「オレになぁ、ドスが一本あったら、ケニアのジャングルに行って暮らしたいわ、ドス一本でいきていけるんや、ケニヤなら!」
大江健三郎が神戸で少年の口から聞いた言葉だ。
少年はどんな情報を聞いてケニヤに自分の未来を重ねたのだろうか。
生涯の間に小さな神戸から一歩も外に出ることがないかもしれない少年の言葉に大江は社会に期待されるよき優等生にはない本来の若者らしさを見る。
ヒトコトでいえば自由の感覚と抵抗精神に富んだ彼らには、一方の優等生と同じように大きな期待がかけられ社会に育てられるべきだと思うが、現実がそのようになっていないのは今も昔も同じか。いや今の状況は一方がより排除される構造が強固になっている。近時流行の ニート やフリーター オタクもそうかもしれない、これらの言葉によってくくられるものたちは、そのもののままとしての存在としては肯定されない。
自由を求める存在としてのもの達を肯定できない社会はいつか自由に仕返しされる。
JOHNY
大江健三郎が神戸で少年の口から聞いた言葉だ。
少年はどんな情報を聞いてケニヤに自分の未来を重ねたのだろうか。
生涯の間に小さな神戸から一歩も外に出ることがないかもしれない少年の言葉に大江は社会に期待されるよき優等生にはない本来の若者らしさを見る。
ヒトコトでいえば自由の感覚と抵抗精神に富んだ彼らには、一方の優等生と同じように大きな期待がかけられ社会に育てられるべきだと思うが、現実がそのようになっていないのは今も昔も同じか。いや今の状況は一方がより排除される構造が強固になっている。近時流行の ニート やフリーター オタクもそうかもしれない、これらの言葉によってくくられるものたちは、そのもののままとしての存在としては肯定されない。
自由を求める存在としてのもの達を肯定できない社会はいつか自由に仕返しされる。
JOHNY