みなさん、こんにちは!
今回は、当ブログでおなじみ、THE WORLD ALMANAC FOR KIDS 2013年度版より、
moreとlessが入った表現とその活用をご紹介します♪
今回紹介する表現は、THE WORLD ALMANAC FOR KIDS 2013の建物に関する情報
BUILDINGSのコーナーの A Short History of Tall Buildings(高層ビルの小史)にありました。
本題に入る前に、高層ビルの小史を少し。
1880年代に次の3つが揃ったことで高層ビルの建築がより進んだそうです。
By the 1880s, three key factors in the evolution of tall buildings were in place:
1. A NEED FOR SPACE
2. BETTER STEEL PRODUCTION
3. THE ELEVATOR
(THE WORLD ALMANAC FOR KIDS 2013より)
この3つの要素のうち、1番目の要素を今回は見ていきます。
以下、
①高層ビルの建築の歴史であること
②高層ビルの建築が進む要因に関することであること
③小見出しが A NEED FOR SPACEとなっていますので、 当たり前ですが、スペースの必要性について何か言っているのかな?という推測
この3つのポイントを忘れずに、これから紹介する引用文を辞書なしで最後まで読んで下さい。
1. A NEED FOR SPACE
Crowed cities had less space for building, and land got expensive. To create more space, buildings had to go up
instead of out.
途中、少し難しそうな言い回し(instead of ~など)も入っていますが、
小見出しで、『スペースが要る』と言っていますので、スペースが多いか少ないかの話だということが分かると思います。
ここで、本日のオススメ、lessとmoreがポイントにまります。
less(読み方:レス)は、more(モア)ほど馴染みが薄いと感じる方もいるかもしれませんが、lessはmoreの反対語です。
moreは【もっと】ということは、lessはその反対で、【より少ないこと】を表します。
以上を踏まえて、本文を少しずつ見ていきます♪
Crowed cities had less space for building, and land got expensive.
※crowded は having a lot of people or too many people(オックスフォード現代英英辞典)
※land(読み方:ランド)は【土地】のこと
まとめて意訳すると、
【人が多くなった街は、建物のための土地が以前より少なくなって、土地の値段が高くなった】というようなことを
伝えていますね。
続いて後半は、
To create more space, buildings had to go up instead of out.
※ To 動詞の原形・・・, で、『~するために』
※ ・・・ instead of ~ で『~の代わりに・・・』
【もっとスペースを作るためには、ビルは go out する代わりにgo upしなければならなかった。】
※ outとupが伝えているイメージがなんだかいいなぁと思いましたのであえてここはそのままにしています。
ビルの話をしています(←重要!)ので、outは外へ広がるイメージ、upは上へ行く感じですね。
読み方の説明が少し長くなりましたが、ここからいよいよ、今回のオススメ表現、moreとlessを活用してみます☆
と、その前に、基本のキホン、moreはmanyとmuchの比較級で、lessはlittleの比較級です。
☆ moreは「もっと」という時、lessは「より少なく」(※名詞と使う場合は数えられない名詞と使います)と伝えるときに使います。
まずはシンプルだけどよく使える、動詞とセットの型(※この場合に使う動詞はその動詞単独でも意味が通じるものを使います)
Study more.
Practice more.
Exercise more.
Eat more.
Smile more.
Sing more.
Eat less.
Drink less.
Work less.
Sit less.
などなど。moreバージョンは「もっとこうしよう!」lessは「~をより控えよう」ということを伝えます。
この動詞とセットのmoreとlessは対比で使われることも多いです。
例えば、
Worry less, laugh more. (心配事はほどほどにしてもっと笑おう!←意訳してみました)
Work less, live more. (仕事はほどほどにして、もっと人生を楽しもう!←意訳してみました)
Move more, sit less. (もっと動こう、じっと座るのはほどほどに!)とmoreのほうを先に言ってもOKです。
BBCの記事に次のような今回の表現のテーマにちょうどいいタイトルのものを見つけました。
If you want to earn more, work less. ※earnはお金を稼ぐこと意味します。
(日本の過労死問題が取り上げられているシリアスな内容の記事ですが、参考になりますので
興味のある方はこちら If you want to earn more, work less.)
moreとlessってよく使えるからなぁと、取り上げてみましたら
沢山ありすぎて、前半だけで、ちょっと長くなりすぎてきましたので、
moreとlessプラス名詞の表現の活用は次回ご紹介します♪
続きは次回、お楽しみに