洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

Skin? Peel? ~When You Reach Me by Rebecca Steadより~

2023年08月17日 | 英語表現

みなさん、こんにちは!今回は When You Reach Me  by Rebecca Steadより、主人公のMirandaが友人Juliaの家でケーキ作りをしているシーンより、料理に関する英語表現をご紹介します♪

Juliaと2人だけでのケーキ作りは初めてということで、困ったことがあった時、Mirandaは仕事中のお母さんに電話をかけて色々と質問します。今回は、そのことが描写されているシーンからの引用です

まずは辞書なしで、前後の流れをよく見て、知っている単語と常識を手掛かりに、どのようなことが書かれているか想像しながらお読みください

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I had to call Mom at work three times to ask her questions like how many tablespoons are there in a stick of butter, and is it okay to use a potato peeler to skin an apple. The third time I called, she said, "Hold on, Mira. Are you planning to use the oven? Is there an adult in the house?" 

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さて、いかがでしょう?

Mirandaがお母さんにした質問の例として挙げられていたのが下記の2つです。

①How many tablespoons are there in a stick of butter?

②Is it okay to use a potato peeler to skin an apple?

 

Mirandaが3度目に電話を掛けると、Mirandaのお母さんがMirandaに、「ちょっと待って。もしかして、今からオーブンを使うの?大人の人は家にいるの? (Hold on, Mira. Are you planning to use the oven? Is there an adult in the house?)」と聞きます。オーブンは高温になるため、子供だけで扱うことが心配になったのでしょうね。

今回は特にMirandaが母親に聞いた2つ目の質問について見ていきたいと思います。

Is it okay to use a potato peeler to skin an apple?

peeler(ピーラー)は「皮むき器」のことです。a potato peelerとpotato(ポテト)を付けて呼ばれるくらいですから、主にジャガイモの皮を剥くのに使用されることが多いのでしょうね。

続きのto skin an appleとはどういう意味か?

"Is it okay to do something?" (・・・してもいいですか。)という型の文章の後に"to do something" (~するために)が続いています。ということは、この文章で ”skin”は、名詞の「皮」という意味ではなく、動詞として使われています。

動詞の時の"skin"の意味は?

「リンゴを~するためにジャガイモの皮むき器を使ってもいいですか。」と言っていますので、"~"の部分にどのような意味の言葉が入るかは『常識』の範囲で考えるとどうなるでしょうか?

皮むき器を使ってする常識的な事、それは、『皮を剥くこと』ですね!

果たして"skin"は動詞では『皮を剥く』という意味になります。

皮を剥くという目的にはpeelerを使うのが正解ですが、a ”potato” peelerという名前のため、Mirandaは”これをリンゴを剥くのに使っていいのかな??”と迷ったのでしょうね。そこで適当にするのではなく、ちゃんとお母さんに確かめる所がかわいらしいなと思います

peelerの”peel”にも”skin”と同じ様に「皮を剥く」という意味と「皮」という意味があります。

 

ちなみに、Mirandaが母親に尋ねていた1番目の質問、"How many tablespoons are there in a stick of butter?"は「棒状のバターには大さじ何倍分のバターが入っているの?」という意味です。

『大さじ』はtablespoon、「小さじ」はteaspoonと言います。レシピなどでよく使われる表現ですので覚えておくと便利です。

 

Reader's Digestの毎日の食事をより健康的なものにする情報が載っていたコーナーにtablespoonを使った表現がありましたので、今回はそちらもご紹介します。見出しの文章で使われている”for”が表す意味を想像しながらお読み下さい

 

- Olive oil for butter.

Two tablespoons of olive oil a day can lower cholesterol. 

 

”毎日の食事をより健康的なものにする”ということがテーマの文章です。そのことを念頭に置きつつ、内容を見ると「1日大さじ2杯のオリーブオイルを食べるとコレステロールを減らせる」ということが書かれています。バターは、控えたほうが良さそうです。そう思いながら見出しの文章 ”Olive oil for butter."をもう一度見ると、forの意味が取りやすくなります。

 

バターもオリーブオイルも両方とも食べたらどうなるか?

健康的な食事のテーマから少し外れそうですね。

どちらか一方のほうが良さそうです。そして、食べるとすれば、オリーブオイル、ということで、

この"for"は”~の代わりに”という意味で使われいる"for"で、Olive oil for butter.は『バターの代わりにオリーブオイルを食べましょう」という意味になります。

 

”for"も奥が深いですね!

 

今回ご紹介した表現は154ページに登場します。

 

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