洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくりハリーポッター番外編!?

2019年07月02日 | 英語表現
みなさん、こんにちは。5月、6月と用事が重なり、久しぶりの更新となりました

ゆっくりハリーポッターと題して、HARRY POTTER and the Philosopher's Stone (J.K.ROWLING著)より、
使える表現を不定期で紹介していますが、今回は、以前そこで紹介した文法&表現の要素が両方入ったジョークをご紹介します。

ではさっそく引用から♪(まずは辞書なしで、知っている単語を手掛かりに想像しながら通しで読んで下さい)

The last thing my husband wanted was to be stuck in line at the grocery store. But stuck he was when the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan. Off toddled the cashier to check the price herself.

"I can't believe this," the annoyed customer growled to Derek. "I'm the one this always happens to!"

"And I," Derek said, sighing, "am always standing behind you."


-BEVERLY O'BRIEN- (Reader's digestより)



今回のジョークの場面は?


一文目にat the grocery store 、2文目にthe cans of tuna、そして、3文目にcashier そして check the price、さらに4文目にcustomerとあります。
これらをヒントに考えると、何らかのお店、そして、2つ目のツナの缶詰から、スーパーっぽいところだと言うことが分かります。


登場人物は?

前半、すぐに分かるのは、my husband ですね。そして、the woman、どんなwomanかが分かるところはその直後のin front of him(=my husband)と
the cashier(レジの人:日本ではキャッシャーさんと呼ばれているのを耳にしたことがありますが、英語の読み方は"キャシアー”となりますのでご注意を)です。



ここまで見たところで、前半の内容を取りたいと思います。

出だしの文章、The last thing my husband wanted was to be stuck in line at the grocery store.

the last thing +主語+動詞 を直訳すると 【(主語)が~する一番最後のことは】となり、
そのままこの法則を当てはめて訳すと、【私の主人が欲しい一番最後のことは】となりますが、
そのままだと日本語としてちょっと不自然になりますので、この表現は、”欲しい一番最後のこと”ということは
見方を変えれば、”一番欲しくないこと”ということで、そちらの意味で訳します。
さらに、文章の流れに合わせて整えると、「私の主人が一番嫌いなことは~」とすると続きが自然につながります。
(the lastを使った表現、さらに詳しくはこちら→ゆっくりハリー・ポッター(22)the last person とは


lineは「列」の意味です。

to be stuck in line とは、列でどうなる状態のことか?
食料雑貨店の列でなったら嫌なことを大体想像すると、やっぱり一番は、、、なかなか進まないことかもしれません。
急いでる時など、進まない列に並んでしまうと、しまったと思いますよね。
この文章はまさしくその意味で、列で詰まる(be stuck)こと、意訳すると、全然前に進まなくなって長く待たされることです。


このジョークの中では何が起こったか?
それが書かれているのが続きの文のこの部分です。
the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan. Off toddled the cashier to check the price herself.

レジに商品の値段を入れていくのに、係の人がピッとスキャンしていきますが、そのスキャンが全然反応しない時ありますよね?
今回はまさしくその状況が起こります。
would notで「全く~しようとしない」という意味があります。

前の女性が買い物カゴに入れていたツナ缶の値段が全くスキャンできない状況です。

そうなるとレジの人はどうするか?
Off toddled the cashier to check the price herself.
この文章、いきなり出だしからoff とあって、しかも続きがtoddledと 動詞の過去形か過去分詞か が書いてあって一瞬焦ります。初学者の方は、もしかしたら、わからない!とパニックになってしまうかもしれません。

が、実は、こちらの文章には、前回紹介した倒置法が使われています。
それがこちら↓
ゆっくりハリー・ポッター(24)より情景が描写できる倒置法と手触りに関する表現 Part 2


ということで、平たい並び(普通の主語+動詞の並び)に並び替えてみます。
The cashier toddled off to check the price herself.

さっきより意味が取りやすくなりました。
レジの人が自分で値段を確認するためにそれがあった商品棚までトトトっと走って行きました。

この状況、皆さんも一度は目にした、もしくは体験したことがあるのではないでしょうか。


この倒置法、先ほどあえてとばしましたが、実は、このすぐ前の文章にも使われています。(太字の部分)
But stuck he was when the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan.

平たい並びに並び替えると
But he was stuck when ~ となり、こうなると意味が取りやすくなりますね。

初めからそう表現してくれればいいのにと思いますが、そうじゃないほうがより一層文章に味わいが出ます。

レジの列で並んで長く待たされるのが一番嫌いな人が、Stuck he was (待たされたんですよ!!)と。


食料雑貨店のレジの列で待たされるのが一番嫌いな人が、彼の前に並んでいた女性のツナ缶の値段がどうしてもスキャンできずにレジの人が直接値段を見るために商品棚へと走って行ってしまったという、結構時間かかってしまう状況に陥ります。

そして、その続きどうなったか。


"I can't believe this," the annoyed customer growled to Derek. "I'm the one this always happens to!"

"And I," Derek said, sighing, "am always standing behind you."


「信じられないわ、いっつもこうなるのよ」と、気分を損ねた客がDerekに最悪だわという感じで言います。

※Derekって、いきなり誰?!という感じですが、急に全く関係のない人が登場することはありませんので、流れから、これはきっとこのジョークを投稿した人の旦那さんなんだろうなと推測して読み進めます。


「そして、私はいっつも貴方の後ろで待たされますよ」とため息交じりにDerekが言いました。
(訳は意訳です)



二人は腐れ縁?!



ジョークは短い中に起承転結があり、文法要素もふんだんに含まれていて、勉強になるな~といつも思います。


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ゆっくりハリー・ポッター(24)より情景が描写できる倒置法と手触りに関する表現 Part 2

2019年05月06日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは。
今回は、ゆっくりハリー・ポッター 第24弾 

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Eleven
The Mirror of Erised


Harryがクリスマスの朝に届いたプレゼントの中身をRonと一緒に確認しているシーンより、
より情景が描写できる倒置法を使った表現と手触りに関する表現Part2をご紹介します♪



前回までに登場したプレゼントは...

1つ目:Hagridからの手作りの木製のフルート

2つ目:Uncle VernonとAunt Petuniaから短い手紙とそこに貼られた50ペンス硬貨


この50ペンス硬貨が貼られている様子、本文では次のように書かれています。


Sellotaped to the note was a fifty-pence piece.


※noteはここでは、短い「手紙」のこと
※pieceはここでは「硬貨」のこと ちなみにロングマン現代英英辞典の定義では18番目にMONEY (a coin of a particular value) とあります。

この文章、いきなり過去分詞から始まっていて、気が引っ込んだ状態(わからない知らないと思いながら恐る恐る前に進む状態)で読むと、何のことかわからなくなりそうですが、落ち着いて観察したら、セロテープ、え?もしかして、あの、セロテープ?と自分の知っていることが書かれていることに気付くことができます。


セロテープで何をするか?常識で考えると、「貼ります」ね。
そこで、落ち着いて、もしかして何かが貼ってあるのかも?と見ていくとより理解しやすくなります。


この文章、wasの前後が入れ替わった倒置の文体になっています。
平たい文章(普通の並び)に戻すと

A fifty-pence piece was sellotaped to the note. となります。

こうすると普通の受動態の文になりますので、より意味が取りやすくなりますね。果たして、この文章が伝えている意味は、この平たい並びの文章と同じです。それなら、はじめからこう書いてよ!と思われれるかもしれませんが、それだと、手紙に硬貨が貼られている状態の、何とも奇妙で非常識な様子はそこまで伝わりません。あえて倒置で表すことで、普通の【主語、動詞】の順で並んでいる文章よりもよりしっかりと見なければならなくなります(慣れてくると通常の読書スピードに等しいレベルのスピードでのじっくりになります)し、え?何これ?、うわ!50ペンス硬貨が貼ってある!!と、驚くHarryの気持ちの追体験までできるような表現法になります。

過去分詞から始まるこの倒置の文体、わりとよく使われれる表現の手法ですので覚えておくと便利です



それでは、再び、Harryに届いたプレゼントのリストに戻ります。

3つ目:Ronのお母さんから手作りのRonたちとお揃い(でも色違い)のセーターと手作りのチョコレート

4つ目:Hermioneから大きな箱にいっぱい入った、Chocolate Frogsというチョコレートのお菓子


そして、いよいよ、最後の一つとなった、5つ目のプレゼント、そこには何が入っていたか。
ここからが前回の続きです♪

包みを持ち上げてその感触を確かめたHarry(Harry picked it up and felt it)、とっても軽くて何だろう?と包みを開けるとそこには。。。


ここから引用です♪

Something fluid and silvery grey went slithering to the floor, where it lay in gleaming folds.

(何か液体のように柔らかい銀色のような灰色の物が床にスルっと落ちて、床の上で折り重なって輝いていた)

それを見たRonは、息をのんで、驚きすぎて、手にしていたHermioneからもらったお菓子の箱を落とします。そして、

「これについて聞いたことがあるけど、これが、もし、そのそれだとしたら、めったにないもので、本当に価値のあるものだよ!」とHarryに話します。(‛I've heard of those,’'If that's what I think it is - they're really rare, and really valuable,')


それを聞いたHarryがRonに尋ねます。(ここから先は辞書なしで、知っている単語を大事に、前後の流れをよく観察して知らない単語の意味を想像しつつ、まずは全体をお読み下さい)

・・・・・・・

'What is it?' (←Harryの発言)

Harry picked the shining, silvery cloth off the floor. It was strange to the touch, like water woven into material.


'It's an Invisibility Cloak' said Ron, a look of awe on his face. 'I'm sure it is - try it on.'


Harry threw the Cloak around his shoulders and Ron gave a yell.
'It is! Look down!'

Harry looked down at his feet, but they had gone.


・・・・・・・

Harryに届いた5つ目のクリスマスプレゼントの中身は??
それを被ると姿が見えなくなるan Invisibility Cloak(透明マント)でした。

※invisibilityはvision (見ること)+ able (可能)+ ity(名詞の語尾)に 反対の意味になるinがついて【目に見えないこと】を表す単語になっています。

形容詞形はinvisibleです。
It's invisible. と言えば、「それは目に見えません」となります。
反対にIt's visible.と言えば「それは目に見えます」となります。



☆今回のおススメ表現☆
Harryが床に落ちた銀色に輝く布(cloth:クロス)を拾い上げた時に感じた、その布の手触りに関する表現'It was strange to the touch"です。

基本の型は It is (形容詞)to the touch. で、【それは~な手触りです(触れると~な感じです)】

「(生地などの)手触りがいい」は、It is smooth to the touch.とよく言われます。

It is hot to the touch.と言えば、「触ったら熱い」となります。


Harryに届いたマントの手触りは It is strange to the touch, like water woven into material. (妙な手触りで、まるで編んで生地にされた水のようだった)

水を編むことなどできませんが、そのくらい、すごく柔らかくてサラサラした様子が描写されている面白い表現ですね。


うわぁすごい!という表情のRonに「絶対そう(invisibility cloak)だと思うよ、着てみて!」と言われてHarry はそれを肩から掛けます。
すると、「やっぱりそうだ!(It is!) 下を見てみて!(Look down!)」とRon.
言われる通り、Harryが下を向いて自分の足を見てみると、、、、、

They(足の事)had gone! (消えてなくなっていました!)


Harry Potterの映画は観ていませんので、映画の中で、このシーンがどのように表されているのかわかりませんが、おそらく、ほとんど映像(役者さんの表情や小道具)で表されて、この3分の1くらいしか言葉では描写されていないのではないかなと思います。
不思議な魔法の世界の映画ですので、それはそれで、映像で見るとすごく面白いだろうなとは思いますが、英語学習的には、ちょっともったいないですね。




さて、このマント、誰から届いたのか、気になるところですが、今回はこの辺で♪


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映画もドラマもいいですが、やっぱり読書、お勧めです



ゆっくりハリー・ポッター(23)Feel it. ~手触りに関する英語~

2019年05月04日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは!4月中はレッスン準備などでバタバタしてしまい、久しぶりの更新になってしまいましたが、今回はゆっくり(すぎる!)ハリーポッター 第23弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Eleven
The Mirror of Erised より

Hogwartsで迎えたクリスマスの朝、HarryがRonと一緒に届いたプレゼントの中身を確認しているシーンより、手触りに関する表現、そのほか色々、ご紹介します♪


Hogwartsに来るまで、良いクリスマスを過ごしたことがなかったHarry、まさか自分あてのプレゼントが届くなど全く期待していなかったところに、いくつかプレゼントが届いたので、とても喜びます。そして、一つ一つ、誰から何が届いたのか、中身を確認していきます。

一番上の小包を開けると、そこには、HagridからHarryへ手作りのwooden fluteが入っています。

そして、2つ目の小包には、VernonおじさんとPetuniaおばさんからの短い手紙とそこに貼られた50ペンス硬貨が1枚

'Hagrid and my aunt and uncle - so who sent these?' とHarryが次のプレゼントを見ると、Ronが少し顔を赤くしながら、'My mum.I told her you didn't expect any presents and -oh, no,' 最悪だ~といった感じで、'she's made you a Weasley jumper.'と言います。

WeasleyはRonの苗字なので、たぶん兄弟お揃いの何か...jumperってもしかして日本語にもあるあの服のことかなと思いながら、先を読み進めると、

Harryが小包を開けて中身を見ている場面の描写に a thick, hand-knitted sweater in emerald green と説明が。

イギリス英語ではセーターのことをジャンパーとも言うのですね。(※他にはpulloverという言い方があります)


そして、その包みには、Ronのお母さんの手作りのWeasley家お揃いのセーターに加えて、a large box of homemade fudgeが入っていました。


fudgeはチョコレートのことです。



★ここで、少し注目したいのが、「手作り」を表す英語です。

・ a thick, hand-knitted sweater in emerald green

・ a large box of homemade fudge


日本語の頭で考えると、カタカナにもなっている『手作り=handmade(ハンドメイド)』といつでも言いたくなりますが、チョコレートの時にはhomemade(ホームメイド)という言葉が使われています。


その理由は何故か??

食べ物は基本的に『手で作る』からです。

食べ物以外は機械でも作ることがありますので、”手で作ったんだよ”と伝えるためにhand-を使った表現を使います。ここでは、手編みということで、knit(ニット)と合わせてhandknittedと表現されていますが、handmade sweaterと表してもOKです。





さて、Harryに届いた4つ目のプレゼントは、Hermioneから、大きな箱にいっぱい入ったカエルの形をしたチョコレートのお菓子でした。


その後、あと残り一つとなったプレゼント、それを確認する時のHarryの様子に今回のおススメ表現がありました。


ここからがその引用です♪

Harry picked it up and felt it. It was very light. He unwrapped it.

【Harryはそれ(=小包のこと)を持ち上げて、中身がどんな感じか(この場合は、小包を外から触って確かめている感じですので、重さなど)を確かめてみた。それはとても軽かった。そして、彼はそれを開けた。】


☆今回のおススメ表現☆

「触って確かめてみる」を表す、feel

届くと知らなかった小包などが届いた時、何だろう??と箱を持ち上げて中身を想像したりしますよね。
小さくても、やけに重量感があったり、大きくても軽かったり。
中身が詰まっている感じだったり、ちょっと揺らすと動く感じだったり。
ここでは、Harryが何が入ってるんだろう?と想像しながら包みの感触を確かめている様子が目に浮かびます。


熱があるかないかおでこを触って確かめるときがありますが、その時にもこのfeelを使って表すことができます。
小説 IF TOMORROW COMES by Sidney Sheldonでも、ちょうど熱を確かめているシーンで同じfeelが使われている箇所がありますので、今回はそちらも紹介します。

主人公のTracyが体調を崩して、調子がとても悪くなった時に熱があるか自分で確かめるシーンがあるのですが、そこにあったのが次の文章です。

She felt her forehead again, and it seemed hotter than before.

※foreheadは「おでこ、額」のこと


訳:彼女は額をもう一度触って確かめた。前よりも熱くなっているようだった。


「これ、触ってみて!」と言う時などは Feel. だけで言われることもあります。
(注意:feelの後に具体的な名詞(目的語)を省略した形になっていますので、この一言英会話フレーズは状況が明らかな場合のみ通じます)


基本単語のfeelですが、この意味でも使えるようになると、表現に彩りを加えられます。

Harryに何が届いたのか?!
続きは次回




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今回紹介した表現は215ページにあります♪

単語の意味、カギは文の流れです!⑪ lose one's place とは

2019年03月30日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは。
今回は当ブログでお馴染み、Reader's digest より、ちょっとかわいいエピソードと英文読書のコツをご紹介します。

今回紹介する文章は、Reader's Digest 2017年10月号の日々の暮らしの中で起きたおもしろエピソードが紹介されているページの
LORD, HELP US! (神様、助けて!)というタイトルが付いた教会での出来事にまつわる小話からの引用です。

まずは、辞書なしで、知っている単語を大切に、どんな話か想像しながらお読み下さい。

After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)


さて、いかがでしょうか。
今回は、教会でのお話ということで、教会に関する特別な表現がいくつかありますので、読解の第一段階としては、7歳の男の子と一緒に来ているお母さんが何かした話だなというのが取れたらOKですが、知らない単語に気を取られてしまっていたら、「7歳の男の子」の部分は読み取りが少々難しいかもしれません。


”7歳の男の子と一緒に来ているお母さん”というのはどこでわかるか?
本文始まってすぐの文章(特に太字の部分)が手掛かりになります。

a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet.

もし、ここで、a とseven-year-old の間にある、fidgetyに気を取られすぎたら、その先の内容は一つも頭に入ってこないということが起こりえます。
でも、ここで、fidgetyはちょっとわからないけれど~、ま、読み進めるうちに分かるかな~という気持ちで先へ勧めたら、話の大筋が見えてきます。


この話の登場人物は?
7歳の男の子、そして、そのお母さん、そして、a mother ~ told me .....とありますので、「私」そして、そのお母さんの発言の中に登場するPastor Charltonの4人です。

「私」って誰?!となりそうですが、文の流れから、この話を投稿した人、そして、このお母さんの話を聞いた人のことだということが分かります。

Pastor Charlton が、人のことだと分かる手掛かりは、その続きの文にヒントがあります。
Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again.

Charltonさんが主語になっている文章でhis ~、his~とあるので、流れから、男性だなということが分かります。


この話の本題は?
まず、今回の話を読解する上で、一番大事な手掛かりは、『教会』での話だということです。
教会と聞いて思い出すこと、私もそこまで詳しい方ではありませんが、それでも、映画を見たり、何かしらの情報番組などを見たりして、教会で行われそうなことについて大まかな知識はあります。そこから考えて、小さい子供と一緒にお母さんが参加して、ちょっと心配になりそうなこと、起こりそうなことを想像すると、牧師さんがお話する時に、子供がじっと座っておとなしく牧師さんの話を聞いてくれるかどうかだと思います。今回のお話はその場面にまつわるちょっとかわいいオチがあるエピソードです。

そして、牧師さんのお話の時に、小さい子がどんな状態になるかが書かれているのが先ほど飛ばしたfidgety*という単語です。
ロングマン英英辞典の定義では、fidgety : unable to stay still, especially because of being bored or nervous ( 特にbeing bored もしくはnervousなために、stay still できないこと)、そして、同義語はrestless(←rest(休憩、ゆっくりしている状態)がless(ないこと)
これは、教会だけの話ではなく、誰かが長く話をするという状況であれば他の場合(お寺でのお坊さんの話や学校の集会で先生が話すときなど)にもあてはまりますね。
子供にとっては少し難しい話だったりすると思いますので、長くなると‟そわそわ”してしまいます。

でも、それをそのままにすると、牧師さんに失礼ですし、他の人にも迷惑をかけてしまうかもしれない、ということで、このお母さん、なかなかの妙案を思いつきました!
それが、最後の"if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again."のところです。

ここで、今回のタイトルに出しました、lose one's place が出てきます。lose one's placeだから、lose (失う)his(彼の)place (場所)だから、
私ははじめ読みかけた時、え、職を失うの?!と一瞬思い、でも、その続きの and will have to start his sermon all over againというのを読んで、なるほど~!と思いました。あいだの単語を全部すっ飛ばしたとしても、start とagainで、”また始める”、そこから状況も併せて想像すると見えてくると思います。そこに、さらに子供がじっとしとかなきゃ!!と思える要素を加えたのが、start ~all over again (全部初めからやり直す)です。
私は、そこまで読んで、lose one's placeは、‟どこまで話したか忘れる”ことだ!と意味がピシッと整いました。
単語(または熟語の意味)の最終決定権(?!)は文脈にあり!です。


☆豆知識☆
教会にまつわる今回のお話より、教会に関係する表現として今後の参考に知っていたら、より理解が深まる表現

the worship service :礼拝
pastor : 牧師さん (宗派によって牧師さんを表す言葉は他にも色々あります。興味のある方は辞書を参照して下さい。)
sermon:説教 =a talk on a moral or religious subject, usually given by a religious leader during a service (オックスフォード現代英英辞典より)


それでは以上のことを参考にもう一度引用文をお楽しみ下さい♪


After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)


(礼拝の後、そわそわしていた7歳の子を持つある母親が、彼女の息子を、やっと、どのようにして牧師さんのお説教の間、じっと座って静かにしていさせるとこができたかを私に教えてくれました。
説教の中盤で、彼女は子供に身を寄せて、そっと、「静かにしていないと、Charlton牧師はどこまで話したかわからなくなって、また初めからお説教をやり直さないといけなくなりますよ」とささやいたそうです。)


お母さんの話を聞いて、この7歳の男の子が、え!!また、このお話が初めからやり直される?!それは困る!!と頑張って静かにじっと座る様子が目に浮かんで、かわいいなぁと思うお話でした


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*fidgety
当校でfidgetingに関する記事を読まれた生徒さんは、もしかして?!と思われたかもしれませんね



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新しい習慣を始めるのにベストなタイミングは? ~Better Than Before by Gretchen Rubinより~

2019年03月19日 | 英語表現
皆さん、こんにちは。
今回は、Better Than Before (Gretchen Rubin著) より、
新しい習慣を始めるのにベストなタイミング、そして、習慣にまつわる英語表現をご紹介します。

まずは、習慣を始めるベストなタイミングとは?!

この本は、よりよい人生を生きるために毎日の習慣を味方に付けよう!ということが書かれています。毎日の習慣といいましても、ただの習慣ではなく、人生をより良いものにするための習慣ですから、より良い習慣である必要があります。その良い習慣をを毎日の日課(例えば歯を磨くなど)のように、生活の一部として取り入れられたら楽により良い人生を生きられるというもの。

ですが、それは、言うは易し~で、3日坊主という言葉があるように、実行に移してもそれを長続きさせるのは、なかなか難しいものです。
そこで、著者のGretchenさんが、この本の中で提唱しているのが、人にはそれぞれタイプがあって、そのタイプに合わせた習慣の取り入れ方(もしくは悪習慣の断ち切り方)をすると、より楽にその習慣を身に付けられるというものです。

そのそれぞれのタイプについてはまたいつか触れたいなと思いますが、そのタイプの話とは別に、本文では、新しい習慣を始める(または悪い習慣を止める)のに最も適しているタイミングもいくつか紹介されているのですが、今回は、そのタイミングの中の一つ、Clean Slateについて、紹介したいと思います。

Clean Slateと聞いて、「知らない」と慌てて辞書に走ってはいけません。

この表現、そこまで一般的な英語ではないので、知らない人のほうが多いと思います。
大事なのはこの言葉を知っている知らないではなく、文脈でその意味が推測できるかどうかです。その方が実践では役に立ちます。



それでは、ここからClean Slate に関する本文の引用です♪Clean Slate とは何を表す言葉なのか、推測しながらお読み下さい。

Any beginning is a time of special power for habit creation, and at certain times we experience a clean slate, in which circumstances change in a way that makes a fresh start possible - if we're alert for the opportunity.

Many people deliberately use the New Year or their birthdays as a clean slate, but it can take many forms. The slate may be wiped clean by a change in personal relationships: marriage, divorce, a new baby, a new puppy, a breakup, a new friend, a death. Or the slate may be wiped clean by a change in surroundings: a new apartment, a new city, even rearranged furniture. Or some major aspects of life may change: a new job, a new school, a new doctor. ....


難しい単語もちらほらあると思いますが、そういう時こそ、分かる単語を中心に後は前後をよく観察して読み進めることが大事です。そして、絶対に忘れてはいけないのが、この文章は、いつ新しい習慣を始めるベストなタイミングかについて書かれている文章であるということ。一見当たり前のことですが、知らない単語に目と気持ちを奪われていると、ついつい主題を忘れてしまって、まったく内容が入ってこず状態になります。

今回の最大のヒントは、出だしのAny beginning という言葉、

そして、その後の文章で取り上げられている例の数々も大事です。

the New Year, birthdays,
marriage, divorce, a new baby, a new puppy, a breakup, a new friend, a death,
a new apartment, a new city, a new job, a new school, a new doctor 

上記すべてに共通していることとは何か??


何かしらの変化、ですね!
(個人的には、a new puppy(新しい子犬)というのが入っているのが嬉しいです

中には少し悲しい内容(離婚や別れ、そして、死など)のものもありますが、そこからまた新たな何かが始まります。

そう、それが、Any beginningに当たります。

そして、その時の状態が、clean slate(白紙の状態)です。
その区切り目に合わせて、新しく何かを始めるとより長続きできるそう。

その変化は、大がかりなことではなくて、引用文の途中にあった rearranged furniture(家具の配置換え) などでもOKとのこと。本文では、そんなことでもClean Slateになりますよ、という意味合いもこめて、even(~でさえ)が付けられています。確かに、家具の配置換え(部屋の模様替え)も気分が変わって、やるぞー!という気持ちになれますよね。

3月の途中ですが、昨日は週の初めの月曜日ということで、昨日からやっと、昨年途中まで手を付けてそれ以降そのままになっていた部屋の掃除に取り掛かり始めました!
Clean Slate のパワーで、今回は長続きするといいなぁと思います。




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