腰痛の原因不明は８５％

ＮＨＫのためしてガッテンで、腰痛についてやっていました。腰痛ではっきり診断できるのは全体の１５％で、あとの８５％は原因不明だそうです。

そのなかで、ヘルニアは最近、手術しなくても手術をしたひととの治療経過は、１年後、２年後の治癒する度合いは変わらないというデータが出ていて、手術をする意味がない症例が多いという事実が分かってきました。

そして、どうも、身体の免疫細胞である、マクロファージが飛び出したヘルニアを捕食し、取り除いてくれることも分かってきました。

さらに、腰痛のない健常者を調べてみますと、８０％以上の人に、ヘルニアが見つかり、どうも、これは痛みの原因でない場合も多いということも分かってきました。

じゃあ、痛みの原因は何か？ということで、ストレスが３割あると言う科学的事実が最近分かってきたということです。

日本では最近と言っていますが、アメリカの整形外科医であるサーノ博士が出版した「ヒーリングバックペイン」という本にはこのことが載っていて、この本の出版は１９９９年であり、これより、かなり以前から、これを視点にした治療をやっておられました。



もう一つ、痛みの原因で見逃せないのが、筋肉のシコリです。トリガーポイントともいいます。こちらも最近テレビで取り上げられるようになりました。いわゆるＭＰＳという症状です。日本語では、筋筋膜性疼痛症候群といいます。実は、これが原因の痛みがほとんどなのです。私のホームページにも本当の痛みの原因のところで、載せていますが、日本の整形外科の先生もこの観点から治療をする先生も出てきました。とってもいいことだと思います。こちらも科学的事実として分かっていることです。ストレスやＭＰＳと、治療の選択肢が増えて、負担がかからず、早く楽になる治療が一番ですね。