ええ、お湯かけて…の女優さんですね。」

と私は答えました。彼女の話では歓迎してくれた女の子がその女優さんによく似ているとの事でした。眼鏡の無かった私はそうなのかなと思い、これは、それでは男の子達は黙ってはいないだろうと思ったものです。その女の子に近付いてよく見てみたいと思いましたが、それより、私はこのグリーン島の奇麗な海で早く泳ぎたいという思いの方が先に立っていました。プールの方に気を取られ少し歩を緩めかけましたが、やはり思い直して、プールを後にそのまま道の奥へと歩いて行きました。