東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

カシワバハグマとコウヤボウキ

2017-10-10 | 季節の花
  ちょっと見慣れない花が咲いています、
  例によって満開にドンピシャという訳はいかず
  ちょっと時期が過ぎたけど仕方ない。
  よく似た花コウヤボウキと共に。


  

     カシワバハグマ、
     こまめに行ってるつもりだけどどうしても終わった花が入ってしまう。




  

     それはともかく面白い形、リボンで出来た花みたい。




  

     カシワバハグマ(柏葉白熊)  キク科コウヤボウキ属

     葉が柏の葉みたいに大きい、
     ハグマとはお坊さんが振り回している払子(ほっす),
     あれに使われている白いヤクの毛のこと。

     街中に咲いているので葉の傷みがひどいけど
     そこの辺は我慢することにしましょう。

                                           9月26日 向島百花園




  

     花だけ見るとカシワバハグマととてもよく似ている、
     けど、葉の形が全く違いますねコウヤボウキです。




  

     コウヤボウキ(高野箒)  キク科コウヤボウキ属

     これは草ではなく落葉低木に分類されるようです。
     昔、高野山では弘法大師の教えで竹などの植栽が禁じられていた、
     花が落ちて枯れた枝を束ねて箒として使っていたとか。

     正倉院御物の「子日目利箒(ねのひのめとぎほうき)」は
     このコウヤボウキで作られた「玉箒(たまぼうき)」と呼ばれ
     万葉集にも詠われています。

     この二つの花、同じ所に咲いていたら混乱しちゃう、
     コウヤボウキは10年近く前に赤塚植物園で撮ったものです。^^;

          

コメント (2)
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