洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

本日のレッスンより make を使った表現

2015年08月31日 | 英語表現

こんにちは!

今回は今日久しぶりにレッスンで使用したTIME FOR KIDS ALMANAC 2014より

makeを使った表現をご紹介します。

 

※ALMANACとは「年鑑」という意味です。

毎年その年に起こった主な出来事や歴史のことなどが一冊の雑誌になって

発表されます。そして"for kids"とあるように子どもに向けて書かれているものが

分かりやすく、英語だけではなく他の知識も得られるので私は特に気に入っています。

 

今回ご紹介する表現は

このALMANACのKITCHEN SCIENCE のコーナーの

小見出しにあった文章です。

 

WHAT MAKES POPCORN POP?

WHAT MAKES MILK TURN SOUR?

WHY DO ONIONS MAKE US CRY?

 

この三つの表現に共通しているもの、

それは「主語+make+名詞+動詞の原形」の構文です。

この構文は「主語が名詞に動詞の原形の動作をさせる」と訳します。

一つ目と二つ目の文章の主語はwhatです。

what は「何」ですので「何が~」と訳します。

まとめて訳すと、

一つ目は

「何がポップコーンをpop(=はじけ)させますか」です。

二つ目は

「何がミルクを酸っぱくさせますか」となります。

turnはchangeと似た意味でもよく使われます。

 

三つ目の文章は

whyの出だしですので「何が」ではなく「何故」ですね。

そしてこの文章の主語はonionsです。

まとめると

「どうして(=何故)玉ねぎは私たちを泣かせるの」

≒「どうして玉ねぎを切ると涙がでるの?」となります。

「切る」は英語には出ていませんが、

入れると自然な日本語になりますので

理解する時は入れて受け取っても大丈夫です。

 

この雑誌では

それぞれの見出しの後にその理由の解説がついていました。

ちなみに玉ねぎはユリ科の植物に属していて

ユリ科の植物が持っている性質によるものだそうです。

知っていること(ここでは玉ねぎ)の知らないこと(涙が出る理由)を

英語で読むと常識と想像力の両方を使って読む、

いい練習になるので時々こうして豆知識的な雑誌の読書もお勧めです。

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ゆっくりハリー・ポッター (5)can't とdon't

2015年08月29日 | ゆっくりハリーポッター 

こんにちは!

しばらくレッスン準備で毎日忙しくしておりましたため、

ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいましたが

やっと少し落ち着きましたので

今回からまた少しずつ定期的に更新したいと思います。

 

復活第一回目は、

久しぶりの、ゆっくり(すぎる!)ハリー・ポッター、第五弾、

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone

(J.K. ROWLING 著)より

can't とdon't そしてmean を使った表現をご紹介します。

 

両親を失ってしまった幼いハリーを預けるために

Durselyさんのところへハリーを連れてきたと話すDumbledoreさんに

Professor McGonagallが言った言葉に登場する表現です♪

 

まずはそのハリーを連れてきたと話す場面より引用します。

Dumbledore:

'I've come to bring Harry to his aunt and uncle. 

They're the only family he has left now.'

(ハリーを彼のおじさんとおばさんのところに連れてきた。

彼らはハリーに残された唯一の家族だから。)

 

それを聞いたProfessor McGonagallが

'You don't mean - you can't mean the people who live here?'

と返します。

 

動詞で使われる mean は「~を意味する」という意味です。

そこから、その人がその発言を通して伝えたいことも含まれます。

例えば、何かを言って、その後に I mean it!と言ったら

『私はそれを意味しています』つまり『それは本当のことだ』という意味になります。

 

相手の話が良くわからない時に

What do you mean? と言うとより分かりやすくそのことを話してもらえます。

そして自分の論点が長く話すぎて伝わりにくくなってしまった恐れがある時、

I mean と一言添えて、その後にもう一度伝えたかったことを

分かりやすく言いなおすと言いたいことがより伝わりやすくなります。

 

今回の引用文を改めて見てみます。

 

You don't mean - you can't mean the people who live here.

 

meanの後の部分 the people who live here は『ここにすんでいる人たち』と言う意味です。

hereがイタリック体になっているのは強調するためです。

can'tも同じく強調のためにイタリック体になっています。

 

今回ご紹介する表現のポイントとなります

don't と can'tですが、

don't は 単に『しない』ということを伝えています。

can は【何かが可能であること、できること】を伝えます。

can't と否定で 『できない』という意味になります。

 

まとめると・・・

 

出だしのYou don't meanで『違いますよね?』と言いかけた後、

you can't meanと言いなおし『それはだめだ!』と言いなおしています。

 

つまり、

「ま・・・まさかここにすんでいる人たちのことじゃないですよね!」

 

本文ではその少し後に

'Dumbldore - you can't. ・・・'と続きますので

そこのyou can'tも訳してみますと、

「ダンブルドア、ここの人たちは無理ですよ。・・・」というような感じで

続いて行きます。

 

don'tは「しない」 can'tは「できない」となりますから

例えば、I don't drink. と I can't drink. (※drink単独で使う時はお酒の話)では

前者は、飲めるけど飲まない。

→話者の意志や単なる否定。

後者は、飲みたくても飲めない。

→体が受けつけない、もしくは、ドライバーの方などになりますね。

 

don't とcan't が一つの文に並べて書いてあったので

面白いなぁと思いました♪

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