洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

一日をより良く過ごすために HAVE A DAILY PLAN ~1001 little wellbeing miracles by ESME FLOYD より~

2021年07月22日 | 英語表現
みなさん、こんにちは!

今回は、1001 little wellbeing miracles by Esme Floyd、 「人生をより良く生きるための1001のコツ」より、816番目に紹介されているコツ、HAVE A DAILY PLANをご紹介します。

それでは、さっそく引用から♪

816. HAVE A DAILY PLAN

Don't put off until tomorrow what you can do today. Many people say what helps them to feel good is waking up in the morning and knowing what is planned for the day.


☆今回のおススメ表現☆

Don't put off until tomorrow what you can do today.

putを使った表現は色々ありますが、put とoff がセットになると「延期する、先延ばしにする」 という意味になります。

何を先延ばしにするかというと、ここでは、what you can do today

what +主語+動詞 で (主語)が(動詞)するもの・こと、という意味になります。

これを使った有名な文章では、You are what you eat. (あなたはあなたが食べるものです。)つまり(あなたはあなたが食べるものでできている)というものがあります。

今回の文章に登場しているのは、”what you can do today” ⇒”あなたが今日できること” です。

Don't put off what you can do today. で「(あなたが)今日できることを明日まで先延ばしにしてはいけません」という意味になります。

Don't put off とwhat you can do todayの間に挟まっている、until tomorrowは何を伝えているかといいますと、

untilは 「~まで(ずっと)」の意 ※その事柄がその時まで”ずっと”続くことを表します。

until tomorrowで「明日まで(先延ばしにした状態が続く)」ということになります。

全部まとめると、

Don't put off until tomorrow what you can do today. 「今日できることを明日に先延ばしにしない!」「今日できることは今日やる!」となります。
(until = till ですので、Don't put off till tomorrow what you can do today.と言ってもOKです。)

こちら割と有名な人生の格言で、私がこの表現を初めて習った時、確か高校生くらいでしたが、限りある人生にこれは大事なことだ!!と思って、この英文を紙に書いて目に付く場所に一時期貼っていたことがあります

ちょっと話がそれましたが、話を本文に戻して、続きを見ていきます。

Many people say what helps them to feel good is waking up in the morning and knowing what is planned for the day.

下線を引いたwhat helps them to feel goodも 先ほどのwhat +主語+動詞の型が使われています。

訳すと、”彼らが気分良くいられることを助けるもの”は、朝起きて、その日何をするか(計画)がわかっていること、と多くの人は言っています。

ちょっと直訳調にしましたが、要するに、”その日何をするか決まっていたら、気分良く目覚められる”というようなことを伝えています。

だから、Have a daily plan.(日々の計画を立てましょう) と。

この人生のコツ、人生のそれぞれの年代の人に合わせた幸せのコツの項目(AGES&STAGES)の50代(Fifties)の人向けのところにありました。

50代といえば、まだまだ働き盛りの年齢と言われますから、その日の予定がないという方はあまりいないかな?と思いますが、休みの日でも、予定がある日は起きやすかったりしますね。
楽しみな予定ばかりともいきませんが、日々の暮らしをより良くするには、計画は大切ですね。

ですが、いつもいつも計画通りに物事を進められるとも限りません。

そんな時はどうすれば??

その答えがこの続きに載っていましたので、今回はそちらも合わせて紹介します♪

817. DON'T BE RIGID

One of the best ways to stay positive is to have a daily plan(see above), but don't let your plans rule you - variety is the spice of life so if an unexpected offer comes up or it's sunny and you want to get outside, don't be afraid to ditch the plan.


前向きに暮らす方法の一つが、日々の計画を立てて、それを実行すること、だけど、don't let your plans rule you と言っています。
rule は、「支配する」「従わせる」などという意味。

【let (名詞)(動詞の原形)】で 【(名詞)に(動詞の原形)させる】となります。
(don't let ~となると【~させない】という意味になります。)

これに当てはめてdon't let your plans rule youを訳すと、「計画にあなたを支配させてはいけません」つまり、「計画に振り回されてはいけません」

この続きは、「変化が人生に刺激をもたらします、だから、もし、急な誘いや、いい天気で外に出たくなったりしたら、いつでも計画を捨てる(変更する)ことを恐れないで」というようなことを言っています ちなみに、rigidはstrictの意味に似ています。

計画が大事だよと言った後に、Don't let your plans rule you. Don't be afraid to ditch the plan.と言っているところが、なんだか興味深いなと思います。

こう決めたからと踏ん張ってしまいそうですが、DON'T BE RIGID. (決めたことに固執しすぎず)時には変更も加えつつ、臨機応変に過ごすのが大事なのかもしれませんね。


今回紹介したコツは190ページに載っています。


英語力アップに洋書がお勧めです♪ 英語表現だけでなく、人生をよりよく生きるコツや、教訓、文化、色々な考え方など、多く学ぶことができます。
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Put it into perspective! ~I've Got Your Number by Sophie Kinsella より、perspectiveを使った表現~

2021年07月16日 | 英語表現
みなさん、こんにちは。

今回は、小説 I've Got Your Number (Sophie Kinsella著)より、前回のジョークでも使われていた言葉、perspective を使った表現をご紹介します。

それでは、さっそく引用から♪ のその前に、こちらのお話、主人公Poppy(おそらくとても美人でお洒落だけど、おっちょこっちょいな人)が、婚約者MagnusからもらったMagnus家で代々受け継がれている大事な大事な、そして、とても高価であろう婚約指輪をうっかり失くしてしまうところから始まります。しかも、その指輪を失くしてしまった当日はなんと、The very same day his parents are coming!(彼の両親が訪ねてくる日!)という、めちゃくちゃピンチな状態からのスタートです。Poppyはどうなるか?そして、指輪は!?と気になりますが、今回は、こちらの本の出だしから引用です。


Perspective. I need to get perspective. It's not an earthquake or a crazed gunman or a nuclear meltdown, is it? On the scale of disasters, this is not huge. Not huge.


さて、いかがでしょう?
本文はここからまたもう一つ面白い表現が沢山出てくるのですが、そこはまた本でお楽しみ頂きたいと思います。

絶対に失くしてはいけないもの(婚約指輪)を失くしてしまい、焦ってパニックになる気持ちを抑えるために、主人公のPoppyが自分自身に向かって、Perspective. I need to get perspective. と言い聞かせているところから始まりました。

このperspectiveと言う言葉、オックスフォード現代英英辞典の定義では、
1. a particular attitude towards sth; a way of thinking about sth   ※sthはsomethingのこと
  ≒viewpoint

2.the ability to think about problems and decisions in a reasonable way without exaggerating their importance

という風に説明されています。
(attitude は態度、姿勢を表します。exaggerateは強調すること。)

要約すると、「ある物の見方」を、そして、「大局観」を表す言葉としてよく使われます。

前回紹介したジョーク(エコバッグ??~ジョークに学ぶ英語~)では、

”his unique perspective”とありましたので、「その店員さん(彼)の独特の物の見方(意見)」について語られていましたが、さて、今回はどうでしょう?

めちゃくちゃ焦っている自分に言い聞かせているという状況から、”I need to get perspective.”(もっと広い視野で物を見ないと)と言っているように思います。

果たして、続きには、次のようにありました。

It's not an earthquake or a crazed gunman or a nuclear meltdown, is it?
(地震が起きたわけじゃないし、狂気の銃乱射犯が来たわけじゃないし、原子力発電所でメルトダウンが起きたわけじゃないでしょ?)

On the scale of disasters, this is not huge. Not huge.
(災害の基準で考えたら、決して大きくはないわ。そうでしょ。)

他の最悪な災害のケースと比べて、自分に起きたことなんて、大したことじゃないと一生懸命に思おうとしています。

そこで、自分に、Perspective. I need to get perspective. と。

焦っていたら、視野が狭くなって物が見えなくなることがありますね。それでは、問題が解決できなくなりますから、落ち着く必要がありますね。

落ち着いたら物事がよく見えるようになります。

そういうことから、この Perspective. I need to get perspective. という部分、『落ち着くのよ!落ち着くのよ、私!』とも意訳できますね。

こちらの本、内容が面白そうだったことはさることながら、Perspective.という単語一つだけの文章から始まっている!!!という所がすごく気に入って、ジャケット買いならぬ、単語買いしてしまった本の一つです。

ですが、この後、ジョークあり、涙あり(?)の盛りだくさんな内容のお話で、しかも、生徒のみなさんに知って頂きたいなと思う英語表現も沢山使われていますので、今では洋書リーディングの課題本の一つとして、レベルが合う生徒さんにお読み頂いています。




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