洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

Amelia Bedelia より 前回の続き ~take と put を使った表現~

2015年06月30日 | 英語表現

みなさん、こんばんは!

 

今回は前回ご紹介したAmelia Bedelia by Peggy Parish の引用文より

take と put を使った表現をご紹介します。

 

(Ameliaさんがレモンメレンゲパイをオーブンから取り出したシーン)

She took the pie out of the oven

彼女はオーブンからパイを取りだした

and put it on the table to cool.

そして冷ますためにテーブルに置いた。

 

【take ~ out of 場所】で

「(場所)から~を取りだす」ということを表すことができます。

 

活用してみます♪

 

ペンがかばんに入っていて

そのカバンからペンを取り出したら

She took a pen out of the bag.

ある猫が箱に入っていて

その箱から猫を取り出したら

She took the cat out of the box.

カギがポケットに入っていて

そのポケットからカギを取り出したら

She took the key out of her pocket.

さらに、、She を I にかえると・・・

I took the key out of my pocket.

となります。

※過去形は主語が変わっても形は変わりませんね。

でも、代名詞(彼、彼女、私など)は主語に合わせて変える必要がありますね。

 

あるプロポーズの方法を相談する英語のウェブサイトに

こんなアドバイスがありました。

”ダイヤモンドの指輪を箱に入れて

その箱を開いて見せながら結婚を申し込むほうが指輪を手に持ちながら言うより

素敵だよ、But the main thing is YOU have to take it out of the box

and slide it on her finger!” 

(でも大事なところでは、あなたがその指輪を箱から取り出して

彼女の指にはめてあげないとだめだよ!)と。

 

確かに確かに!という感じです。 

※ちなみにYOUが大文字になっているのは

指輪を受け取る彼女、じゃなくてあげる側のあなたがするんだよ!

と強調するためです。

 

 

続いてput~on 場所 「~を(場所)に置く」を活用してみます。

引用文ではand で前の文と主語を共有していましたので、

まず変化させて

She put it on the table.とします。

この文章の意味は(彼女はそれをテーブルに置いた)ですね。

この型を活用してみます。

鍵をテーブルに置くと

She put the key on the table.

箱を床に置くと

She put the box on the floor.

グラスをカウンターに置くと

She put the glass on the counter.

 

ではこれはどういう意味でしょう?

She put the candles on the cake.

 

ろうそくをケーキに置く?

⇒ケーキにろうそくを立てる(!)になります。

 

put ~ on

on を in にかえると「~に入れる」という意味になります。

「彼女は財布をカバンに入れた」は

She put her wallet in her bag.

「彼女は消しゴムを筆箱に入れた」は

She put the eraser in her pen case.

 

ガソリンの入れ方を説明する英語のウェブサイトに

How to put gas in a car.という文章がありました。

 

「ガソリンを入れる」は

もちろん他にも色々言い表し方はありますが、

putを使った基本の用法で言えるということは

覚えておくと表現の幅が広がって便利です。

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「ちょうどいい」を表す英語

2015年06月29日 | 英語表現

みなさん、こんばんは!

今回は全回に引き続き I Can Read! シリーズ 

Amelia Bedelia by Peggy Perish の

ご主人ご夫妻が外出から戻ってきた時にサプライズで喜ばせようと

得意のレモンメレンゲパイを作ってオーブンに入れた後

次々と仕事をこなすうちにすっかりパイのことを忘れてしまっていた

Ameliaさんがパイのことを思い出したシーンより

「ちょうどいい」を表す英語をご紹介します。

 

 

(Ameliaさんがパイを思い出したシーン)

"My pie!" exclaimed Amelia Bedelia.

She hurried to the kitchen.

(オーブンのパイを確認したAmeliaさん)

"Just right," she said.

She took the pie out of the oven and put it on the table to cool.

Then ・・・・

 

 

突然ですが、みなさん、

上記の引用文の中で使われている「ちょうどいい」はどの表現だったでしょう?

 

 

 

そう!Just right.です!

 

ちょっと覚えておくと便利な表現です。

 

その続きでご紹介した文にも使える表現が入っています。

それについては次回お話します♪ 

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ネイティブの子ども向けレベル別読本の魅力♪ Amelia Bedelia

2015年06月28日 | 洋書のススメ

みなさん、こんにちは!

今回は最近久しぶりにまた購入して読み返している

Amelia Bedelia by Peggy Parishについてご紹介します。

 

「また購入して」と書いたのには訳があり、実はこの本、

おととし、たまたま何かのサイトでこの本に関する書評を見かけてとても興味を持って

すぐに購入し、そして読んでみたら面白くてとても気に入っていたにもかかわらず、

職場のクリスマスパーティーでプレゼントを用意しなければならなくなった時に、

他にあげたいものがどうしても見つからず、泣く泣く(!)手放して以来

ずっと頭の片隅にありながらも、また購入するのもなぁ、、、と

この2年間(!!)迷いに迷っていた作品でした。

 

今回 ある仕事の案件で簡単な読み物を探す必要があり、

子ども向けの洋書売り場を何度か訪れていた際に

見つけてまた手に取ってしまったのをきっかけに

ええい!!こんなに気になるのだから!と

また買ってしまいました(^-^)

 

一回目に購入した時に何度も読んだので内容は覚えていましたが、

今回改めて、やっぱり面白い!とにやにやして表現を味わいながら

また何度も読み返しています。

 

前置きが長くなりましたが、

このお話、いったいどのようなお話かといいますと、

HarperCollins 出版社のウェブサイトの説明にはこの本に関して次のような説明の一文があり、

まさしくその通り!と思いましたのでそちらからご紹介します。

その一文がこちら♪

 

”Everyone loves Amelia Bedelia, the literal-minded housekeeper!”

(もとのウェブサイトのリンクはこちら↓)

http://www.harpercollinschildrens.com/kids/gamesandcontests/features/amelia/

 

「~- minded」 (なになに ハイフン マインディッド)(^-^)は

「~な心を持った」というような意味を伝える形容詞です。

 

例えば、

narrow(狭い)とセットにしたら

He is narrow-minded. (彼は心が狭い)

broad(広い)とセットにしたら

SHe is broad-minded. (彼女は心が広い)

となります。

 

この本の説明文で使われていた表現は

literal-minded 

literal は「文字通りの」という意味です。

-mindedとセットにすると、、、

「文字通りの心を持つ」となります。

 

文字通りの心を持つお手伝いさん?!

どういうこと???

 

実はこの本、与えられた指示を文字通りに受け取ってその通りにしてしまうという

とってもおバカさん、あ、いや、キュートなお手伝いさんが引き起こす数々の失敗、

そしてそんな彼女が運んでくる心温まるエピソードにまつわるお話なのです。

 

例えば、お仕事の指示として与えられたリストに

”Draw the drapes when the sun comes in."とあると

おっかしいな~変なこと依頼するわねぇと思いながら

drapes(厚地のカーテン)の絵を描いたり、、

 

"Dust the furniture."

とあると

またまた変な依頼ねぇと思いながら

家具に埃をまいてしまうなどなど。

 

一体、何故そんなことになるのか?

その理由は、彼女は指示で使われている動詞の意味が持つそのままの意味だけで

指示文を理解してしまうからです。

それこそ、文字通りの意味で。

動詞が持つそのままの意味とは例えば

先にご紹介した文のdrawには「描く」という意味があります。

そして主にその意味で使われます。

が、問題はここから、

お手伝いさんのお仕事という前提、

そして、「日が入ってきたら」という条件があります。

そしてカーテンに関すること、となると、

drawが持っているその意味では論理的におかしくなります。

ではどうするか、

通常は、drawが持っているまた別の意味「引く」ではないかと瞬時に予測します。

すると、「カーテンを閉めてください」となり、状況に合った正しい理解となります。

でも、このAmeliaさん、文字通りすべてを受け取るお手伝いさんなので

文脈は関係なくそのまま文字で受け取ったことをしてしまい

外出先から戻ってきたご主人さん夫婦はAmeliaさんの仕事にビックリ!

というコミカルな結末のお話になっています。

 

でも、このAmeliaさん、彼女の作るレモンメレンゲパイが

彼女の失敗すべてを吹き飛ばすくらいとても美味しいので

彼女を雇っているご主人夫婦は彼女の失敗には目をつぶって

彼女が誤解しないような表現に変えて指示を出すようになったよという締めくくりで

Ameliaさんシリーズの第一巻は終了します。

 

ちなみに「カーテンを閉める」はどのような表現になったかといいますと、

「閉める」ですのでcloseを使ってClose the drapes. となりました。

※通常のカーテンはcurtainsです♪

 

二番目にご紹介した引用文、Dust the furniture.は 

furnitureは「家具」そして

dust が 1.埃をまく、そして 2.埃を掃う、の両方の意味を持つ単語です。(順不同)

お手伝いさんとして仕事に行って、もし1の意味で取ってしまいそうになったとしても、

いやいやいや、そんなはずは、となって、2の意味で取りなおしますよね?

これが、英語の持つ、文脈があって初めて単語が意味を成す、という一番大切な事です。

 

それに気づかせてくれるとても貴重な本でもあり、

間違いがとても純粋すぎて憎めないキュートなAmeliaさんの世界、

大人向けの小説も大好きでお勧めですが、

すぐに読み終えられる、けれど、自然な英語と知恵のエッセンスがたくさん詰まった

ネイティブの子供向けに書かれたこの本シリーズ本(I Can Read!シリーズです)も

とてもお勧めです。

もしよかったら、みなさんも一度手に取ってみてくださいね。

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judging by ~応用編

2015年06月25日 | 英語表現

今回は前回ご紹介した表現、judging by ~(~から判断するに(判断すると))の応用編をお届けします。

 

まずは元になった文章を短いバージョンにしてみます。

He was very old, judging by the silver of his hair and beard.

「髪とひげの白髪から判断するに彼はとても年を取っていた。」

 

他にも考えてみます。

活用しやすくなるthe way 主語+動詞 (主語が~する方法、様子)とセットにして、、、

 

服装で判断してみました

He is from a rich family, judging by the way he dresses.

しゃべり方で判断してみました

He is from Osaka, jugding by the way he speaks.

歩き方で判断してみました

She is very tired, judging by the way she walks.

表情から判断してみました

She was bored, judging by the way she looked.

 

※tiredは「疲れている」、boredは「退屈している」という意味です。

 

jugde by を使った

Don't judge a book by its cover. 

という有名な英語の表現があります。

訳は「本の中身をその装丁で判断するな!」というものですが、

「物事は見かけで判断してはいけないよ」という教訓です。

 

とても大事な教訓ですが、

Steve Jobs The Man Who Thought Different (by Karen Blumenthal)によると

故Steve Jobs氏のモットーの一つに、彼の師であるMike Makkula氏の影響を受けた

DO jugde a book by its cover.というものがあったそうです。

一流の商品は見た目も大事だということだったのでしょうね。

 

上記の教訓はjudge by と決まっていい表されますが、

from を使ってjudge from ~という言い方もあります。

Jugding from his e-mail, his work is very busy.

Judging from the way she sang the song, she must have practiced it a lot.

 

表現の幅が広がりますね♪

 

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ゆっくりハリー・ポッター (4)judging by~

2015年06月24日 | ゆっくりハリーポッター 

こんにちは!

この一カ月またまたレッスン準備に追われてしまい

なかなかブログを更新できずにいましたが、

みなさん、いかがお過ごしでしたか。

 

久しぶりに更新できる!ということで何をお伝えしようか迷いましたが、

ゆっくり(すぎる!)ハリーポッターシリーズの第4弾をお届けします。

今回は、Harry Potter and the Philosopher's Stone (by J.K. ROWLING)、

Privet Driveに現れたAlbus Dumbledore(アルバス・ダンブルドア)の紹介部分にあった表現よりご紹介します。

 

~Privet Drive(プリベット通り)に住む人々が寝静まった後、

通りにある一人の男の人が現れたことが書かれた文の続きの文章です~

He was tall, thin and very old, judging by the silver of his hair and beard,

which were both long enough to tuck into his belt.

 

突然ですが、ハリーポッター読書を一緒に取り組んでいる生徒さんより、

このjudging byはどこに付けて訳せばいいですか?とご質問があり、

そう言われて、よく考えて見たら なるほど!面白いと思い、

今回の表現に選びました。

 

まず、He was tall, thin and very old の部分ですが、

この部分、oldの後にピリオドを付けて文章を終了しても完璧に意味が通る形になっていますね。

そのような文の続きに、コンマ(,)を付けて続きに動詞のingの形を持ってくると

~ingの部分の続きから訳して「~しながら、~して、~すると」などと追加の説明ができるようになります。

judging 元に戻すと judge は「判定する、判断する」というような意味を持つ単語ですね。

そしてその後のbyは何を元にして判定または判断するのかという基準を表す表現です。

 

そしてその判断基準が関わる可能性のある語としては前の文の

tall 、thin 、very old の3つですね。

そんなの見たらわかるよ!というみなさんはそれでいいと思います。

でも、もし、どれだろう?と思う方がいましたら、

この3つ、よく見てみてください。

よく見ると、一つだけ種類の違う単語がありますね!

 

そう、very oldです。

年齢をはっきり言われない限り、very old なのかどうかは厳密にはわかりません。

でも、他の二つ、tall (背が高い)とthin(痩せている)は見てすぐ事実を伝えられますね!

ということで、このjudging by ~の表現は年齢の描写のところに掛けて訳すと

ちょうどいいことになります。

ちなみにthe silver of his hair and beardのsilverは白髪を表す英語です。

beardは「ひげ」のこと。

白髪は、日本語と同じようにwhiteを使って表すこともできますが、

silverもよく使われますので覚えておくと便利です。

 

そして、beardの後に続く "  ・・・,which were both long enough to tuck into his belt.

の部分はwhichのすぐ前にある髪と髭の説明です。

この部分を訳すと「そしてそれらは両方ともベルトにはさめるくらい長かった」といったところでしょうか。

想像すると両方ともものすごく長いですね!

 

 

tuck は「押し込む、はさみ込む」というような意味を持つ単語で

tuck in your shirt と言うと 「シャツをズボンに入れる」という意味になります。

 

 

今回ご紹介したjudging by が入った表現は「英語ってやっぱり面白い!」そう感じる文章でした。

judge by~を使った表現は他にもお勧めがあります。

次回はそれをご紹介します。

お楽しみに♪

 

 

 

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