洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくりハリー・ポッター(18) That will do.

2016年09月26日 | ゆっくりハリーポッター 

みなさん、こんにちは!

しばらくレッスン準備と用事が続いてまたまた久しぶりの更新になってしまいました(><。)

今回は、こちらもまた久しぶりのテーマ、ゆっくりハリーポッター、第18弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLINGより

すぐに使える一言英会話フレーズ That will do. をご紹介します。

 

今回ご紹介する表現は、Hagridに連れられて魔法学校入学に必要なものを買いに出かけたHarryが

魔法の杖(Magic wand 読み方:マジックワンド)を買うために訪れた杖屋さんでのワンシーンにありました。

 

この表現が使われているシーンの少し前のところでは、

店主のOllivander(オリバンダー)が魔法使いと魔法の杖の関係について語りながら

ハリーに合う杖を店の棚を見て探しています。

後に続く今回のオススメ表現That will do.はそこに至るまでの話の流れも大事ですので、

まずは自分に合うぴったりの杖の重要性を語っているOllivanderの言葉の引用からご覧ください♪

 

No two Ollivander wands are the same, just as no two unicorns, dragons or phoenixes are quite the same.            And of course,  you  will  never get  such good results  with another wizard's wand.

 

大体の意味を訳すと、

〔ユニコーンやドラゴン、フェニックスにまったく同じものがいないように、まったく同じオリバンダーの魔法の杖は二つと無い。

そして、もちろん、他の魔法使いの杖を使っても、いい結果を得られることはない。〕

つまり、その人に合ったぴったりの杖でないと杖の持つ最大限の力は発揮されることはないということですね。

 

それほどに大事な杖ということで、Ollivanderが色々と吟味しながらハリーにぴったりのものはどれかを見繕っている間、

テープメジャーがHarryの鼻柱(鼻の穴と鼻の穴の間)の幅を計測します。どの杖が一番いいか、いくつか目星をつけた後、Ollivanderは

それらの箱を棚からおろしながら、テープメジャーに「それでいいよ。」と声を掛けます。

(計測はそれで十分だよというような意味ですね)

するとメジャーが動きを止めて床に落ちます。

このOllivanderとmeasure(メジャー)のやり取りの部分が、今回のオススメ表現が入ったシーンです。

少し長めですが、そのシーンを続けて引用してみます♪

   Harry suddenly realised that the tape measure, which was measuring between his nostrils,  was doing this on its own.    Mr. Ollivander was flitting around the shelves, taking down boxes.

     'That will do,' he said, and the tape measure crumpled into a heap on the floor. 

 

☆今回のオススメ表現☆

黄色で色付けした部分、「それでいいよ。」です。

この表現、本当に良く使える、そして、使われる表現で、

ハリーポッターのこのシーンではthatを文脈に合わせて少し意訳して「それでいい」としましたが、

直訳調では「あれでいい」です。

では、「これでいい」の時はなんと言うでしょうか??

 

that  を this に変えて 

This will do. ですね!

 

「それでいいです」は

that を it に変えて

It will do.

 

「これでいいですか」は疑問文、

will を前に出してクエスチョンマークを付けます。

Will this do?

 

「あれでいいですか」は

Will that do?

 

使えます(^-^)

 

そして、この表現、前回紹介したジョークから派生して紹介した冷凍豆の意外な(?!)利用法についての

ウェブサイトの引用文にもありました。

それがこちら↓(黄色の部分がオススメ表現の応用編です)

Reach for the peas. Any bag of frozen food will do, but frozen baby peas have a way of fitting into the  nooks and crannies around your eyes. ・・・・

*anyは「どんな」「何でも」の意味です。

今回ご紹介した「主語will do」の意味を当てはめて訳すと、

「冷凍食品の袋だったらどんなものでもいい」ということですね!

でも、やっぱり冷凍豆が一番柔らかくて良さそうですね!

 

私は冷やしたタオルか、アイスノンソフトが一番ですけどね(^-^;) 

 

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そういうことじゃ・・・ what aboutを使った表現 【Cool Bag of Tricks -Reader's Digest のジョークより】

2016年09月05日 | 英語表現

 

みなさん、こんにちは!

今回は細切れ時間に読めて会話の勉強になる英語のジョークを

当ブログでおなじみ(?!)Reader's Digestよりご紹介します。

 

今回紹介するジョークはReader's Digestの2012年度3月号に載っていたジョークです♪

------------------------------------------ 

 

Overheard in the hospital...

Nurse:   When you get home, put ice on your eye to reduce the swelling. A bag of frozen peas works well.

Patient:  We don't have frozen peas. What about canned peas?

  -Joseph Ncara, Kalamazoo, Michigan-

 

----------------------------------------------------------

 

さて、みなさん、いかがでしたか?

聞かれたナースの気持ちになって、そういう問題じゃ、、、(^-^:)となっていたら正解です。

(最後の- (ハイフン)のところはこのジョークを投稿した方のお名前と住まいです)

 

少しずつ見ていきます♪

まず最初の文章、Overheard in the hospitalは状況説明の文章です。

hearは五感を表す単語の一つ、意識しなくても聞こえることを意味する「聞く」ですが、

そこにoverがついてoverhearとなると、壁越しに聞こえてきたり、誰かが話していることが

聞こうと思って聞いたのではないけれど聞こえちゃったり、という時に使う「聞こえてくる、聞こえる」です。

ということで、ここでは【病院で聞こえてきた話】という設定で

話をしている看護師さんと患者(patient 読み方:ペイシェント)さん

姿は見えずに会話だけが聞こえてきています。

 

Nurse:   When you get home, put ice on your eye to reduce the swelling. A bag of frozen peas works well.

※reduce は「減らす、少なくする」

※the swelling は「腫れ」

※a bag of frozen peas は「冷凍豆の入った袋」

※ここで使われているworkもオススメで「効き目がある」「上手くいく」という意味のworkです。

 

(看護師さん:家に帰ったら、腫れが引くように目を氷で冷やしてくださいね。

冷凍豆の入った袋がよく効きますよ(よく使えますよ))

 ※少々意訳です。

 

Patient:  We don't have frozen peas. What about canned peas?

※canned peas は「まめの缶づめ」

(患者さん:うち、冷凍は買ってないんですよ。缶詰じゃダメですか?) 

※だいぶ意訳です。

 

 

え?!豆の問題?!!!

 

 

☆今回のオススメ表現☆

ブルーで色付けした、What about・・・?です。

aboutは前置詞ですので後ろに続くのは必ず「名詞」です。(動詞の場合は動名詞(~ing)にします)

 

このwhat about~?

「~はどうですか?」と、違うアイデアを提案するときに使います。

これに似た表現にhow about~?「~はどうですか?」という表現があります。

この二つよく似た表現ではありますが、

違いとしてはwhat about のほうは、

「~はどうなるの?」「~はどうなっているの?」と少し抗議?する時にも使います。

how about はその意味では使わず、

「~はどう?」とアイデアを提案したり、「~はどうですか?」と何かを勧めたりする時に使います。

 

「~はどうなりますか?」と尋ねる時の

what about ~?知っていると便利な表現です。

 

有名な一言英会話フレーズとしては

What about me? (私はどうなるの?)というのがあります。

これを少し応用すると

What about my dinner? (私の晩御飯どうなるの?)➡晩御飯私は何食べたらいいの?

というようなことも言えます。

他にもありますが、今回はこのくらいにしてジョークの話に戻ります。

 

これ、”豆であること”が大事なのではなくて、腫れを冷やす機能を果たすものであることが重要でしたね。

患者さん、とんだオトボケさんでしたが、この冷凍豆を使った療法(?)西洋ではよく使われている方法で、

朝起きた時に腫れぼったい目になってしまっていた時の対処法を紹介する、あるウェブサイトにも

”豆”を使った方法が載っていましたので紹介します♪

 

それがこちら➡ How should I treat puffy eyes in the morning?

 

豆が登場する部分、出だしにいい表現がありましたので少しだけ紹介します♪

● Reach for the peas. Any bag of frozen food will do, but frozen baby peas have a way of fitting into the  nooks and crannies around your eyes. ・・・・

 

なんとなく難しい単語がちらほら・・・知らない単語に一瞬とらわれそうになりますが、

この文を読む時に絶対に忘れてはいけないことがあります!

それは、【目の腫れを解消するための方法であること】。

ということは当たり前ですが【目の話】、

読みながら【目の形】を想像すると

but以下の「何故、冷凍豆がいいのか」の説明の想像がつきやすくなります。

そして、もう一つ!

大切なのが【豆のことも忘れないこと!!】。

豆といえば、粒粒です!

凍らせてもちょっと袋の上から触れば自在に形が変わります!

ということで、豆がオススメなのは、

冷凍豆が一番目のくぼみにフィットしていいからという感じですね!

 

かといって、冷凍豆の袋を直接あてたら皮膚への刺激が強いですので、

もし何かの折にこの方法を試される際には

豆と皮膚の間にタオルを一枚挟むこともお忘れなく(^-^)

 

ウェヴサイトからの引用文、先に後半の解説をしましたが、

途中のAny bag of frozen food will do.

こちらもオススメです。

will do を使った表現についてはまた次回♪

 

 

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