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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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孤独な容疑者の乱射事件

2007年04月19日 | 事件事故の多い世
「米大学乱射 教官や同級生の不安的中」(4月19日 産経新聞)_バージニア工科大学で、犠牲者32人という米史上最悪の銃乱射事件を引き起こした韓国人学生チョ・スンヒ容疑者 (23) は、寡黙で話し相手もいない学生だった。 同級生や教官は授業で発表された演劇脚本の中に内面に潜む凶暴性を感じ取り、ストーカー行為を受けた女子学生は通報。 警察も一時チョ容疑者に接触していたにもかかわらず、誰もチョ容疑者が大量殺人へと向かうのを防ぐことはできなかった。

チョ容疑者の鬱屈した感情に同級生らは危機感を抱いていた。「孤独を好み 暴力に取り憑かれ、深刻な性格的問題を抱えている。『スクール・シューター』の典型と合致していた」

英文学専攻のチョ容疑者が戯曲の授業で発表したという2本の演劇脚本は、「悪夢」(元同級生) に満ちていた。 ハンマーや電動のこぎりを持ち出す場面や、「先生を殺したい」といった凶暴な言葉が続いた。 同級生らは「乱射事件でも起こすのではないか」とささやき合った (※追加1へ続く) 。
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「時が訪れたので私はやった」(4月19日 産経新聞)_実行犯のチョ・スンヒ容疑者が、犯行に関する心境を述べたビデオなどを米NBCテレビ (本社ニューヨーク) に郵送していたことが18日、明らかになった。 小包は犯行当日の16日に 学生寮での最初の銃撃後に投函されており、凶行の合間にメディアに存在誇示を図った異常な行動が米社会に衝撃を与えている (※追加2へ続く) 。
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容疑者が報道機関に様々なものを送って、自分の行動を正当化しようとしているのは、米日発砲事件で共通しています。 これは、自分の行為が異常なものでなく、やむにやまれぬものだと主張したいことから行っているのでしょう。

つまり、自分は正常だといいたい訳で、このこと事態がもう異常なことなのです。 自分のこれから取る行動が異常だと気付く人は、当然そのような行動は起こさないでしょう。 ではそんな異常な状況に彼らを追い込んだものは何なのでしょう?

人間、誰しも自分の要求や願望が 100% 満たされることはありません。 試験で100点満点を取りたいと思っても、スポーツで世界記録を塗り替えたいと思っても、収入の多い地位に就きたいと思っても、全ての人が達成できる訳ではありません。 こじん個人の能力/努力に見合った結果が出てきますね。 それを良しとするか、不満とするかで満足度が違ってきます。

事件を起こした容疑者は恐らく、不満だったのでしょう。 オレはこんな扱いを受けるべき人間じゃない_もっと違った扱いを受けて当然だ_こんな扱いをするヤツラが悪い_だからヤツラへのオレの復讐は当然で正当だ__こんな具合に考えた結果、とった行動かも (全て私の推測です)。

行動を取る前に、親身になって相談する人が回りにいたら、「そんな風に考えてはいけない/もっと別の対処の方法があるか一緒に考えてみよう」となって、惨劇が回避されたかも知れません。 その上で、「あなたの要求は全ては通らないが、半分か四分の一はかなえられそうだ/別の形で報われそうだ/今回は無理だったが また別の機会にトライしてみよう」など、一人では無理だったことが違う形で実現したかも知れません。

相談できる友人を持つことが大事ですね。 同年代であれ、年上であれ、親であれ どのような人でも構わないでしょう。 米乱射事件の容疑者は孤独だったと報道されています。 人間は社会的動物ですから、一人では生きていけないのです。 そのためには、積極的に他人と話し 協調し、我慢する所は我慢し、ストレスを上手に自己管理していかなくてはなりません (ストレス管理がうまく行かなくなると、体に変調を来します)。     以上


以下は興味ある人のみ お読み下さい。

※追加1_韓国生まれのチョ容疑者は1992年、8歳のときに家族と渡米した。 同年、ロサンゼルスで黒人にリンチを加えた白人警官に対する無罪評決を引き金に暴動が起きる。 韓国系移民も巻き込まれたこの人種間対立が、チョ容疑者の人格形成に何らかの影響を及ぼした可能性も指摘されている。

同大の学生寮の自室には女子学生や裕福な大学生らに対する罵りの言葉を書き殴ったメモが残され、「おまえたちがおれをこうさせたんだ」と今回の犯行を暗示するような表現も見つかった。

捜査当局によると、チョ容疑者は犯行に使った拳銃2丁を州内で合法的に調達、1丁は2月9日に入手しており、犯行は2カ月以上前に計画されていたとの見方もある。 銃の製造番号は消されていた。 犯行2時間前に会ったルームメートは「普段と様子は変わらなかった」と証言、現場でも冷静に引き金を引いていたという。
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※追加2_NBCによると、同社に小包が届いたのは17日午後で、18日午前に開封された。 大学のあるブラックスバーグの郵便局から送られ、事件当日の午前9時1分の消印があった。

チョ容疑者をめぐっては、学生寮で午前7時15分ごろ最初の銃撃事件を引き起こしてから、同9時過ぎに授業の行われていた教室棟を襲撃するまでの足取りが分からず、「空白の2時間」として捜査当局が聞き込みを進めていた。

小包にはCD-ROMに収められたビデオや、犯行に使われた拳銃を構える容疑者自身の写真、心境などをつづった文書が入っていた。

放映された駐車中の車内で撮影されたビデオで、チョ容疑者は「時が訪れたので私はやった。 そうしなければならなかった」と述べるなど、動画は学生寮での最初の犯行後に撮影されたことを示唆する内容だった。

ほかのビデオでは、「俗物め。 金のネックレスでは不足だろう。 君の信託基金も不足だ」などと、裕福な人々を憎む気持ちを述べていた。

こうした感情は、学生寮の自室に残されたメモにもつづられており、犯行の動機を解明する手がかりとなりそうだ。

NBCでは、声明でこの小包を米連邦捜査局 (FBI) に任意提出したことを明らかにし、「捜査当局に対し全面的に協力する」と述べた。

一方、CNNテレビによると、チョ容疑者は女子学生へのストーカー事件や自殺願望が判明した05年に、バージニア司法機関によって危険性を伴う心理的な疾患と判断され、地元施設で治療を受けていたことも分かった。

以上

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