
左は記者会見で辞意を表明し頭を下げる安倍首相 (8月28日午後5時12分、首相官邸)。 右は石垣のりこ参院議員の公式サイトより。
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安倍首相が辞意を表明しました。
吐血したとの報道もあり __「4日発売の写真週刊誌『フラッシュ』は、安倍首相が先月6日に首相官邸内の執務室で吐血していたとの衝撃情報を掲載した」(東スポ WEB 8月6日) __ コロナ対策などに忙殺されて、お疲れ気味なのかと思っていました。
そして 8月24日 (月) に辞意表明か?との報道がその前の週にも流れ __「16日夜には『首相が緊急入院する』との噂が永田町を駆け巡った」(JB Press 8月22日) __ 17日と24日には、東京・信濃町の慶応大病院を訪れていたこともあり、そうした憶測は完全には否定できないものでした。
首相連続在職日数2799日を達成し、歴代単独1位となった途端の、突然の辞意表明です。 記者会見を聞いて、「病気と治療を抱え、体力が万全でない苦痛の中、大切な政治判断を誤る、結果を出せないことがあってはならない。 国民の皆様の負託に、自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断した」には いさぎよい会見だったと思いました。
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会見では一時 目が潤んでいるようにも見えました。 そして 持病が再発したと述べる首相に "ムチをふるう議員" が出てきたのには驚きましたね。
「総理といえども『働く人』。 健康を理由とした辞職は当然の権利。 回復をお祈り致します。
が、『大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物』を総理総裁に担ぎ続けてきた自民党の『選任責任』は厳しく問われるべきです。 その責任を問い政治空白を生じさせないためにも早期の国会開会を求めます」(石垣のり子参議院議員 28日3時 自身のTwitter アカウント)
この人は病気などしない、至って “健康な人” なのでしょう。 好意的に考えれば そうした人は、体調不良や持病のある人などへの配慮が足りず、上記のような発言をしてしまうのかも知れません。
悪く考えれば 弱者や体調不良の人 持病のある人へ寄り添うという感覚は、残念ながら ないように感じられます。 この議員へ批判が殺到したのも当然です。 安倍首相の “傷口に塩を塗り込む” ようなものじゃありませんか。
「地元仙台市で石垣氏を支援する労働組合関係者は頭を抱えている。『ご自分がいったいどこの誰に支持されて、今のお立場にいるのかわかっているのか非常に疑問です』」(8月28日 ビジネス・ジャーナル) という反応が出たのも、これまた当然かと思いますね。
結局 謝罪はしたのですが、所属する立憲民主党の幹事長から指摘を受け、29日0時すぎのツイッター更新になってしまいました __「確かに この箇所の表現に、疾病やそのリスクを抱え仕事をする人々に対する配慮が足りなかったと反省しお詫びします」__ 党幹事長に指摘されなかったら、謝罪しなかったかも知れません。
私はこの議員を知らなかったのですが、少なくとも この議員は名前を世間に売る事には成功しました、”悪評” ですが。
以前 秘書にこう怒鳴る女性議員がいたのも思い出します __「このハゲ~!」__ この議員は次の選挙で落選の憂き目を味わいました。
今日はここまでです。