シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

携帯と本格 PC の中間に位置するミニノート

2008年09月17日 | 電子産業は花形?
先日 秋葉原ヨドバシカメラの店頭で、5万円 PC を並べて呼び込みをしていましたね。 インターネット閲覧だけなら そのままでいいとしても、オフィスなどのソフトを搭載すると、すぐ10万円に到達しそうですね。

また、目もとの涼しそうな女性が抱えてポーズをとっていると、製品より女性に目が行ってしまいそうです__台湾エイサーの新製品「アスパイア・ワン」
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「Dell、$399 のミニノート PC : Dell Inspiron Mini 9 発表」(9月4日 ITmedia) _ 米 Dell は、$399 からの小型ノート PC「Dell Inspiron Mini 9」を発表した。 米国、日本、欧州で販売する。 同製品は 8.9インチディスプレイ (1024×600ピクセル) を搭載し、重さ 2.28ポンド (1030グラム)。 ストレージには SSD を採用し、無線 LAN 機能、Bluetooth も備える。 OS は Windows XP で、年内に $349 からの Ubuntu Linux 搭載モデルも投入する。
 
オプションで Web カメラも搭載でき、Dell 独自のチャットソフト「Dell Video Chat」でビデオチャットやビデオメールができる。「ブログやネットサーフィン、チャット、写真の閲覧、音楽・ビデオの再生に適した」製品と Dell は公式ブログで述べている。
 
さらに Dell はオンラインサービス企業 Box.net と提携し、Mini ユーザー向けにオンラインストレージサービスを提供する。 無料の基本プランでは 2GB、有料プランでは 25GB までのオンラインストレージを利用できる。
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「ミニノート PC、メーカー温度差 … 外資元気、日本慎重」(8月29日 夕刊フジ) _ 不振の国内 PC 市場のなかで一大ブームになっているのが、5万円前後の低価格がウリのミニノート PC だ。 台湾メーカーが火をつけ、PC 世界最大手の米ヒューレット・パッカード (HP) も参入するなど、外資系メーカーが積極攻勢をかけている。 対する日本メーカーは様子見を決め込んだままとなっている。 なぜなのか- (※追加1へ続く)。
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「Eee PC の低価格版とデスクトップ機 “Eee Box” が登場」(8月29日 金子寛人 / 日経パソコン) _ 台湾アスーステック・コンピューター (ASUSTeK、ASUS) は29日、低価格ミニノート「Eee PC」の新モデルとして、Celeron M 搭載の「Eee PC 701 SD-X」「同 900-X」の2モデルを発表した。 予想実勢価格は順に3.98万円、4.98万円。 発売は9月13日 (※追加2へ続く)。
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「大手 PC メーカーが続々参入! 5万円ミニノート市場の “死角”」(8月4日 前田剛 / ダイヤモンド・オンライン) _ 5万円前後の低価格で、従来のノート PC より小型・軽量のミニノート PC が飛ぶように売れている。 昨年10月、台湾 PC メーカーの ASUS が $300 を切る格安 PC を発売し、クリスマス商戦で大ヒットすると、競合他社も続々とこの市場に参入。 いまや、大ブームの様相を呈しているのだ。

「ASUS の Eee PC、ただいま緊急入荷しました。 本体価格は 5万9800円、残りわずか5台です。 今ならお持ち帰りいただけます」__。
 7月末、都内のある大手家電量販店。 同月上旬の発売後ずっと品切れ状態だった ASUS の新製品が入荷したとあって、店頭はにわかに活気づいた。「7月上旬の初回出荷分の2万台は、わずか3日で売り切れた」(シンシア・タン・ASUS ジャパンマーケティングマネージャー) という盛況ぶりだ (※追加3へ続く)。
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「5万円前後で勝負! 低価格の超小型 PC で海外メーカー攻勢」(7月10日 iza) _ 片手で持ち歩ける超小型で低価格のノート PC が、海外メーカーから相次いで発売されている。 ネット接続などに機能を絞り込む半面、価格を5万円前後に抑えているのが特徴だ。 超小型 PC は外に持ち運ぶ2台目需要として注目を集めており、低価格を武器に国内で知名度の低い海外メーカーが、一気に存在感を高めそうだ (※追加4へ続く)。
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PC 入門者や2台目にはいいのではないでしょうか。 でも入門者は使い慣れて、いずれ もっと広い画面が欲しいといいだすのは目に見えていますね。

ネット閲覧やメールだけで見ると、携帯電話と PC との中間に位置しますから、お手軽 PC と考えて、欲張らないのが懸命です。 いいものが欲しくなったら、オカネも奮発して いい PC を買いましょう。 それが欲求不満にならない秘訣です。

PC とは思わず、別な意味で画面の広い (通話できない) 携帯電話と思えばいいのかも。 表示文字も細かそうですから、お爺さんお婆さん向きではありません。

Eee PC の思い切った構成__ HD を略して、SSD (Solid State Disc) だけにした戦略は当たりましたね。 これでフラッシュ PC の元祖といわれるようになるでしょう。

そして、日本メーカーはこの数万円の格安 PC ゾーンへの参入には慎重のようですが、今や PC は日用品で、国内外メーカーの差はなく、市場は正直ですから、このゾーンは近い将来一つの勢力を占めるでしょう。 参入に及び腰なんていっていたら、市場に逃げられてしまいますよ。

以上


※追加1_ 好調なミニノートの代表格が台湾メーカー、アスースの Eee PC。 日本で今年1月、4.98万円 で発売したところ、3日間で1万台が売り切れた。
 
量販店が通信会社との契約を条件に 100円 で入手できるキャンペーンを行ったことでも話題になった。 7月に発売した 5.98万円 の上位機種も好調で、調査会社 BCN のノート PC 実売ランキング (8月17日~23日) では、ベスト10の8位 (黒色) と9位 (白色) に入った。
 
アスース・ジャパンのマーケティングコーディネーター、陳巧玲さんはミニノートについて「利幅は大きくないが、新しい市場をつくる」とみており、「シリーズ全体で国内月5万台の販売を目指す」と強気だ。
 
アスースがネット利用に特化しているのに対し、HP が6月に発売した「HP ミニ」は「メーンの PC として使えるフル機能」(日本 HP モバイル&コンシューマビジネス本部の菊地友仁氏) が自慢だ。
 
価格は普及機種で 5.985万円。 10万円台 から 20万円 以上する従来のノート PC と比べてはるかに安い。 菊地氏は「売れ行きは想定以上。 出荷してもすぐなくなる」とうれしい悲鳴を上げる。
 
中国・レノボや台湾・エイサーも参入を決定し、米デルも参入の意向を示すなど活況を呈しているが、日本メーカーの動きは鈍い。

比較的積極的なのが富士通で、今秋にも香港や中国などアジア市場でミニノートを投入する予定。 日本市場については「サポートやソフトの充実を求める人が多く、安いというだけでミニノートを買うと (物足りなさに) 驚いてしまうかもしれない」(広報 IR 室) と慎重だ。

NEC は「新たな市場活性化につながるのではないか」(コーポレートコミュニケーション部) としつつも、参入については「検討中の段階」。 ソニーは「検討しているが、確定しているものはない」(広報センター)。 ノート PC の老舗、東芝は「検討に入っているのは事実だが、時期など具体的なことは決まっていない」(広報室)。

日本メーカーの及び腰について、外資系メーカー関係者はこう解説する。
 
「20万円 以上する高機能のノート PC は利幅が大きく、日本メーカーのドル箱。 そこに低価格のミニノートを投入すれば、食い合いは避けられない」
 
ある日本メーカーの関係者は「ミニノートの低価格にノート PC が引っ張られて値下がりすることが目に見えている場合は、参入しないという選択肢もある」と明かす。
 
米調査会社ガートナーによると、ミニノートの世界出荷台数は09年に08年見込みより 54% 増えて 800万台 に達する見通し。 この伸び率は PC 市場全体の4倍だ。
 
先の外資メーカー関係者は「手をこまねいていても市場を奪われるだけ」と指摘する。 日本メーカーは大きな決断を迫られそうだ。
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※追加2_ Eee PC 701 SD-X は、従来製品「Eee PC 4G-X/4G-XU」の後継モデルで、仕様を強化した上で価格を1万円下げている。 主な変更点は、(1) Cドライブとして使われる内蔵 SSD 容量を 4GB から 8GB に増やした、(2) 30GB の外付け HDD を添付した、(3) バッテリー駆動時間を 3.2時間 (4G-X) / 3時間 (4G-UX) から 3.7時間 に延ばした、(4) 実勢価格を 4.98万円 から 3.98万円 に下げた――など。

CPU は 4G-X/4G-XU と同じく、超低電圧版 Celeron M 353 を、本来の動作周波数である 900MHz から 630MHz に落として使用している。 メモリーは 512MB。 液晶ディスプレイは7型横長で、解像度は800×480ドット。
 
Eee PC 900-X は、中位モデルという位置付けで追加したもの。 海外で発売済みの「Eee PC 900」に準じた仕様となっている。 上位モデル「Eee PC 901-X」との違いは、(1) CPU が Celeron M 353 の 630MHz 駆動品である、(2) 内蔵 SSD モジュールが1個で容量が 16GB である、(3) 無線 LAN が b/g のみで Bluetooth モジュールを搭載しない、(4) 4セルのバッテリーパックを採用し 4.3時間 駆動である、(5) 重さが 0.99kg である――など。

メモリーは 1GB。 液晶ディスプレイは8.9型横長で、解像度は1024×600ドット。 なお、701 SD-X、900-X とも、プリインストール OS は Windows XP Home Edition (SP3) である。 Linux 版は用意していない。
 
同社は併せて、Eee PC のデスクトップ版である「Eee Box」を9月13日に発売する。 予想実勢価格は 4.48万円 前後。 Eee Box は、6月に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2008」で披露され話題となっていた製品であり、今回投入する「Eee Box B202」が国内では最初のモデルとなる。 CPU は Eee PC 901-X と同じAtom N270 (1.6GHz)。 メモリーは1GB。

SO-DIMM 規格のスロットを2個備えており、出荷時に使用中なのは1スロットのため、既存のメモリーを取り外すことなくメモリー増設が可能だ。 HDD は 5400rpm 品で、容量は 80GB。 LAN、無線 LAN (b/g)、USB×4、メモリーカード (SD / メモリースティック)、

DVI-I などのインタフェースを備える (DVI-アナログ RGB の変換ケーブルを添付)。 外形寸法は幅 26.9×奥行き 222×高さ 178mm、重さは 1.16kg。 プリインストール OS は Windows XP Home Edition (SP3)。
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※追加3_ ASUS を追撃すべく、6月下旬に 5万9850円 の低価格ミニノート PC を発売した、PC 世界シェア首位の米 HP も、初回出荷分の数万台を即日完売。「予測を上回る引き合いに供給が追いつかない」(菊地友仁・日本 HP モバイル&コンシューマビジネス本部プロダクトマネージャ) 状態が続いている。
 
7月下旬に1ヵ月ぶりに販売を再開したものの、またもや即日完売となり、依然として入手が困難となっている。
 
ノート PC では HP に次いで世界シェア第2位の台湾エイサーは、6月からアジアや北米、欧州で低価格ミニノートPCを投入。 日本でも8月中旬に発売する。 販売予約はすでに 2500台 を超している模様だ。 当初、08年の全世界出荷台数は 500万台 を見込んでいたが、7月末時点で 700万台 に上方修正、「まだまだ増える可能性がある」(瀬戸和信・日本エイサー事業推進部マネージャー)。
 
PC 世界シェア第2位の米デルも、「多様化するニーズに合わせて他社より数多くのラインナップを投入する」(藤井秀紀・デルジャパンコンシューマ事業本部マーケティング部長) 予定で、年内にも参入する。
 
海外勢だけではない。富士通も、この秋からシンガポールや香港で5万~6万円のミニノート PC を投入する。 ソニーも市場参入を表明している。
 
これらメジャーブランドのほかにも、台湾の ODM (相手先ブランド名で販売される製品の設計製造) メーカーが続々と自社ブランドを冠した製品を発売しており、参入メーカーは20社に達する勢いだ。 まさに一大ブームである。

■ 大手の隙間を縫い、市場を席巻した ASUS の脅威!■
いったいなぜ今、低価格のミニノート PC 市場が、かくも盛り上がっているのだろうか。

$500 以下のノート PC というのは、「ニーズがあるはずなのになかなか参入できない市場」(浅野浩寿・IDC ジャパン PCs シニアマーケットアナリスト) だった。 各社とも、一家に1台から一人1台へと PCの普及を加速させるためには、価格を抑えた PC の投入が不可欠だとわかってはいたが、既存のラインナップとの食い合いになりかねないとの懸念から、なかなか踏み出せずにいたのだ。
 
だが、先陣を切った ASUS は、そもそも世界屈指のマザーボードメーカーであり、ODM ビジネスが主で、自社ブランドの製品はさほど多くない。 他の PC メーカーのように既存のラインナップとのしがらみに縛られることなく、思い切った決断ができたのである。

こうして投入された同社の $299 のミニノート PC は、わずか8ヵ月あまりで、全世界で累計 250万台 の販売を達成、空前の大ヒットとなった。
 
そもそも、画面サイズが10インチ以下のミニノート PC は、日本メーカーの牙城だった。 得意の小型・軽量化を製品の「付加価値」と位置づけ、小さくするほど価格を高くする戦略で市場を独占してきたのだ。
 
ところが、ASUS、HP、エイサーなどの海外勢は、「戦う土俵を変えた」(日本 HP・菊地氏)。 製品を小さくしつつ、機能を削ぎ落とすことで、価格を引き下げたのである。 この発想の大転換が、潜在ユーザーを掘り起こした。
 
加えて、「景気減速で消費者が価格志向になっていることも、低価格ミニノート PC 市場拡大の追い風となっている」(氷室英利・米ディスプレイサーチディレクター)。 下のグラフで示したように、昨年 72万台 弱だったミニノート市場は、今年は 1300万台 強と 20倍 近くまで拡大すると見られている。 ノート PC 全体に占める比率も 9% に達する見込みで、PC 市場において一定の地位を占めることは間違いない。
 
ノート PC に特化している東芝も参入がうわさされており、「今後1年以内に、ほぼすべての主要メーカーの製品が出揃う」(IDC・浅野氏) ことになるだろう。

■ 魔法の杖か両刃の剣か? 低価格PC競争の「危うさ」 ■
新たな市場の創出で活況にわく PC 業界だが、既存のノート PC 市場との食い合いは避けがたい。 今のところ、どちらの市場も順調に拡大しているが、そもそも境界があいまいであり、いつ食い合いが始まってもおかしくない。
 
たとえば、他社との差別化を狙って低価格 PC を高性能化すれば、既存のノート PC の一部を駆逐する可能性もある。 機能・性能と価格のさじ加減次第では、製品の売り上げ構成が利幅の薄い低価格モデルに一気にシフトし、事業収益が悪化することもありうる。 じつに危ういバランスの上に成り立っているのだ。 つまり、低価格ミニノート PC 市場は、潜在ユーザーを掘り起こす「魔法の杖」であると同時に、自分の首を締める「両刃の剣」にもなるのだ。
 
相次ぐ大手の参入で競争が激化しつつあるこの市場で、生き残るカギは3つある。
「最も重要なのはコスト競争力」__。 各社の見方は一致している。 低価格であるぶん、通常のノート PC よりさらに利幅が薄いため、「そうとうの数を売らないと利益が出ない」(三竹兼司・富士通パーソナルビジネス本部パーソナルマーケティング統括部長)。 まさに体力勝負の世界である。
 
次に、ブランド力も必要だ。 ほとんどの PC メーカーは、低価格ミニノート PC の設計・製造を台湾の ODM メーカーに委託しており、価格や性能面での大きな差別化は難しい。 上表で示したように、外観のデザインを除いて、各社の性能や価格は似たり寄ったりだ。 今後、ブランド力に劣る中小メーカーが淘汰される可能性は高い。
 
販売チャネルも非常に重要になってくる。 低価格 PC はそもそも、気軽にインターネットやメールを楽しむコンシューマーをメインターゲットに置いている。 そうした顧客層が PC を購入するのは、家電量販店や専門店などの小売り (リテール) チャネルが圧倒的に多い。 ここをいかに押さえるかが勝負となる。
 
新市場における勝敗のポイントは明らかだ。 事業規模に勝り、リテール販売にも強い HP やエイサーなどの優位は動かない。 上位メーカーの寡占化が進むだろう。

一方、「付加価値戦略」に慣れ、機能を削ぎ落として価格を引き下げることが苦手な日本勢の苦戦は必至だ。 低価格ミニノート PC 市場での勝敗は、早晩決着がつく。
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※追加4_ PC 世界3位の台湾エイサーは10日、新製品「アスパイア・ワン」を8月中旬に発売すると発表した。 ネット閲覧やメール向け機能を搭載したB5サイズで、重さ 1.1kg。 女性のバッグにもすっぽり入る。 市場価格は 5.48万円 前後となる見込み。

「携帯電話より操作性が高く、普通のノート型より持ち運びやすい PC」を目指したという。 同社日本法人のボブ・セン社長は「2年前から開発を進めて完成度を高めた」と、月2万台の販売目標を掲げる。

低価格の超小型 PC では、やはり台湾のアスーステックコンピューターが Eee PC を実勢価格5万円前後で1月に発売し、店頭で品切れの大人気となった。 Eee PC は小型軽量の半導体メモリーを記録媒体に採用、重さ 1kg を切る。

一方、持ち運びで求められる頑丈さを売りにするのが、HP だ。 先月末発売した実勢価格6万円弱の製品は、本体にアルミやマグネシウムの金属合板を使った。

調査会社の BCN によると、画面10型以下の平均価格は1月に 6.3万円 だったが、6月には 5.7万円 に下落した。「アスースのヒットが大きな要因」(BCN) とみる。

PC の世帯普及率が飽和状態とされる中、低価格パソコンの人気は2台目需要の開拓に成功。 アスースは11日に新製品を発表する予定で、当面海外メーカーの動向に目が離せない。

以上

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