ヤッセンボの七目八目 (By 鈴木ジョージ)

情報・通信の世界に半世紀以上います。擬科学の横行には??です。世情の動きにも切歯扼腕することがあります。

かつて、大蔵省へ説明に行った - 研究費は簡単には手にできない!

2018-03-18 09:48:01 | Weblog
郵政省の研究所に居た。研究を卒業して、研究管理に移ってから、大蔵省・科学技術庁・文部省・人事院・・と縁があった。

各省とも、研究所が直接大蔵省へ説明に行かない。ただ、郵政の担当から、技術的なことなので直接説明しろとのことがあった。

研究所側は、部長・課長で、学者でもある。大蔵省側は、郵政係の係員である。丁重にご説明するが、研究の内容理解は?である。ただ、目的・行政への貢献、効果・影響などと、経費の説明を求められる。ポイントの理解と、矛盾点の指摘はさすがだった。

“この実験に従事する人数をx人に減らせ、実験の日数をy日に減らせ・・この研究はする必要がないだろう。”の指示がある。予算を減らすための手段で、空しい交渉だった。
 
結論は、だいたい前年度なみの予算になる。大蔵が認めなくても、必要な研究は、経費をやりくりして行うことになる。
今は、国立研究法人になり、研究の自由度には、格段の差がある。
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