シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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ノイマンのマーラー4曲・ドヴォ3曲

2022年05月13日 | マーラーの嘆き節
上左から5番・6番、下左から 7番・9番。 9番ジャケは5番ジャケの編集ですね。
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LP 時代の60年代 まだマーラーが今ほど一般的ではなかった頃、チェコの指揮者ヴァーツラフ・ノイマン Václav Neumann (1920~95) 指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のマーラー・シリーズ5~7番・9番録音 LP が、確か PHILIPS から発売され、話題になっていた記憶があります。 東独から版権を買って LP 化していたのでしょう。

その後 “プラハの春” とそれを潰すべく東欧諸国の軍事侵攻があり、ゲヴァントハウス管の音楽監督を務めていたノイマンは (東独に抗議して?) 辞任、祖国に戻りました。

そういう記憶があったので、ノイマン指揮ゲヴァントハウス管のマーラー4曲を CD になってから見つけ 買い求めました。 私が入手したのは Berlin Classics というレーベルで、主に東独時代の音源を契約して CD 化していた会社らしく、今はあまり見ません。

最近 聴き直したら、いい演奏をやっていました。 ネットで見ると 祖国に戻ったノイマンはチェコ・フィルの指揮者となり、そこでマーラー全集を録音しています。 けれど 知名度は今1つで、世界的な人気があるようには感じません。

マーラー全集の人気指揮者といえば、まずバーンスタイン、ショルティでしょう。 小澤やインバルも彼らに次ぐ人気だと思います。 全曲は残しませんでしたが、ワルターの1番やバルビローリ BPO の9番なども名盤として知られていますね。 カラヤン BPO も4~6番・9番・大地を残し、それなりに人気があると想像します。

ここにノイマンの名は、残念ながら出てきません。 ノイマンはスター性のある指揮者とはいえなかったですが、ゲヴァントハウスとはいい録音を残したと思います。
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最近 ノイマン指揮チェコ・フィルによるドヴォルジャーク交響曲7~9番 (スプラフォン・レーベル 80年代の録音) を見つけ、”本場もの” を聴いてみたく 購入しました。 聴いてみると ドイツ系楽団が重量級とすれば、ややあっさり感のある演奏です。

大昔 FM 放送でノイマン指揮チェコ・フィルによる7番を聴いて、当時は良かったと思ったのですが、今回は 当時ほど感激しませんでした。 こういう事もあるんですね。 傑作8~9番の “前奏曲” という位置付けだったのでしょうか?

記載されていませんが、録音は日本のデノンによる PCM 録音・スプラフォンとの共同制作と推測します。 ジャケットは海岸線のを使っていますが、内陸国のチェコとはどうもイメージしにくいです。 ジャケ制作者の感覚はどうなんでしょうか?

実は 十年ほど前 チェコ出身のラファエル・クーベリック Rafael Kubelík (1914~96) 指揮 BPO の7~9番 CD (DG) を入手して聴いたのですが、感激したのは8番だけでした。 クーベリック BPO の8番は、LP 時代 最初に気に入った8番です。

今日はここまでです。

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