耳鳴りが重い人

耳鳴りで悩んでおられる方がいらっしゃいます。
「ためしてガッテン」でやっていましたが、耳鳴りが悪化する要因は、注意だそうです。
耳鳴りに意識が注目するようになり、だんだん悪化の一途をたどっていくようです。
当方に来られる方は、首や耳の周りの筋肉を緩めることで、耳鳴りが軽減する方が多いです。
この「ためしてガッテン」でやっていた切り口も有効だと思いました。
そもそも耳鳴りは、ほぼ全員といっていいほど、あるのです。
都会にいると分かりにくいのですが、静まり返ったところにいると、やはりなっていることに気づく方もおられると思います。
普段は、私もあまり意識はしないのですが、意識をすると、結構鳴っている気がします。
イリノイ大学ファティマ・フセイン准教授らの研究チームは、重い耳鳴りの症状に悩む人や耳鳴りがあっても苦痛を感じていない人、そして耳鳴りがない人など85人に協力してもらい、MRIを使って安静時の脳の活動状況を調べました。注目したのは脳の“注意の状態”と関係しているといわれる楔前部（けつぜんぶ）と呼ばれる場所です。
本来であれば注意を働かせる必要がない安静時。
耳鳴りのない人や、耳鳴りがあっても症状が軽い人は、ほとんど注意を働かせていませんでした。
しかし、耳鳴りが重い人は、安静時でも注意が過剰に働いていることが明らかになりました。
耳鳴りに悩む人の多くが一番つらいと言うのは「寝るとき」だそうです。
「ためしてガッテン」でやっていたのは、滝の音や小川のせせらぎの音を、寝る足元に音源を置き、出来れば、寝るのと反対の壁側にスピーカー部を置くのがいいということです。
そうすることで、寝室全体が音に包まれるような環境ができて、より効果が得られるそうです。
波の音のように、の大きさが変化するような音は、耳鳴りの苦痛が取れにくく適していません。
滝の音や川のせせらぎ、木の葉のこすれ合う音などがお勧めされています。
また、耳鳴りを完全に滝の音などで隠してしまうと、音がなくなったとたん耳鳴りを大きく感じてしまう恐れがあります。
そのため、耳鳴りはかすかに聞こえつつ、苦痛を感じなくなる程度の音量にすることがお勧めされています。
耳鳴り以外の何かに集中することで、耳鳴りから注意が外れるという経験を重ねる事で、次第に耳鳴りにとらわれなくなって楽になるそうです。
番組では、滝の音の効果音とともに寝たら、その日から熟睡できたようです。

やってみる価値はありますね。

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