洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

Number 10とは? イギリスの豆知識 ~I've Got Your Number by Sophie Kinsellaより~

2022年11月07日 | 洋書のススメ
皆さん、こんにちは。少し前まで、なかなかブログの更新ができませんでしたが、やはり少しずつ色々お伝え出来たらいいなと思い、最近出来るだけ更新しています

さて、先日イギリスでまた新しい首相が誕生しましたが、今回はI've Got Your Number (Sophie KInsella著)より、イギリスの豆知識をご紹介します。

小説I've Got Your Numberは、以前 perspectiveを使った表現(Put it into perspective!)を紹介した際にも取り上げましたが、 主人公Poppyが大事な婚約指輪を失くした日に、自分の携帯電話まで盗まれてなくなってしまうというところから始まるお話です。

自分にとってなくてはならない電話を盗まれて、困り果てていたPoppyでしたが、偶然見つけた見知らぬ人の電話を、そこに届いたメールはすべてその人物へ転送して知らせるという条件で、その電話の持ち主からしばらくの間その電話を借りることになります。今回は、Poppyがその電話に届いたメールを電話の持ち主に転送しているシーンに登場していた表現からイギリスに関する豆知識をご紹介します♪


マナーとして基本的に中身は見ずに転送していたPoppyでしたが、よく届くメールの送り主と電話の持ち主の関係やそのメールの内容などに少しずつ興味が湧いてきます。今回はその続きの部分からの引用です

And, of course, Sir Nicholas Murray, who's clearly very senior and important and is doing some work for the government at the moment.(45)

I've Got Your Numberは、本編の補足にFootnote(脚注)が書かれている珍しいスタイルのお話です。

実際の本の中では脚注の番号を示す数字は小さく書かれていますが、今回はカッコ()で表しました。

そして、上記の文の脚注にあった補足説明がこちら

(45) Not that I've been prying or anything. But you can't help glancing at things as you forward them and noticing references to the PM and Number 10.


電話の持ち主とよくメールでやり取りしているSir Nicholas Murrayに関して、Poppyはメールの内容から、会社にとって重要な人物であり、何かしら政府と関りのある仕事をしている人ということが分かってきます。

それでも、他人に届いたメールですので、本来見るべきではないのはわかっていますので、脚注の中で ”Not that I've been prying or anything.” (詮索しているわけじゃない)と言いつつ、「the PMとかNumber 10って書いてあったら気になって見ずにはいられない」と説明しています。

the PMとNumber 10とは??

政府と関りのある仕事だろうと予想していることから、文脈で、the PM は the Prime Ministerの略かな?と察しが付きますが、Number 10とは?

このお話はイギリスが舞台になっていますので、イギリスの政府に関わることで、Number 10という観点で、辞書を引くと、10 Downing Street, London, the official home of the British prime minister, often refer to the government(オックスフォード現代英英辞典)とあります。

なんと、Number 10 で、イギリスの首相官邸、ひいては、政府を表します。

この小説を読むまで、特に意識したことはなかったのですが、報道されている映像などをよく見ると、イギリスの首相が政府の発表やスピーチをしている場所の後ろにある建物の扉には10と数字が書かれています。

首相官邸の住所がそのまま政府の意味になるとは!! 

洋書を読むと、英語の表現が学べるだけでなく、文化的な豆知識を得るきっかけにもなって、つくづく勉強になるな~と思います。

皆さんも、この秋から洋書や英文雑誌を使った英会話の勉強を始めませんか。

ちなみに、通りの名前、Downing Streetだけでも同じ意味になります。




・・・・・・・・・・・・
English and Beyondのホームページはこちら→ English and Beyond
尼崎阪急塚口ソコラから歩いてすぐ。洋書や英文雑誌を使ったレッスンを行っています。 
レッスンは安心の月謝制です。体験レッスン(50分500円)受付中☆ レッスンはスカイプでもご受講頂けます。お気軽にお問合せ下さい♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英語で学ぶ栄養学 ~How Not to Die by Michael Greger, MD with GENE STONEより~

2020年01月03日 | 洋書のススメ
新年あけましておめでとうございます。今年も、ブログ「洋書で英会話」並びに英会話スクール「English and Beyond 」をよろしくお願い致します。

2019年は皆さんにとってどのような一年でしたでしょうか。

私たちの教室では、昨年は正しい方向に練習を続けて下さっている生徒さんたちが少しずつそして着実に英語で表現する力そして英語を読む力をつけてきて下さっていることを実感して嬉しい気持ちになる時間がたくさんある一年でした。

そして、その一方で、おととしの猛暑に引き続いて色々な出来事が重なり、体調を崩してしまわれた生徒さんも何人かおられて、改めて健康でいることの難しさ、そして、大事さに気付かされた一年でもありました。

日々色々なことがありますが、今年一年、みなさんが健康に過ごせますようにとの思いを込めて、新年一回目の更新となります今回は、栄養学が学べるこちらの本(How Not to Die by Michael Greger, MD with GENE STONE)より、「野菜食べなきゃ!」と思う英文をご紹介します♪




ここから引用です♪

Potassium(ポタシウム)について:

Take a plant, any plant, and burn it to ash. Throw that ash in a pot of water, boil it, skim off the ashes, and eventually you'll be left with a white residue known as potash("pot ash") Potash has been used for millennia for making everything from soap and glass to fertilizer and bleach. It wasn't until 1807 that an English chemist figured out that this "vegetable alkali" contained an undiscovered element, which he called pot-ash-ium -that is, potassium.


I mention this simply to emphasize the primary source of potassium in your diet - namely, plants. Every cell in your body requires potassium to function, and you need to get it from your diet.

-How Not to Die by Michael Greger, MD with GENE STONE よりー


上記の文章、前半はポタシウム(=カリウム)という栄養素がどのようにして発見されたかが説明されています。
特にここで注目して頂きたいのが、最初の2文で、そこには、ポタッシュと呼ばれるポタシウムの原形のようなものを取り出す方法がとても細かく書かれています。

その手順というのが、まずは、どんな植物でもいいから、とにかく植物を灰になるまで燃やして、そしてその灰を水を張った鍋に入れてそれを沸騰させた後、その灰を取り除いた時に、鍋に残る白いもの、それがポタッシュと呼ばれる‟野菜のアルカリ”で、イギリス人の科学者がそこからポタシウムを発見します。

ポタッシュ(Potash)自体も優れモノで、何千年もの間、石鹸やガラス、そして、肥料や漂白剤といった色々なものの原料として人々の間で使われていましたが、そこから取り出されたポタシウムは、私たちの生活、さらには生命に欠かせない要素で、この本の著者によると、Every cell in your body requires potassium to function. (私たちの体の細胞一つ一つが、きちんと機能するためにポタシウムが必要)だそうです。

そして、そのポタシウム、どこから得る必要があるかというと、"you need to get it from your diet." そう!毎日の食事から!です。

※dietは「食事」を表します。注意:‟痩せる”という意味ではありません。


一言で‟食事”と言っても、漠然としていますが、この本の著者は、食事は食事でも何を食べることが大事か、それもこの紹介した文章の中で伝えています。
(その部分が個人的にとてもいいなぁと思い、今回紹介させて頂いたところでもあります)それが、ポタシウムの説明に続いて書かれている文章、

I mention this simply to emphasize the primary source of potassium in your diet - namely, plants.


*語句*
mention = ~について言う、~について言及する
emphasize= ~を強調する
namely = すなわち

※I mention this の Iは著者自身の事、そして、thisとはポタシウム抽出のプロセスの細かな説明のこと。


つまり、著者が「植物を灰になるまで燃やして、そして、その灰を水を張った鍋に入れて、沸騰させて~」と細かい説明をしていたその理由は、ポタシウムの原料となるのがplant、つまり『植物』であることを強調するためという、そして、ひいては、それだけ植物、つまり『野菜』を食べることは大事だよと私たちに伝えることでした。


簡単に「ポタシウムが身体に必要ですから、野菜を食べて下さい」と一言で済ませそうな文章を、これだけの説明を費やすことで、野菜を食べることの大事さを読者に絶対に伝えたいという思いが伝わってきます。


相手に本当に伝えたいことを伝えるためには一言で終わらないのが自然なのかもしれません



ちなみに、ポタシウムがたくさん含まれている食べ物としては、一般によく言われているバナナよりも、青物野菜、豆類、サツマイモがお勧めだそうです。
("What are some of the truely potassium-rich foods? The healthiest common whole-food sources are probably greens, beans, and sweet potatoes."
-How Not to Die by Michael Greger, MD with GENE STONE よりー)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらEnglish and Beyond


相手に伝えるために、自分の知っている英語を使って、自分の知っている範囲で、頑張って説明しようとするところから、コミュニケーションが生まれます。
誰か代わりの人に言ってもらっていたら、それほどもったいないことはないです。
今年は、自分の知っている英語で自分で表現する力、身に付けませんか? 体験レッスン受付中♪年始は1月5日(日)からです


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読めば読むほど。。。

2018年10月16日 | 洋書のススメ

今回はテキストとして使用している洋書についてご紹介します。

テキスト、といっても、ネイティブが読むように普通に出版されている本を課題本として使用しています。
実際に課題本を使用したレッスンの際には、その内容や表現を取り上げたオリジナルの課題を作成し、生徒の皆さんには
その課題に取り組んで頂きながら、読書を進めていって頂きますので、課題に解答する際、
生徒の皆さんにはその本に何度か目を通して頂くことになります。
そのため、洋書の課題を選ぶ際には、その本を先に通読して、先に全体の内容を把握した後、その本を課題として
生徒の皆さんに何度も読んで頂く価値があるかどうかを吟味し、価値があると思えるものだけを教材として採用します。


オリジナルの課題を作成する際には、課題として指定した範囲を必ずもう一度読んで、その後に、
これまでの自分の経験とデータを元に、どこのポイントを掴んで読み進めてもらうべきか、
どの表現を見てもらうべきかを厳選しながら作成しています。


そのオリジナルプリント、以前は主に日本語だけで質問を作成していたのですが、
最近、日本語だけでなく、英語でも質問を考えてプリントを作っていますので、
過去に日本語だけで質問していたプリントも、もう一度本文を読み直して新しく英語で質問を考えたりもしています。

そのほかにも、本のサイズが以前と変わったものなどで、
また新しく、別の生徒さんにも読んで頂きたいなと思うものも、新しい本のサイズに合わせて作り直したりしているのですが、
それも、また、もう一度本文の内容も読み返して、質問の質がそれでよかったのか等、検証しつつ、
新たに改訂版として課題を作成しています。


現在、そうして、改良を加えて、もう一度新たな課題を作成している本が、

・How Starbucks Saved My Life



・Charlotte's Web



・The Lost Symbol



・Steve Jobs The Man Who Thought Different


・HOLES



・Matilda

 

そして、現在、新たに、英語だけ、もしくは英語と日本語と交えて課題を作成している本が、

・INFERNO

 


・Harry Potter and the Philosopher's Stone


・Better Than Before

です。

ほかにも課題に改良を加えるために読み返している本がいくつかあるのですが、
それぞれの本を改めて読み返しながら、よく思うことがあります。
それは、どれも、本当に味わい深くて、面白いなぁということ。
昨日はStarbucks Saved My Life( Michael Gates Gill著)の最後の部分を読み返していたのですが、
課題の添削の際にも読み返すので、実際にはもう何度読み返したかわからないのですが、
それにもかかわらず、昨日丁寧にもう一度読み返してみたら、またウルウル来てしまいました


読み重ねるうちに、内容も英語も、前よりずっと心に染みるような、そんな感覚です。

今回紹介した本の一つ、Better Than Before(より良い生き方のための習慣の話)の著者Gretchen Rubinさんのブログをたまたま見ていたら、
そこに、Secrets of Adulthood というタイトルで、大人になったら分かること(※私流の解釈)のようなことがリストアップされていたのですが、
その一番上の項目に、The best reading is re-reading.(最高の読書は、同じ本を再読すること)と書かれていて、
まさしくその通り!!とすごく共感しました。


同じ本でも、本当にいい本は読めば読むほど味が出ますね。



特に、洋書の読書は、一回目ですべてわかろうとするのではなく、
今の時点で分かることは大事に、前後の流れを観察することを忘れずに、
時を経て分かることもあると、いい意味で脱力して読むことが大事です。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらEnglish and Beyond
洋書(※)を使ったレッスンも行っています。体験レッスン受付中。お気軽にお問合せ下さい^^♪
※レベルに応じた本からご案内します。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

努力は正しい方向に!~infernoが入った表現、What I Wish I Knew When I Was 20 by TINA SEELIGより~

2017年01月02日 | 洋書のススメ

いつも当ブログをご覧になって下さっているみなさま、あけましておめでとうございます。

昨年は教室を始めて1年目ということもあり、日々のレッスンの質を向上することに力を入れておりまたため、

ブログのほうをなかなか更新できずにおりましたが、今年はもう少し頻繁に更新していきたいと思います。

今年も宜しくお願いします。

 

さて、2017年1回目の更新の内容を何にしようかと色々と考えていましたが、

昨年10月に映画を見に行く前に原作を読もう!と思い立ち、ダン・ブラウンの「インフェルノ」を読んでいた時に、

ちょうど並行してもう一冊、スタンフォード大学の教授Tina Seeligさんが書いた

What I Wish I Knew When I Was 20という本を読んでいたのですが、

その中に偶然にもインフェルノという単語を使って大事なことが伝えられている箇所があり、

確かにそうだ!!と共感したところがありましたので、今回はその表現をご紹介します♪

 

さっそく本文引用、その前に、これから紹介する文が載っていた章では

「失敗から学び、その失敗を成功に変える方法」に関するエピソードが紹介されていました。

 

その中でも、私が一番印象に残ったのが、

「いつまでも芽が出ない努力は、もしかしたらやり方が間違っている可能性が大きいので

その違い(正しい努力であるかどうか)を見極めて、次に進むことの重要性」が紹介されている箇所でした。

 

この方法は間違っているのでは、と思っても、そこから抜け出すには、なかなか勇気と決断力が要ります。

簡単にできることではないからこそ、何事においても成功するために、とても大事な教訓になるのではないかなと思います。

 

・・・ここから引用です・・・

Because even great ideas require a trememdous amount of work to reach a successful outcome, it's incredibly hard to know when to keep pushing on a problem, hoping for a breakthrough, and when to walk away.

We all know that persistence is to be admired, but when does it become foolish to continue working on something that's never going to fly?

Gil Penchina, CEO of Wikia, describes the dilemma wonderfully :  "If you throw gasoline on a log, all you get is a wet log. But if you throw a gasoline on a small flame, you get an inferno." That is, it's important to know whether you're putting energy into something that has the potetial to pay off. 

 

少し長いですが、一番伝えたいのは後半ですので、前半は簡単な意訳にとどめます。

【どんなに優れたアイデアでもそれが成功の形となって表れるまでには相当な努力が必要。それゆえに、何か問題が起きた時に、打開策があるはずと思って、その努力を続けるべきか、それとも次へ向かうべきかを見極めることはとても難しい】

【絶え間ない努力は賞賛されるべき、だけれども、続けても何にもならないことに力を注ぎ続けているとしたら、それは馬鹿げた努力になってしまうのではないか】

【WikiaのCEO、Gil Penchina氏がこのジレンマについて次のようにうまく言い表している】

 ーここから先が今回のオススメ表現ですので引用をもう一度~

"If you throw gasoline on a log, all you get is a wet log. But if you throw a gasoline on a small flame, you get an inferno."

 ※logは「材木」、flameは「炎」、
   そして、infernoは「大火」の意味です。
 

もうお分かりでしょうか??

 

訳は、「材木にガソリンを投げても(かけても)、濡れた材木にしかならない。けれど、小さな炎にガソリンを投げ入れたら(かけたら)、大きな炎になって燃え上がる」 といった感じです。

 

その続きの文章を見てみます♪

That is,  it's important to know whether  you're  putting energy into something that has the potetial to pay off. 

※That is は「つまり」「要するに」の意味です。whetherは「~かどうか」、potentialは「潜在能力」「可能性」「ポーテンシャル」

 pay offは「報われる」=努力したら、努力した分だけ見返りがあるということ

「要するに、努力した分だけ報われる可能性のあるものにエネルギーを注いでいるかどうかをしっかりと見極める必要がある」

 

確かにその通り!と思います。

昔、映画を見て英語を勉強しようと志した時期が一瞬だけありましたが、

そのちょうど同じころに洋書読書の重要性に気付かされる出来事があって、即座に辞めました(笑)

今振り返ってみると、あの時、映画にしなくて本当に良かったと思うことがたくさんあります。

 

洋書の読書に比べて映画やドラマは話題性も加わってとても華やかで魅力的ですが、

限られた人生、同じ2時間で何をするか、もし選択肢があるとしたら、絶対に洋書の読書をオススメします。

映画を何度見ても俳優さんが演技で表現できる部分は、当たり前ですが、言葉で表されることはありません。

ということは、その部分は、何度見ても自分の発信語彙はおろか、受信語彙にも加わらないということです。

だからといって、映画やドラマが英語の勉強や上達と関係ないということでは決してありませんのであしからず。

洋書を読みながら、その息抜きとして、好きな映画やドラマは大いに活用すべきだと思います。

洋書を読んでいたら、映画やドラマの楽しみも倍増します

(映画「インフェルノ」、なかなかお伝えできていませんが、楽しかったです!

※ちなみに、映画の「インフェルノ」で登場するinfernoはダンテが描いた地獄のことです)

 

2017年、正しい方向の努力を皆さんと共有できればと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インフェルノ by Dan Brown  ~読書の秋に洋書、一気読み~

2016年10月31日 | 洋書のススメ

みなさん、こんにちは!

またまた久しぶりの更新になってしまいましたが、

前回ブログを更新した直後にテレビで

2016年10月28日よりインフェルノ劇場公開!というCMを見てしまい、

いつか読もうと思っていつぞやの洋書セールで手に入れていた原作本、

これは絶対に映画を見に行く前に原作を読まなければ!!と思い立ち、

けれど他にも課題本として使用しつつもまだ最後まで読めていなかった本が2冊ありましたので

インフェルノ読書に打ち込むためには、まずその2冊を一気に終わらせて、

ついでにもう一冊次の課題本にしようかなと考えながらも読めていなかったもう1冊も読んで、

それからやっとインフェルノに本格的に取り掛かったのが先週の水曜日、

公開は先週の金曜日(!)でしたので、自分で決めた締め切りまで後3日!

これはちょっとぎりぎりになりすぎたなぁ(^-^;)と思いながらも

決めたことは達成しなければ!と、611ページある本文の残りあと何ページ!と

密かにカウントしながら頑張って先週の金曜日28日(公開初日と同じになりましたが)

なんとか映画を見に行く前に原作を読む!という目標を達成することができました!

と言いましても、まだ映画は見に行けていませんが、今から楽しみです(^-^)

 

ところで、逆(映画を見てから原作読書)でもいいのに、原作を読んでから映画の順番に

私が少しこだわった理由は、同じくダン・ブラウン原作の「天使と悪魔」が映画になる前に

その原作本を当時、偶然、映画より先に授業で課題本として使用していたので

原作をしっかり読んだ後で映画を見たら楽しいだろうな~~と思い、

ワクワクしながら張り切って映画を見に行った時に、

映画の内容が原作と変わっていた点がたくさんあって衝撃を受けたことがきっかけです。

 

映画には、2時間ほどに収めないといけないという制約がある中で

その物語のエッセンスを取り込まなければならないので

多少の変更は仕方がないとはわかっていたのですが、

「天使と悪魔」の場合は時間の制約の他に大人の事情も加わって、

原作とは結末がずいぶんと違うことになっていて、

まぁ、その時の衝撃といったら、当時の私には本当にすごく印象に残るもので、

映画と原作の違いをはっきりと教えてもらった作品でした。

 

今回も、物語の面白さと、そして、その衝撃もまた味合うべく(衝撃でしたがそれはそれでまた面白かったので)

絶対に原書を読んでからでないと見に行けない!!と

2年ほど積読していたINFERNOを引っ張り出してきて、

他の溜まっていた本と合わせて10月の後半は久しぶりに読書に打ち込みました。

 

もちろん、映画を見てから原作を読んでもその違いは十分に味わえますし楽しめますので

インフェルノに興味をお持ちで、今から原作を読むのは

ちょっと~~~という方は映画からスタートされても大丈夫です(^-^)

 

映画が気に入ったら原作も読まれると、2倍、いや、3倍楽しめて、

英語力も倍以上UPしますので、映画の後は、

秋の夜長に原作本の読書、オススメです♪

 

INFERNOを含めて、10月中に読んだ本の話詳しい話はまた次回♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする