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ウィーン・フィル盤とクリーヴランド管盤。
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ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル演奏による『春の祭典』CD ('74年 DECCA) を聴きました。
聴いた感想がどうだったかというと、あの荒々しいストラヴィンスキーの音楽が優雅なシュトラウスのワルツの本場であるウィーンの代表的オーケストラの VPO とは少し違和感のある印象がしたと思います。
けれど 楽団名を知らずに聴いたら、こうした印象は感じなかったと思います。 これほど 音楽を聴く姿勢というものは、個人の持つイメージに左右されやすいものなんですね。 こうした感覚というのは、私だけでなく 誰にもあるのではないでしょうか。
あの楽団はこう、この楽団はこう、という色分けを最初からある程度付けながら試聴に臨むのが一般的かと思います。 全く先入観なく CD を聴いたり、実演を聴きに行く方が珍しいとも思います。
そうした期待を込めて CD を購入して聴くし、演奏会の切符を購入して聴きに行くのではないでしょうか。 闇雲に CD を購入して聴く人もいないし、何の曲か楽団名か調べずに演奏会切符を購入する人もいませんよね。
それで 私はマゼール指揮の春祭は2枚保有していますが、80年代録音のクリーヴランド管との方がいいと思いました。 VPO 盤を購入したのは、唯一の VPO による春祭ですから どんな演奏を聴かせてくれるのかという期待があったからです。 聴いてやはり この曲は VPO には向いてないと思いました。
今日はここまでです。