今回は塚口カルチャーセンター TOEIC対策講座 上級クラスで現在取り組んでいる洋書INFERNO by Dan Brownより
使える英語表現をご紹介します。
今回紹介する表現は、主人公ラングドンのジャケットに入っていた謎の筒状の物体に付いていた危険物を示すシンボルについてラングドンが思いを巡らせるシーンにありました。
それではここから引用です♪ 色々と難しい単語が入っていますが、おススメ表現は下線部ですので、難しい単語は気にしないで下さい。
As a student of iconography, Langdon knew that precious few images had the power to instill instantaneous fear in the human mind. . . but the symbol before him definitely made the list.
Langdonは象徴学(iconography)を研究していますので、人の心に即座に恐怖を抱かせる力を持っている象徴がごく僅かだけ存在することを知っていました。そんな彼がその物体に付いていた象徴を見た時に、but the symbol before him definitely made the listと思うのですが、
このmake the listとはどういう意味でしょうか。
直訳すると「リストを作る」ですが、【彼の目の前にあるその象徴はまさにそのリストを作る】とはどういうことか。
それが、【そのリストを構成する】つまり、【そのリストに載っている】となります。
ということは、さらに意訳すると、【その一つ】となります。
ということで、"謎の物体に付いているシンボル、これは、まさに人に即座に恐怖を抱かせる象徴の一つだ!"とラングドンは思いました。
そして、それを思った後、彼の取った行動は・・・
His reaction was visceral and immediate; he placed the tube on the table and slid back his chair.
上記の文章、さっそくvisceralに引っかかって、分かる単語も分からなくなりそうですが、
大事な(そして面白いのが)のはその先です。
he placed the tube on the table and slid back his chair.
(彼はチューブ(筒)をテーブルに置いてイスをスッと後ろに引いた)
これ(この筒)はやばい!!と即座(immediate)に反応した様子が今にも目に見えるようで面白いなと思います。
そして、更にその様子を見ていたシエナ(ラングドンの命を助けて更に偶然彼と行動を共にすることになった女医さん)の反応も
なかなか面白いので、こちらも引用にてご紹介します。
Sienna nodded. "Yeah, that was my reaction, too." ( 頷きながら「そうね、私もそうしたわ。」とシエナは言った)
INFERNO、テーマがなかなか深刻ですが、表現がとっても味わいがあって面白いです。
なかなかボリュームがあるので、どうしようかな?と思いましたが、テキストとして取り組むことにしました!
そして、なんと、内容を確かめる課題のプリントを今回は英語で作成しています。
私自身にもチャレンジですが、取り組んで頂いている生徒さんにもまた一味違ったチャレンジとなり
更に力を付けて頂けるのではないかなと思っています。読了して頂くのが今から楽しみです
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