前回、Someday Angeline by Louis Sacharより、favorite を使った表現を紹介しましたが、今回は、前回の続きから、身に付けていることを表す"on"をご紹介します♪
主人公Angelineと友達になってからというもの、大好きだった担任のMiss TurboneのことはGaryにとって2番目になりましたが、前回ご紹介した文章の後には、彼(Gary)がTurbone先生の事をどう思っていたか、どんな先生だったかという文章が続きます。
今回は前回解説した部分も含めて引用します (まずは辞書なしで、知っている単語と常識を手掛かりにどのようなことが書かれているかを想像をしてお読み下さい♪)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
He* was in the fifth grade, in Miss Turbone's class. - 中略 - He liked her a lot. In fact, until he met Angeline, she was his favorite person at the school. Now she was his second favorite.
She had a soft face and pretty brown hair, and she wore big round glasses. He loved her glasses. He thought she looked prettier with the glasses on than without them.
*He=Gary
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、いかがでしょう?
大きな丸い眼鏡をかけた、きれいな茶色の髪をした優しい先生の顔がなんとなく浮かんでくるような気がします。
Garyは特に先生の眼鏡が大好きだったようですね。
☆今回のおススメ☆
何かを身に着けている状態を表す時、with ~ onという形を使って表すことができます。その反対に身に着けていない状態はwithoutを使って表します。今回ご紹介した引用文では次のように使われていました。
He loved her glasses. He thought she looked prettier with the glasses on than without them.
"with ~ on" ですが、"on"があることによって、ただ持っている状態ではなく”身に着けている状態”であることが伝わります。
Turbone先生は、眼鏡をかけている時の方がかけていない時より可愛いとGaryは思っていました。
身に着けていることを表す”on"ですが、例えば、「彼は制服を着ています」と言う時、基本動詞haveを使って、He has his uniform.と言うことができますが、have(has)には基本の”持つ”という意味もありますので、はっきりと身に着けているということを伝えたい時には、He has his uniform on. と最後にonを付けるといいです。
同じようにhaveを使って「彼女は眼鏡をかけている」という時は、She has her glasses on.となります。
「彼らは帽子を被っている」は、They have their hats on.
「私は靴を履いています」は、I have my shoes on.です。
今話題のコメディアンの方の決めゼリフもこれで言うと. . . . .
I have my pants on! ですね。
アメリカ英語ではpants はズボンの意味になりますから、同じフレーズでアメリカでもブレークされるのかどうかが少し気になります。イギリス英語でズボンはtrousersです。
少し脱線しましたが、身に着けたまま何かをするということを伝えるのに"with ~on"が使えます。
例えば、「コンタクトを付けたまま眠ってはいけません」は、
You should not sleep with your contact lenses on.
「サングラスをかけたまま運転する」は、Drive with your sunglasses on.
「靴を履いたまま家に入る」は、Go inside the house with your shoes on.などなど。
keep とセットにして keep ~ onと言うと、「~を身に着けたままにしておく」ということが伝えられます。
例えば、「部屋が寒かったので、ジャケットを着たままでいました」は、
It was cold in the room, so I kept my jacket on.
「バイクに乗る時はヘルメットを被りましょう」は、
Keep your helmet on when you ride your motorbike.
などなど、色々な状況に合わせて使えます。
否定文にしたり疑問文にしたり、時制を変えたり主語を入れ替えたりすると更に幅が広がります。
この本のタイトルは、Angelineのお父さんが、Angelineにしてあげたいと思っていることに関して"Someday.(いつか...)"と思っていたり、Angelineからのリクエストに対して”Someday.(いつかね、そのうちにね)”と答えたりしているところからきています。お父さんの愛情そしてそれぞれの思いが切ないけれどとても温かい、そして、とても考えさせられるお話です。
・・・・・・・・・・・・・・・
日常生活にも活かせる英会話の勉強はじめませんか?
English and Beyondのホームページはこちら→ English and Beyond
尼崎阪急塚口ソコラから歩いてすぐ。洋書や英文雑誌を使ったレッスンを行っています。正しい練習法で上達する方が増えています。
レッスンは月謝制です。体験レッスン受付中☆ レッスンはオンライン(スカイプ)でもご受講頂けます。お気軽にお問合せ下さい♪