Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

久しぶりに良いお天気に

2013-04-27 16:49:04 | 日記・エッセイ・コラム
 落ち着いたようで、なかなか忙しい毎日です。
今週の私は、母の手に余った書類の手続きに週後半を費やしていました。
父の遺産といってもそう多くないものなので、父の亡くなる前後騒がしく動き回っていた母が思う程には大したことは無いのでした。
送られてきていた書類に目を通すと、大仰な事が書かれていましたが、書かれた通りに書類を揃えると手数料だけで5千円近くになるというものです。
封書先に電話しました。そろえる書類はそう多くなくなり、大したことも無い物になりました。死亡確認の書類だけでよいという所もありました。もちろん印鑑証明は各々要ります。
簡単過ぎて返って不安になった感じでしたが、向こうがよいというのだからそれでよいのでしょう。
市役所まで書類を取りに行きました。封書先で要らないといっていた書類も入っていましたが、そのまま黙ってもらって来ました。おかげで4千円近くかかりました。
そして、帰ってから整理して見ると、やっぱり不安だからもう1枚欲しいと思う書類があり、母の印鑑証明も要るので、もう1度いく予定にしています。千二百円かかると思うと、やっぱり全体で五千円はかかりますね。
法要の計画や準備、あれこれと、考えたり行動したりすることはまだまだあります。
忙しさに紛れて過ぎて来た4月、もう落ち着いてきたかなと思う頃、そんな中、昨日父のお風呂用の洗面道具が目にとまりました。
水気を含んだ石鹸の香り、思わずしんみりとした悲しさに襲われたのは何日ぶりかでした。
不意に沈んだ感情が訪れるものだと、またまた始めて思ったものです。
何時までも悲しんではいられないと気持ちを切り替えて、目に付く所から洗面道具を片付けながら、
ふいと、
父の最期のセッケン用タオルに母は愛着を持っているのかしら?それでこんな目の付く所に移動しておいたのかしら?
などとも感じた私です。
そういえば、入院用に買ったこのナイロンタオルは、何回か使われていてもまだ真新しいままだったので、微笑んだ母が自分で使おうかと確かに言っていました。
お父さんの使ったものを
びっくりする私に、それでもええと使いたそうな表情だった母を思い出すと、洗面具から香ったセッケンの香りはこのタオルのもので、まだま新しく感じたセッケンの香りは、当日母が銭湯で使って来た為だったのかもしれません
母が風呂から帰ったあと、父の洗面器にタオルを戻して元の通り載せてあったのかもしれない。
そう思うと、母の心情が思いやられて、
かな?かな?
洗面器を目に付かない所へ移動しない方がよかったのではないかと、後悔した私でもありました。
上の絵柄は、思慕かな倹約かなです。
私も、父の入院用コップがまだ新しいのと、ストロー用の蓋つきの物でポリで割れない事から便利だと、勤務先でマイカップとして使おうかなと言ったことを思い出しました。
母は驚いて、お父さんの使っていたものを?というので、父がストローを使用して直接口をつけていないから、中はそう汚れていないと平気だった事を思うと、
 
どっちもどっちかしら?
そうですね。
人の許容範囲というのはそれぞれ違うものだと思うのでした。
幼い頃から私の口に食べ物を運んでくれたのが父でしたから、私にすれば、父の食べ残しが全然気にならなかったといえばそうなんです。
母の場合は?そうですよね、1親等以前ですものね。