
左は YouTube から「 ロシア人モデル大好物 絶品カレーうどん食べに行ってきた!」(2020/07/31 https://www.youtube.com/watch?v=EbUbm8oVgkQ)。 右は2015年 ミラノ万博 日本館で入場を待つイタリア人の行列。
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中国発の報道を読んでいると、中国人の最近の本音が透けて見えてきます。 中国はこんなにも大きな国であり、GDP も世界2位、中国文化や食文化は長い歴史もあるのに なぜ日本のそれらよりも評価が低いのか “悔しいという気持ち” がにじみ出ています __
欧米の大学に留学しているという中国人学生からは、「大学の中国サークルには中国人の学生しか見られないのに、日本サークルには多国籍の学生が参加し …」(8月29日 Searchina)
中国文化というと、京劇とか漢文の雄大な歴史書、ことわざ、中国武術のカンフーくらいしか頭に浮かんできません。 それに対し 日本文化というと、若者には日本のアニメ、ニンジャ、武士、柔道、相撲、浮世絵、村上春樹の小説などがあり、食文化はいまや和食として多くの日本料理が世界中で大人気です、しかも高級料理として。
和食が世界的ブームとなったきっかけは、”2015年のミラノ万博” 頃からだと思います。 一方で 中華料理のイメージはファストフードか、中・低級の大衆料理で、高級料理のイメージはないですね。
ミラノ国際博覧会 (milanoexpo-2015) は、2015年5月~10月 イタリアのミラノで行われた国際博覧会。 「展示デザイン」部門で金賞を受賞した日本館は口コミで人気が広がり、入館まで10時間待ちの日もあるなど一番人気であり、会期中に 200万人以上が来館した (ウィキペディアから)。
また 中国の外に出た中国人がどういう振る舞いをしているかというと、お世辞にもいい評判とはいえず、そうでない評判ばかりが取り上げられます。 これは “ When in Rome do as Romans do “ ではなく、中国人が中国内外でも同じ行動をしているためでしょう。 それも中国人らしいといえば、中国人らしいですが __ 何しろ “世界の中心にある国” 中国ですから。
「大国であるはずの中国のイメージが日本より良くない」ということが腑に落ちない中国人は多いらしい。 理由は『海外旅行へ行く中国人の民度が低いから』。 中国の成金たちは「お金を持っていれば何をしても許されると考えており、渡航先でルールを無視したり、秩序を乱す行為が、中国人全体のイメージを下げている …」(8月23日 Searchina)
中国人は、メンツを重んじ、金持ちぶりを周囲に見せつける事を好むようです。 中国人女性は結婚してくれとプロポーズしてくる男性が、どんな車を所有しているか、どんな住宅を用意しているかに関心が高く、それらを用意できない男性は対象外だという記事もよく読みます。
これは はっきりいうと、中国人は “物欲が強い” といえそうです。 でも中国人女性にしてみれば、生まれてくる家族に十分な食事をさせ、教育を受けさせたいと考えており、そうしたものを提供できる男性を求めるのも理解できますが、日本人からすると 感覚が違うとしかいえませんね。
中国人の羨望は日本の社会福祉にも及んでいます __「出産育児一時金 (妊娠四カ月になると受給できる給付金 42万円)、健康保険 (どこに住んでいても良質で安価な医療サービスを受けられる)、生活保護 (障害やなんらかの理由で働けない人にとって必要不可欠)、年金など 日本のうらやましい社会福祉制度 … 」(7月4日 Searchina)
中国での社会福祉が充実しているとは思えず、病院に行くと診察してもらうまで長蛇の列となり、医者には “付け届け” なども必要だそうです。
経済発展して急速に豊かになってきた中国といっても ここ30年ほどの話しですから、社会福祉はまだまだ未発達であり、極端な話し お金持ちや 共産党幹部などだけがいい生活をおくれるのが現状でしょう。 一般庶民はまだまだ そうではないはずですから、そうした人たちから見れば 日本は理想郷にも見えるのかも知れません。
中国中心主義を考え直し 世界を中国に合わせようとするのではなく、”中国を世界に合わせようとする努力” が必要ではないでしょうか。
今日はここまでです。