東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

初午まつりは三の午の日

2019-02-27 | 風景
  千束稲荷では元々初午の祭りは二の午の日に行う、
  今年は三の午まであるので初午を三の午の日に持ってきた。
  しかし、3月の声を聞くというのに初午もないだろうじゃない、
  お稲荷さん、「えらい暖かい初午じゃのう、眠くなるわい」。


  

     毎年同じ写真を撮っています、違うのは空が晴れてるかどうかくらい。
     今日は曇り空で時どき細か~い雨が、朝10℃あった気温はだんだん下がって肌寒い。




  

     鳥居に下がっているのは大きな行灯、夜には灯が入ります。
     この絵柄は何だろうとブログで話題になっていた、「江島生島」という声があったがまさかね。
     正解は、歌舞伎「野崎村」の「お染久松別れの場」をモチーフにしたものだそうです。




  

     お詣りする人にワンコがついてきた、
     キツネとワンコってケンカしない?大丈夫かな。




  

     そのキツネさんいい顔してるね。




  

     狭い境内にたくさんの幟、そして地口行灯もいっぱい。




  

     樋口一葉、この近くに住んだことがあって
     "たけくらべ"にはこの神社のことも書かれています。




  

     日にちが遅くなったので梅がきれいに、これはいい感じだね。




  

     さてそれでは地口行灯を見て行きましょうか。
     ダジャレ、おやじギャグなので元ネタは分かりますよね、
     「嫁入しんぶん」・・・。




  

     絵にある赤と紫の波型は絵を描く職人によってみんな違うそうです。
     「ねたものふうふ」・・・。




  

     地口、ダジャレに合わせて面白い絵を描く、
     地口を競い絵を競う、江戸時代の町人のささやかな遊びでした。
     「あとの号外先にたゝず」・・・。




  

     平成28年、林家三平と女優の村井美樹さんが
     NHK BSプレミアム「浮世絵ツアー 江戸の四季巡り」で
     この神社を訪れ地口行灯を取材し
     二人でオリジナルの地口行灯を作りました。




  

     この番組は私も見たんだけど面白かった。
     実際に行灯を作ったのは赤羽だったかな
     今はもう職人さんも少なくなってそうたくさんは出来ないようです。

     江戸の遊びを今に残す地口行灯、
     初午の主役ですね。
     吉原神社などあちこちのお稲荷さんでも見られるけど 
     こんなにたくさん飾るのはここ千束稲荷だけでしょう。

          data: EOS5DmarkⅡ/EF17-40 1:4 L USM。 撮影2月26日 千束稲荷神社
          

コメント (2)
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