洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくりハリー・ポッター(17) Self-Stirring Cauldrons Part ①

2016年06月23日 | ゆっくりハリーポッター 

みなさん、こんにちは!

 

レッスン準備のためにまたまた久しぶりの更新になってしまいましたが、

今回は前回に引き続き、HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLINGより

使える表現を紹介します♪

 

今回の表現は、第五章でハグリッドに連れられて学校で必要になるものを買いに出かけたハリーが

魔法使いの商店街で見かけた、大釜屋さんの店先にあった看板に書いてあった言葉にあった表現です。

 

さっそく引用文を♪

 

と、その前に、『大釜』とは??

魔法使いが秘薬?を作る時に使うお鍋のようなものです。

ハリーポッターに出てきた表現によると、英語でcauldronと言うそうです。

ですがこの単語、魔法使いマニアでもない限り(?!)

そうそう日常的に使う単語でもありません。

 

ですので、cauldronとズバリ言えることはもちろん尊いことなのですが、

それよりも、その単語そのものズバリが言えない時こそ、

それがどのようなものかを説明できる力を持っていることのほうが大切です!

 

ということで、本文の引用をご紹介する前に『大釜』を伝える表現を考えてみます♪

 

『大釜』は『大鍋』のようなものだから、それを英語にして~

It's a big pot.

魔女がよく使うものだからその説明を少し足して~

It's a big pot wicthes use.

※名詞の後にすぐ主語動詞を続けると、その主語動詞がすぐ前にある名詞の説明になります。

例: the book I like (私が好きな本)

   the bag I bought yesterday (私が昨日買った本)

   the car he drives (彼が運転する車)、 などなど色々説明できます。

 

『大釜』の説明にもう一つチャレンジしてみます。

何か秘薬(特別な薬)を作るものだからその説明をも加えて、

They use the pot to make some special medicine.

 

ほんの一例だけでしたが、

もし知らなかった場合、辞書で調べて、

”cauldron”と一言で終わりそうだったところ、説明をしてみたら

たくさん言えました!

 

参考までに英英辞典を見てみますと、オックスフォード現代英英辞典のcauldronの定義には

a large deep pot for boiling liquids or cooking food over a fire

(火にかけて液体を沸かしたり食べ物を料理したりする大きな深い鍋)とありました。

 

この辞書の定義には【魔女:witch】は出てきていませんでしたが、

相手により正確なイメージを伝えるための具体例を入れて説明することはとても役に立ちます。

 

そして、辞書の定義はさすがに良くできていますので「火にかけて」の部分も表現されていますが、

自分で言うときに一番大事なのは『a large deep pot』と言えることだと思います。

 

ですが、さすがに、ここまで来たらなんだかcauldronが気になってきました。(^-^;)

ちなみに見た目はこんな感じです。

    ↓

What is a cauldron?

 

 

大釜が今回の一番おススメの表現かと思うくらい力説してしまいましたが、(^-^;)

今回のオススメの表現が入っている引用文はこちらです♪

※オススメは黄色で印をつけた部分です。 

 

The sun shone brightly on a stack of cauldrons outside the nearest shop.

Cauldrons - All Sizes - Copper, Brass, Pewter, Silver - Self-Stirring - Collapsible said a sign hanging over them.

 

やっといよいよ解説♪というところまできましたが、そろそろ明日の準備に取り掛からないといけませんので

オススメ表現の詳しい解説はまた次回お届けします(^-^)

お楽しみに♪

 

 

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そして今回はお知らせをもう一つ☆

遠方の方、スケジュールが合わない方にも、洋書を読めるようになって頂きたい!!

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ゆっくりハリー・ポッター(16) そんなに、こんなに!this と that

2016年06月12日 | ゆっくりハリーポッター 

 

みなさん、こんにちは!

 

今回は、ゆっくり(すぎる!)ハリー・ポッター 第十六弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLING より

「こんなに」を表すthisと「そんなに」を表すthatをご紹介します。

 

今回の表現は前回ご紹介したゆっくりハリー・ポッター(15)の”もっと~”を表す表現があった所の

少し前、CHAPTER FIVE Diagon Alley (第五章 ダイアゴン横丁)で、ハリーを連れて

これからハリーが学校で必要になるものを買いに出かけたハグリッドが途中で出会った

ホグワーツ魔法学校の先生にハリーを紹介するシーンの続きにありました。

 

兼ねてから魔法使いの世界で有名だったハリーと実際に言葉を交わして

震えていた先生の様子を見てハグリッドが、

'Told yeh, didn't I? Told yeh you was famous. Even Professor Quirrell was tremblin' to meet yeh -

mind you, he's usually tremblin'' とハリーに伝えます。

 

ハグリッドの言葉は少し(?!)クセがありますので、まずは分かりやすい英語に直しつつ、訳してみます♪

'Told you, didn't I? (な、言った通りだろう?)Told you you were famous. (君は有名だって)

Even Professor Quirrell was trembling to meet you - mind you, he's usually trembling.

(クィレル教授さえ、君に会って震えていたよ、まぁ、彼はいつも震えているんだけどね)

 

これを聞いたハリーがハグリッドに言った言葉が今回のオススメのthatが使われている表現です。

それがこちら ↓

 

'Is he always that nervous?'

 

☆今回のオススメ☆

 

名詞が後に続いていないところでthat が形容詞の前に付いている時、

そのthatは「そんなに、あんなに」という意味になります。

 

『名詞が後に続いていないところ』とは、例えば、

同じような表現でも、that nervous だけの時と、

名詞が続いてthat nervous studentとなっている表現では

それぞれ意味が異なります。

that nervous の場合は「あんなに緊張している」

that nervous student は「あの緊張した生徒」となります。

 

Harryの言葉は

Is he always that nervous? と nervous で終わっていますので、

訳すと

「彼はいつもあんなに緊張しているの?」となります。

 

 

このthisとthat、他にもこんな風に使えます。

 

「それはそんなに美味しいですか。」は

Is it that good?

「それはそんなに小さいんですか。」は

Is it that small?

「あなたの家はそんなに大きいのですか。」は

Is your house that big?

「あなたのお兄さんはそんなに働いているのですか。」

Is your brother working that hard?

「それはそんなに簡単なのですか。」は

Is it that easy?

あなたのかばんはそんなに重たいのですか。

Is your bag that heavy?

 

などなど、

色々活用できます♪

 

 

☆ that をthis に変えると「こんなに」と伝えられます。

 

「その問題がこんなに簡単だったとは」は

The question was this easy.

「そのスープがこんなに美味しいとは知らなかった。」は

I didn't know the soup was this good. 

 

 

☆このthis とthatは 副詞に付けてもOKです。

例えば、「そんなにゆっくり運転する必要はありません」は

You don't have to drive that slowly.

「そんなに早く到着する必要はありません」は

You don't have to arrive that early.

 

などなど、こちらも色々活用できます♪

 

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