シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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孫正義は今後どう評価されるか?

2024年04月21日 | 経済あーだこーだ

左は孫 正義氏 (ウィキから)。 右は記事※2から。

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ソフトバンクグループの孫正義氏は、投資家だと思っています。 下記記事の中では、”資本家” と見られているとあります。

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『孫正義は本当に「偉大な経営者」なのか? ビル・ゲイツ、柳井正との決定的な違い』(4月18日 ダイヤモンド・オンライン ※1) __ 孫さんはいったい何を生み出したのか?

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孫氏の活動初期を辿ると、1980年前後に 自動翻訳機を開発し、シャープ社に売却しています。 また インベーダーゲーム機を日本から輸入し、米国で販売しています。

 

その後 Yahoo! JAPAN を設立、日本テレコムやボーダフォン、ARM を買収、と次々に買収を重ね、今は日本でのスマホ御三家の一社のソフトバンクモバイルを率いて、投資会社ソフトバンクグループは今や 資本金が二千億円、売上が5兆円を超えるまでに成長しています。

 

それまでの間には 失敗した事業・買収 (例えば Wework では1兆円の捨て金) もあったと思いますが、結果としては成功した事業・買収が失敗を上回っているから、存続しているのです。 その手腕は大いに評価されているといえるでしょう。

 

技術の目利きではあるが、自分では生み出さない、将来に花開く技術製品を見通して まだ評価の低い未来事業に投資し、大きくなったら高値で手放す、これを繰り返していると思います。

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アップルが iPhone を開発している際には、孫氏はジョブズ氏を焚き付けています __「高性能の携帯電話を作らないのか?」「今 開発しているところだ」

 

米国で iPhone 発売後、日本での最初の販売権を獲得したのはソフトバンクモバイルでした。 その時の条件はもちろん 不明ですが、恐らく年間何万台以上を販売する () とか、一台あたりのライセンス料金をいくら () とかアップルから迫られたはずです。

 

それら () を下回ったら、違約金Xを払うとかの付帯条件もあったと推理します。 でも それらを上回る実績を上げたのでしょう。 また 孫氏はそれなりの努力をしたと思いますが、それを成し遂げる実力もあったのですね。

 

2016年 3兆円で買収した ARM を、2020年 4兆円で NVIDIA に売却しようとしましたが、当局から承認されず売却していませんが、ARM の価値は着実に高まっています。 今後 携帯機器は増えるこそすれ減ることはないでしょうから、携帯機器に組み込まれる ARM の基本設計資産の販売は増えていくと予想します。

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ただ ※1記事中でもありますが、成功した大企業経営者の本田宗一郎や井深大 (・盛田昭夫) などのように 具体的な製品 (オートバイ・自動車・ウォークマン・トリニトロン TV) と結びついた具体像を想像しにくいのが、孫氏の弱いイメージです。

 

後世になって、孫正義氏と話題が出ると __ ああ あれね、何だったかな~ ほら 投資で兆円単位の大儲けした資本家だよ __ これがイメージになって記憶されるのかも … 少しサミシイ感じがしますね。 実業家なら、俺が達成したのはこれだよ といって墓に入りたいと思うんですが。

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最後に孫氏の節税方法を紹介すると __「2021年度の孫さんの役員報酬 (給料) は1億円なのに対し、配当報酬は約 200億円、(ユニクロ) 柳井さんの役員報酬は4億円なのに対し、配当報酬は約 100億円だそうです」(4月19日 現代ビジネス『「上位 1% の富裕層」が全世界の資産を独占』 ※2) 

 

孫氏の給料を1億円+200億円とすると、所得税がほぼ半分の 100億円となりますが、配当を 200億円とする事で税金は2割の約 40億円となります。  約 60億円の合法的節税ですね。

 

今日はここまでです。


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