今回は、ゆっくり(過ぎる!)ハリーポッター(25)"~に対する” 影響を表すonが使われている表現をご紹介します。
HARRY POTTER and the Philosopher's Stone
by J.K.ROWLING
Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、
それを被ると姿が見えなくなるというCloakを使って、夜中に部屋を抜け出して、不思議な鏡のある部屋へ向かったHarryとRon。
今回の表現は、鏡に映る映像をもっと見たいと、HarryとRonが鏡を見る順番を取り合っているシーンに登場します。
ここから引用です♪ (まずは辞書なしで、流れを想像しながらお読み下さい)
(Ron) 'Do you think this mirror shows the future?'
(Harry) 'How can it? All my family are dead - let me have another look - '
(Ron) 'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.'
(Harry) 'You're only holding the Quidditch Cup, what's interesting about that? I want to see my parents.'
(Ron) 'Don't push me -'
その時、部屋の外で音がします。
その音がしたことで、HarryとRonは、自分たちがうっかり大きな声で話してしまっていたことに気が付きます。
'Quick!' というRonの合図で、慌てて二人は、姿が見えなくなるCloakで身を隠します。
二人が身を隠すと同時に、その部屋にやってきたのは、用務員Filchが飼っている猫のMrs Norrisでした。
Mrs Norris(猫)に気づかれないように、Cloakの中で、じっと息を潜める二人の頭には、同じことが浮かんでいました。
それがこちら↓
- did the Cloak work on cats? -
さて、この文章、どのような意味になるでしょうか。
その場にいるHarryとRonの気持ちになって考えると、猫とマント(Cloak)の関係、つまり、このマントは「猫にも通用するのか(効き目があるのかどうか)」ということが気になると思います。
果たしてこの文章は、「このマント(Cloak)は、猫にも効き目があるのだろうか?」という意味で使われています。
通用したのかどうかは、続きに次のように書かれています。
After what seemed an age, she turned and left.
※ageは『歳、時代』を表す単語とあって、このような文脈で使われるageは、「長い時」を表します。
こういう危機的状況の時は、一瞬一瞬が長く感じます。Harryたちにも、Mrs Norrisの反応を待っている時間がものすごく長く感じられたようです。
幸い、Mrs Norrisは、じーっとそこにいた後、向きを変えて(she turned) そして部屋から出ていきます(and left)。
workと聞いたら、自動的に、「仕事」、もしくは、work onとセットで見えたら、「~に取り掛かる」という風に、決まりきった訳でその単語を見てしまいがちですが、毎回そうしてしまうと、文脈によっては、異なる解釈をしてしまうかもしれません。
単語(もしくはフレーズ)の意味を知っていることは、もちろん、大切ですが、英語を正しく理解するには、文脈を見ること、それが一番大事です。
☆今回のお勧め英会話フレーズ☆
RonがHarryに言った'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.' より
have (名詞) to oneself 【~を独り占めにする(貸切る)】
Ronと一緒に鏡を見に行く前の日に、Harryは一人でその鏡を見ていました。
もう見たことがあるのに、(もしかしたら、Harryの場合は見たことあるから故かもしれませんが)
Ronが見ているときに、let me have another look【僕にももう一回見させて】とHarryが、Ronを急かします。
そこで、Ronが放ったのがこの一言、
'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.'
(昨日の夜ずっと、独り占めしてたんだからいいじゃない。僕にももう少し見させてよ。)
この表現を使って、」例えば、レストランの貸し切り状態なども、次のように表すことができます。
We will have the restaurant to ourselves. と未来形で表すと、これからの話。
We had the restaurant to ourselves. というと過去の話に使えます。
ちょっと知っていると便利なフレーズです。
今回の内容は、226ページに載っています
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英会話スクール English and Beyond のホームページは、こちらEnglish and Beyond
体験レッスン受付中♪ 上達する英会話、始めませんか? スカイプレッスンもあります。
HARRY POTTER and the Philosopher's Stone
by J.K.ROWLING
Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、
それを被ると姿が見えなくなるというCloakを使って、夜中に部屋を抜け出して、不思議な鏡のある部屋へ向かったHarryとRon。
今回の表現は、鏡に映る映像をもっと見たいと、HarryとRonが鏡を見る順番を取り合っているシーンに登場します。
※鏡には、Ronが覗いた時には、Quittichのキャプテンになって優勝カップを手にするRonの姿が、Harryが覗いた時には、Harryに向かってほほ笑む彼の両親の姿が映し出されていました。
ここから引用です♪ (まずは辞書なしで、流れを想像しながらお読み下さい)
(Ron) 'Do you think this mirror shows the future?'
(Harry) 'How can it? All my family are dead - let me have another look - '
(Ron) 'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.'
(Harry) 'You're only holding the Quidditch Cup, what's interesting about that? I want to see my parents.'
(Ron) 'Don't push me -'
その時、部屋の外で音がします。
その音がしたことで、HarryとRonは、自分たちがうっかり大きな声で話してしまっていたことに気が付きます。
'Quick!' というRonの合図で、慌てて二人は、姿が見えなくなるCloakで身を隠します。
二人が身を隠すと同時に、その部屋にやってきたのは、用務員Filchが飼っている猫のMrs Norrisでした。
Mrs Norris(猫)に気づかれないように、Cloakの中で、じっと息を潜める二人の頭には、同じことが浮かんでいました。
それがこちら↓
- did the Cloak work on cats? -
さて、この文章、どのような意味になるでしょうか。
その場にいるHarryとRonの気持ちになって考えると、猫とマント(Cloak)の関係、つまり、このマントは「猫にも通用するのか(効き目があるのかどうか)」ということが気になると思います。
果たしてこの文章は、「このマント(Cloak)は、猫にも効き目があるのだろうか?」という意味で使われています。
通用したのかどうかは、続きに次のように書かれています。
After what seemed an age, she turned and left.
※ageは『歳、時代』を表す単語とあって、このような文脈で使われるageは、「長い時」を表します。
こういう危機的状況の時は、一瞬一瞬が長く感じます。Harryたちにも、Mrs Norrisの反応を待っている時間がものすごく長く感じられたようです。
幸い、Mrs Norrisは、じーっとそこにいた後、向きを変えて(she turned) そして部屋から出ていきます(and left)。
workと聞いたら、自動的に、「仕事」、もしくは、work onとセットで見えたら、「~に取り掛かる」という風に、決まりきった訳でその単語を見てしまいがちですが、毎回そうしてしまうと、文脈によっては、異なる解釈をしてしまうかもしれません。
単語(もしくはフレーズ)の意味を知っていることは、もちろん、大切ですが、英語を正しく理解するには、文脈を見ること、それが一番大事です。
☆今回のお勧め英会話フレーズ☆
RonがHarryに言った'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.' より
have (名詞) to oneself 【~を独り占めにする(貸切る)】
Ronと一緒に鏡を見に行く前の日に、Harryは一人でその鏡を見ていました。
もう見たことがあるのに、(もしかしたら、Harryの場合は見たことあるから故かもしれませんが)
Ronが見ているときに、let me have another look【僕にももう一回見させて】とHarryが、Ronを急かします。
そこで、Ronが放ったのがこの一言、
'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.'
(昨日の夜ずっと、独り占めしてたんだからいいじゃない。僕にももう少し見させてよ。)
この表現を使って、」例えば、レストランの貸し切り状態なども、次のように表すことができます。
We will have the restaurant to ourselves. と未来形で表すと、これからの話。
We had the restaurant to ourselves. というと過去の話に使えます。
ちょっと知っていると便利なフレーズです。
今回の内容は、226ページに載っています
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