百花園の実りの秋は

　　百花園には果樹はあまりありません、
　　やっぱり花が主体なんですね。
　　見た目が実ってなくても実りにつながる、
　　そんな光景を集めてみました。


　　

　　　　　頭の上をギャーギャー五月蠅く啼きながら飛び回る鳥、
　　　　　何だこの五月蠅い鳥はと空を見上げたらオナガ！。
　　　　　枝かぶりで見られた写真ではないけど今季初なので。




　　

　　　　　ムラサキシキブ
　　　　　この実が目立つようになってくると秋たけなわだね。




　　

　　　　　スイフヨウ(酔芙蓉)
　　　　　朝は白く咲くけど夕方になると赤くなってくる。
　　　　　まるでお酒を飲んで酔っぱらっているみたいだとこの名に。
　　　　　お米も豊作、今年の新酒も美味しく出来るかな。




　　

　　　　　チャ
　　　　　茶の花が咲いてきた、このシベはゴーカだね。
　　　　　島根県地方ではこの花を直接お茶に入れて飲む風習がある、
　　　　　さらに一部では野菜など入れてまるでけんちん汁みたいにする所もある。




　　

　　　　　ザクロ
　　　　　珍しくあまり傷んでない実があったので。
　　　　　パックリと割れて中の種が日の光に輝く様はとても美しいんだけどな。




　　

　　　　　割れるといえばアケビ
　　　　　ここのアケビは毎年必ず実を付けてくれる。
　　　　　棚の下、葉っぱに覆われているので鳥は食べられない、
　　　　　もうすぐ割れて美味しそうな姿を見せてくれるだろう。





　　

　　　　　この日は朝からドヤドヤと大勢の団体サンが入ってきた、
　　　　　"吟行"らしく通路で足を止めて発句に余念がない。
　　　　　通路で考え込んでいる、「こりゃダメだ」帰ろうと思っていたら
　　　　　今度は子供たちの新手が押し寄せてきた、踏んだり蹴ったりだわ。

　　　　　なんてことを言ってはいけないよ、
　　　　　未来を担う大事な"少国民"だ。
　　　　　もしかしたら今日の最大の実りはこの子たちなのかもしれない、
　　　　　この子たちがちゃんと無事に育って立派に実ってくれたらいいね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10月10日　向島百花園