東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

百花園のニューフェイス

2018-10-02 | 季節の花
  相変わらず百花園には新しい花がやってくる、
  今日は「オケラ」と「ミズアオイ」を見っけ。
  オケラは前に見たことがあるけどミズアオイは初めて、
  こんなにどんどん増えると百花園じゃなく千花園になっちゃう。


  

     オケラ(朮) キク科オケラ属。
     この花は正確には「ホソバオケラ」といい
     中国原産で江戸時代に渡来し栽培されている。
     昔は、平安の頃にはウケラと呼ばれていて万葉集にも登場する。




  

     花の下の魚の骨みたいなのは苞葉、花が咲く前はこれがツボミすっぽりと覆っている。
     私が前に見たのはこの花が咲く前でトゲトゲばかりの頃だった、
     なので花を見たのはこれが初めて。
     雄しべと雌しべの両方を持つ両性の株と、雌しべだけが機能する雌株がある。




  

     主に本州、四国、九州などで見られ明るい林の中や林縁によく生える。
     春の新芽は山菜として食用にされる。

     長野県の民謡では 「山でうまいのはオケラにトトキ(ツリガネニンジン)、
     里でうまいのはウリ、ナスビ」とうたわれ、
     さらに 「嫁に食わすのも惜しゅうござる」と続く。
     昔の嫁はかわいそうだった、それに比べて、、、。!




  

     ミズアオイ(水葵) ミズアオイ科ミズアオイ属
     南米原産の帰化植物。
     北海道、本州、四国、九州に分布し、
     湖沼、水田、水路などに生育する。




  

     ある日突然百花園の池にお目見え。
     水草特有の葉っぱと青紫の花がきれい、
     コナギに似ているけど帰って調べてみよう。




  

     青紫色の花は染物に利用されたほか、食用に供されることもある。

     この花はナギ(菜葱)とかミズナギという別名で呼ばれることもあるが、
     これは同属のコナギの別名でもある。

     前に農業公園の水田に咲くコナギを載せたけど
     よく似た花で花の大きさが違うのだけが相違点みたい。
     コナギと同じで 「害草」なんだけど姿形がかわいいので
     公園の池などで栽培するところが多くなったという。
     環境関係の人たちは絶滅させろ、
     自然愛好家はかわいいので増やそう。
     いつの世も難しいものですなあ・・・。 

          data: 撮影9月23日 向島百花園
          

コメント (6)
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