洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

感覚を表す英語 単語の意味、カギは文の流れです⑲~TIME FOR KIDS SCIENCE ALMANACより~

2023年04月05日 | 英語表現

みなさん、こんにちは。前回、味覚についてのお話をご紹介しましたが、今回はTIME FOR KIDS SCIENCE ALMANACより、『感覚(sense)』を表す英語をご紹介します。

それでは、さっそく引用から

Everything you know about the world around you comes to your sense organs. Your eyes see your best friend; your nose smells cookies baking; your ears hear running water; your fingers tell the difference between paper and plastic.

TIME FOR KIDS とタイトルにあるように、子供向けの本ということで、自分の身の回りの出来事を感覚器官(sense organs)からどのように受け取っているかについて、基本単語でとても分かりやすく説明されています。

まずは、「目」の働き

Your eyes see your best friend. 

次に「鼻」の働き 

Your nose smells cookies baking. 

「耳」の働き

Your ears hear running water. 

そして「指(感触)」の働き 

Your fingers tell the difference between paper and plastic.

 

「耳」の働きの例にある”running water”とは何か?

runには「走る」の他に「流れる」という意味もありますので、流れている水となりますが、この表現はThe apartment has running water. というように「上水道」を表す意味でよく使われます。それが”聞こえる”ということは、Your ears hear running water.で「耳で水道から水が流れている音を聞く」というような意味になります。

「指(感触)」の働きの説明に使われているtell the difference between A and B=AとBの違いが言える、つまり、「違いが分かる」も覚えておくと便利な表現です。

Your fingers tell the difference between paper and plastic. (指で触ると紙とプラスチックの違いが分かる)

 

目と鼻、耳の感覚はそれぞれ「視覚」「嗅覚」「聴覚」ですが、それらは英語では、"a sense of sight" "a sense of smell" "a sense of hearing"と言われます。レッスンでコロナにまつわる医療表現の速訳トレーニングを学習なさった生徒のみなさんは、コロナの症状の説明をする表現の一つに”I lose my sense of taste or smell.”というのがありましたね!(「味覚」を表す表現はa sense of tasteと言います。)

a sense of tasteに関して、TIME FOR KIDS SCIENCE ALMANACの中にも興味深い記述がありましたので今回はそちらもご紹介します

知っている単語と常識を手掛かりにして、どのようなことが書かれているか想像をしながらお読み下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・

Your sense of taste depends heavily on your sense of smell. When you have a cold and your nose is stuffed up, you cannot smell food-and it seems as if the food has no taste.

・・・・・・・・・・・・・・・

さて、いかがでしょう?

大事なポイントは、

①「味覚」と「嗅覚」の関係。

②風邪を引いた時、鼻がどうなるか? ― 鼻が詰まる → 食べ物の匂いが分からなくなる(匂いが嗅げない)

③ ①と②の結果、食べ物の味がどうなるか?

 

①から③と自分が風邪を引いた時にどのようなことが起こるかを合わせて考えると大体の意味が理解できると思います。

 

ざっくりまとめて訳すと”味覚は嗅覚に大きく頼っている(depends heavily on)ので、風邪を引いて鼻が詰まると、食べ物の匂いを嗅ぐことができないため、まるでその食べ物の味がしないかのように感じる”ということが書かれています。

 

前回、味を感じる器官の"taste buds(味蕾)"について紹介しましたが、taste buds に関しても次のような面白いことが書いてありましたので、今回はそちらもご紹介します

Guess what? 

You have nearly 10,000 taste buds. Most are located on the top of the tongue. There are five basic tastes: sweet, sour, bitter, salty, and umami.

 

そんなに沢山ということから、この文章の小見出しの"Guess what?"は”ねぇ、知ってる?(知ってた?ビックリするよ!)”というような意味になります。

 

前回と今回、感覚に関して見てきましたが、あらためて考えると色々面白いですね!

 

今回の表現が載っている本はこちらです♪

仕事の合間の息抜きにパラパラとめくって読むと、英語と知識、両方の勉強になって楽しいです。

教室のビルの入り口の椿です。今年も綺麗に咲きました

1年を通して観察していると蕾の期間が長いことに驚きます。

この美しさはしっかりとした準備があってこそですね。

英語の勉強に似てる?!かもしれませんね

 

・・・・・・・
誰かに代わりに言ってもらうなんて、もったいない!今年は自分で自分の意見を話せるようになるための英語の学習を始めませんか。
English and Beyondのホームページはこちら→ English and Beyond

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味覚をシャープに保つコツ ~1001 little well being miraclesより~

2023年04月02日 | 英語表現

みなさん、こんにちは。レッスン準備の為、久しぶりの更新になりましたが、季節はすっかり春ですね!

今回は、当ブログでReader's Digestと同じくらいお馴染みの1001 little well being miracles (人生をよりよく生きるための1001のコツ) by ESME FLOYDより、845番目に載っていた、それぞれの年代(年齢)に合わせて、より幸せな毎日を送るためのアドバイスのコーナーより、60代の人向けのアドバイスの一つ、味覚に関するお話をご紹介します。

それでは、さっそく引用から(まずは辞書なしで、知っている単語と前後の流れを大事に、内容を想像してお読み下さい。)

845. IF YOU DON'T USE IT, YOU LOSE IT

Your taste buds will be less sharp at 60 than they used to be, but to keep them going strong for as long as possible it's important to keep trying different foods and tastes. 

さて、いかがでしょう?上記の英文で、その意味を知っていないとちょっと理解が難しい?と思われる語句は出だしのtaste budsですが、今回はその意味のヒントをブログのタイトルと出だしに入れていました

taste budsは正式には味を感じる器官の「味蕾(みらい)」という意味ですが、その働きがat 60 (60歳で)less sharpになるということで、60歳くらいから味覚が少し衰えてくるということが出だしで書かれています。

出来るだけ長く食べ物の味を楽しむためにどうすればよいか?が書かれているのが最後の部分

"it's important to keep trying different foods and tastes" (色々な食べ物や色々な味の物を食べるようにすること)でした。

そして、このコツのタイトル、"IF YOU DON'T USE IT, YOU LOSE IT."は、直訳すると「それを使わなければ、あなたはそれを失います」ですが、

文脈に合わせて訳すと「使わなければ、味覚は衰えてしまいますよ」ということですね。

味覚のことについて言われていますが、このタイトルを見る度に、私は何故か語学のことに置き換えて、確かに!と思ってしまいます。

学習した表現やコツを使わないでいるとすぐに失ってしまいますね。

失うというか、忘れてしまいますので、語学の事に合わせて言い換えると、

 

IF YOU DON'T USE IT, YOU FORGET IT. 

 

確かに...

 

かと言って、やっぱり外国に行かなきゃダメか~と思う必要はありません。

使う機会は、海外に行ったり、あえて外国の人と話をする時だけとは限りません。

日常生活でも、ふとした瞬間に英語で考えるようにしたり、英語で独り言を言ってみたり、習った表現を使える場面を見つけては、隙があったら使うようにすると上達につながります

 

味覚の話に戻りますが、私は、新しいものを食べるのが好きなので、何か新しいものを食べる機会があるとワクワクします。

特に春は珍しい山菜や果物がたくさん並ぶ季節で、最近近所の野菜屋さんでも珍しい野菜を目にする機会が増えてきたので毎回買い物するのが楽しみです。写真は、生徒さんから頂いたキンカンとまた別の生徒さんから頂いたいかなごの素干しです。

キンカンはお庭の木から取って、分けて下さいました。

昔、キンカンと言えば、中身は酸っぱくて皮だけを食べるイメージでしたが、こちらは、We cut these in half and took the seeds out, then we ate the whole fruits. しましたら、They were so good! でした。

いかなごと言えば”くぎ煮”が有名ですが、こちらは素干しのいかなごです。春先にしか出回らないそうで、珍しいものをありがとうございました!

We grated Japanese raddish and put it and soy sause on the fish and ate them together. They were so good, too!

お二人ともありがとうございました!

何歳になっても 食べ物を美味しく楽しく頂くために、色々な物を食べて味わって、食べ物に感謝する心を忘れずに元気に過ごしたいですね

 

・・・・・・・
練習法で結果に差が出ます。
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