洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

単語の意味、カギは文の流れです!⑦ ( jitters - THE WORLD ALMANAC FOR KIDS 2013 より-)

2016年08月22日 | 洋書の読み方

みなさん、こんにちは!

今回は久しぶりにTHE WORLD ALMANAC FOR KIDS 2013の表現を使って、

文脈で読むコツをご紹介します。

 

THE WORLD ALMANAC FOR KIDS はネイティブの子供向けに出版されている

色々な情報が基本単語で書かれている本です。

例えて言うなら、カジュアルな百科事典のような本で、細切れ時間にパラパラとめくって読むと楽しいです。

 

今回ご紹介する英文はその本の色々な情報の中から、

どうすれば学校の課題が上手くできるかというテーマで、

課題に取り組むためのちょっとした秘訣が紹介されている

HOMEWORK HELPのコーナーにあった

難しいテストでいい点を取るコツが紹介されている記事からの引用です。

 

記事のタイトルはThose Tricky TESTS

直訳は「あの難しいテスト」ですが、コーナーの記事の見出しの文ですので

超意訳すると、「あの難しいテストでいい点を取るために」と言っていると思います。

 

そして、今回は、その中の

GETTING READY(準備しよう!)の小見出しが付いた記事からの引用です♪

 

この記事、GETTING READYの小見出しの下に、

準備すること、それがどうして大切か、ということについて簡単に説明されているのですが、それがこちら ↓

Being prepared for a test can relieve some of your jitters and can make test taking a lot easier!

Here are some tips to help you get ready.

 

今回何故この文章をご紹介しようと思ったかと言いますと、

黄色で印をつけたjittersという単語の意味を

私はこの記事を読むまでは知らなかったからです。

な、なんと!!(^-^)

ですが、流れで読んだら、問題なく意味が掴めます。

 

 

この英文を読む時に重要なのは、

テスト対策がテーマであること、

テストの準備が何故重要なのかが挙げられている文であること

この2つのポイントを忘れないことです。

 

ここでちょっと豆知識ですが、

 

見出しのget prepared は get の性質から、

【準備できていない状態から準備できた状態へと変わるその変化の瞬間】が表されている表現で

本文出だしのbe prepared は beの性質から

【準備できた状態になっていること】 が表されています。

そしてどちらも「~なこと」と名詞の役割を果たせるようにingが付けられています。

 

前半のBeing prepared for a test can relieve some of your jittersの部分、

主語はcanの前までです。

relieveは「~を和らげる、安心させる、楽にする、(圧力など)を軽減する」という意味です。

さて、ここまでの手掛かりでこの前半の部分の意味はどうなるでしょうか?

 

Being prepared for a test can relieve some of your jitters

【テストに対して準備が出来ている状態でいることは、あなたのjittersをいくらか和らげる】

※意訳にすればもっと自然な訳ができますが、ここは続きの都合で、直訳調の訳にしています。

 

jittersとは何か??

準備したらどんな状態になるか???

そもそもテストとは私たちにとってどんなものであるか。

そして、逆に準備していないとどうなるか??などなど、

知らない単語に出会ったら、辞書に頼る前に、

話のテーマ、前後の流れ、この記事が誰に向けた、どのような効果をもたらすためのものなのかを

先に考えて、意味を想像してみることが大事です。

慣れてくると大抵の場合はそれで意味が正しく想像できるようになります。

そうして予測を立てた後にそれでも気になる単語だけ辞書で引くようにすると

より一層その単語の意味が記憶に残りやすくなります。

 

jittersから少し離れましたが、

元に戻って、想像をすると、準備することで何が和らぐか、軽くなるか、

しかも、直前に”your”とあります。

your jitters あなたのジターズ???

音からも想像するにジタバタする感じ?何故ジタバタするか???

あ!心配だから?!


つまり、


jitters「不安な気持ち」?!となりませんか?

 

ここまで想像したところで英英辞典のjittersの定義を見てみますと、、、

feeling of being anxious and nervous, especially before an important event or before having to do sth difficult

(オックスフォード現代英英辞典より)

※sthはsomethingの略です

※anxious =feeling worried or nervous

 

feeling of ~で「~の感情」となります。

(心配や緊張している気持ち、特に大事なイベントや何か難しいことをしなければならない時それを行う前に感じるもの)

ということは、引用文のjittersはまさしくテストのことを考えて不安で緊張している気持ちですね!

 

分からない単語に出会った時に、その単語にとらわれて、

前後の流れも忘れてしまって、そこから先が読めなくなってしまうのはもったいないです!

 

前後の流れに必ずヒントがあります。それをまた少しずつお伝えしていきたいと思いました。

 

続きはまた次回♪

 

 

 

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ゆっくりハリー・ポッター(17) Part③ Self- を使った表現

2016年08月01日 | ゆっくりハリーポッター 

みなさん、こんにちは!

7月中は色々と用事が続いてなかなか更新できずにいましたが、

今月から出来るだけコンスタントに更新したいと思います。

またよろしくお願いします:)

 

さて、今回は前回、前々回からの続き、

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLING

第五章にあったcauldronの宣伝文句、self-stirring の応用編

"self-"を使った表現をご紹介します。

 

self-を使った表現で皆さんに一番馴染みがあるのは、

カタカナにもなっている、self-service(セルフサービス)だと思います。

self-serviceと聞いて思い出すのは・・・

レストラン、ガソリンスタンド、コインランドリーなどなど色々ありますが、

 

今回はその中からガソリンスタンドについてTripAdvisorという旅行に関するサイトで、

ある投稿者の方が「オレゴンを旅した時に自分で入れられるガソリンスタンドを一つも見かけなかったのだけれど、どうして?

(他の州ではセルフのガソリンスタンドが一般的なのに)オレゴンではアテンダント(従業員)を配置することが法律で決まっているの?

それともオレゴン州はそういう習慣なの?」と質問しているページを見つけました。

 

実際のページはこちら↓です。

Self service gas stations? 

※ガソリンスタンドは英語では gas station(米)petrol station(英)と言います。

オレゴン州にはセルフのガソリンスタンドがない?!セルフのガソリンスタンドが多いアメリカなのに?!へぇ!それは面白い!と思い、

少し調べてみましたら、オレゴン州とニュージャージー州ではお客さんが自分でガソリンを入れることは、健康上、安全上の理由から、

法律で禁止されているそうです。

 

これに関して詳しく書かれているサイトも色々ありましたが、その中でもこれは面白いかもしれないと思ったものを一つご紹介します。

Why you can't pump your own gas

このサイトに書かれている文章にもいろいろと面白い表現があり、できたらすべてご紹介したい所ですが、

そうすると今回はガソリンスタンドネタだけで終わってしまいそうですので

次回以降チャンスがあればご紹介したいと思います。このサイトで使われている表現はそれまでお楽しみに♪

 

self-を使った表現、色々考えて、こんなのはまさかないよね~と念のため調べてみたらありました!

dryとセットにしてself-dry、自動で乾く、勝手に乾燥する、です。

そしてこれに関しても興味深いサイトを見つけましたのでご紹介します。それがこちら↓

This Self-Drying Jacket Is Straight Out of 'Back to the Future'

self-drying jacketです!!!


しかも、このタイトル。


「この自動乾燥機能付きジャケットは映画バックトゥザフューチャーからまさに飛び出してきた!」

 

 
商品の写真の下についているコメントがこちら↓
 
This "Back to the Future"-inspired jacket dries itself from the inside out.

Credit: Falyon Wearable Tech


Falyon Wearable Tech(注:会社名)によると

この”バックトゥザフューチャー”にアイデアを得たジャケットは内側から外に向かって自動的に乾くそうです。


記事の本文からの引用を少しご紹介します♪

 

Falyon said it takes about 1 or 2 minutes to dry out the jacketafter you get caught in the rain, for example —but the battery can run the systems for up to 30 minutes.

(Falyon社によると、例えば雨に濡れた後、1~2分でジャケットが完全に乾くそうです。しかしながら、バッテリーが持つのが最長で30分くらいだとか。)

 

 

【self-】どんどん広がっていきますが、今回はこれで終わりにします♪

 

最後に、アマゾンで、Self-stirring cauldron 自動でかき混ぜる(自動かくはん)大釜ならぬ、

self-stirring mug(中に入れたコーヒーを勝手にかき混ぜてくれるマグカップ)が売られていました。

 

何でも自動化するな~と感心します。

 

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