記事※1・※2の画像。
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私は買い物では 殆どクレジットカード (クレカ) を使います。 現金払いは稀ですね。 クレジットカードを受け付けない小売店や病院もまだあり、そういうところでは “やむを得ず” 現金払いです。
クレカ払いだとポイントが1%付くので、そのポイントが後で使えるのも楽しみでもあります。 クレカを所有していると 年会費が掛かるところと掛からないところがありますが、今は殆ど掛かりません。
けれど その1%をどこが負担しているかというと、小 売 店 なんですね。 業種によって違うそうですが、大体3~4%らしいです。
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『「キャッシュレス化の波がどれだけ辛いか …」 毎月 30万円支払い … 個人経営店が訴える手数料負担 3% の苦しみ』(4月3日 まいどなニュース ※1)
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記事のイタリアンレストランの個人経営店は東京都と千葉県に3店舗を経営、クレカが4割、QR コード3割、現金が3割で、キャッシュレス決済が7割を占めるとあります。
記事データから計算すると 以下の経営規模がうっすらと見えてきました __
月 1,600万の売上として4割クレカ払いなら 640万 x 3.24% = 20.7万、3割 QR なら 480万 x 1.98% = 9.5万がレストランの手数料です。 合わせて 30.2万だから ほぼこの売上と推計します。 年間売上は、1,600万 x 12 =1.9億から ざっと2億と見込みます。
固定費 (人件費・家賃・光熱費) が年 6,000万~ 7,000万、消耗品・食材などの原価 6,000万を加えると 粗利益は売上のざっと3分の1ほどでしょうか。 それなら楽な経営に思えますが、色々と予期せぬ突発的な支出が必ず発生するものです。 計算通りに利益が出る業種は稀で、計算通りは官庁くらいでしょう。
「1000円の商品に対して、利益は 100円もありません」ともあるので、固定費・変動費・税金を払った後の純利益と推理します。 これは厳しそうですね。
でも「貸し切りでまとまった金額を現金で払って下さる方がいると、輝いて見えますね」とあるのは、実感でしょう。 今 様々な商品やサービスが値上がりしていますから、個人経営店は毎日がコストや利益のニラメッコで大変だろうと想像します。
安易に値上げもできず、「同業者が赤字だから値上げしたら、お客様が離れてさらに赤字になった」などともいってるようですから、値上げしたくとも中々できそうもない雰囲気が伝わってきます。
すると 量を減らすしかないのでしょうか?__ 市販ヨーグルトは過去何十年も小売価格が @150円前後で変わらなかったですが、内容量が 500ml → 450ml → 400ml と段々と減ってきましたね。 もっとも 最近は@170円ほどに値上がってきています。
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外食産業でも小売業でも製造業でも 何でもそうですが、固定客が付かないと経営は安定しません。 一見の客だけだと 売上は不安定のままにあるものです。
同日の別記事でも『長崎ちゃんぽん「リンガーハット」が値上げで客離れ』(集英社オンライン ※2) などがあり、外食産業も厳しい現実がありますね。 私は「リンガーハット」に昔1~2回行って食べましたが、私の好みの味ではありませんでした。 従って 私は “一見の客” だったのです。
今日はここまでです。