出産時は38歳になるので羊水検査を行おうと思っていました。妊娠が確定した時に先生に希望する旨を伝えました。「安易にする検査ではないけれど希望するならば大学病院を紹介します」と言われました。「いきなり羊水検査でも良いけれど、クアトロテストを行って陽性であることがわかってから羊水検査をすることが多いですよ」と言われたので、クアトロテストも受けることにしました。
染色体異常があれば胎児を諦めるという決断をする場合は、人工流産が可能なのは22週未満なので(胎児理由での人工流産は認められていないので、あくまで妊娠の継続又は分娩が母体の健康を著しく害するおそれがあるから、という理由での人工流産になります)、15週に入ってすぐクアトロ検査、17週で結果がわかり必要なら羊水検査、20~21週に羊水検査の結果が判明し、22週になる前に決断をする、というタイトなスケジュールになります。
●クアトロテスト
妊娠15週に入ってすぐ行いました。検査自体は妊婦の採血だけです。血清中のAFP,hCG, unconjugated estriol, inhibin Aを測定し、ダウン症、18トリソミー、神経管閉鎖異常の確率が計算されます。海外にサンプルを送ります。年末年始を挟んでいたので、結果が出るまで約2週間かかりました。費用は約2万円でした。私はダウン症の確率が1/178で、カットオフ値(35歳の妊婦からダウン症の赤ちゃんが生まれる確率)の1/295よりも高かったので陽性となりました。ただ、38歳の妊婦からダウン症の赤ちゃんが生まれる確率は1/145なので、それに比して特に高いという訳ではありませんでした。検査結果を見てやはり羊水検査を受けることにしました。すぐに大学病院を紹介されました。
●羊水検査
妊娠17週に入ってすぐ行いました。羊水中の胎児の細胞を培養するので、結果が出るまで3,4週間かかります。まず一回受診して検査の説明を受け、検査の日程を決めました。感じの良い女性の先生が担当でした。翌日に検査可能とのことだったので、初診日の翌日にお願いしました。初診時にクリニックでの採血結果(感染症、不規則抗体など)を全部持っていったので採血はしないで済みました。この日の夜にはじめて胎動を感じました。
紹介された病院では日帰り入院で検査を行っていました。朝10時に病院に行き、検査室で検査着に着替えました。ベッドに横たわってお腹を消毒され、滅菌されたカバーをつけた超音波装置のプローブで見ながら、羊水を採取するのに一番いい場所を探して、細くて長い針を刺され、注射器で羊水を試験管2本分位抜いて終わりでした。さすがに高性能の超音波装置でとてもきれいに胎児が見えました。検査前は胎児は手足をブラブラ動かして元気でしたが、針が羊膜腔に達した瞬間に「?!」という感じで動きが止まり、暫くするとまた元気に動き出しました。この時に胎児に対して感じた申し訳なさは一生忘れないと思います。麻酔はありませんでしたが、採血時のちくっとする痛みくらいなので負担にはなりません。検査自体は15分位で終わりました。その後30分安静にして、胎児の心音を確認した後、服を着てお昼ごはんを病棟で食べ帰りました。当日はなるべく安静にしていて下さいと言われたので、念のためタクシーで帰りました。張り止めや抗菌薬の処方はありませんでした。翌日からは通常通り自転車で出勤しましたが、特に問題ありませんでした。
3週間後に結果を聞きに行きました。性別は教えられないと検査の前に説明はあったのですが実際は核型のデータを見せてもらうのでわかりました。
費用は、初診時、検査入院時、結果説明時全部あわせて13万円でした。
検査の結果諦めるという選択をした場合、この時期の人工流産は通常のお産と同じように娩出するので身体的に負担がかかりますし、22週近くなると胎動もあり、超音波検査でも人間の形をした胎児が動いているのが見えるので、精神的にもどんなに辛いことかと思います。羊水検査を受けないという選択も、受けるという選択も、羊水検査の結果胎児を諦めるという選択も、検査の結果がどうであれ受け入れて出産するという選択も、どれにも私は敬意を表します。
染色体異常があれば胎児を諦めるという決断をする場合は、人工流産が可能なのは22週未満なので(胎児理由での人工流産は認められていないので、あくまで妊娠の継続又は分娩が母体の健康を著しく害するおそれがあるから、という理由での人工流産になります)、15週に入ってすぐクアトロ検査、17週で結果がわかり必要なら羊水検査、20~21週に羊水検査の結果が判明し、22週になる前に決断をする、というタイトなスケジュールになります。
●クアトロテスト
妊娠15週に入ってすぐ行いました。検査自体は妊婦の採血だけです。血清中のAFP,hCG, unconjugated estriol, inhibin Aを測定し、ダウン症、18トリソミー、神経管閉鎖異常の確率が計算されます。海外にサンプルを送ります。年末年始を挟んでいたので、結果が出るまで約2週間かかりました。費用は約2万円でした。私はダウン症の確率が1/178で、カットオフ値(35歳の妊婦からダウン症の赤ちゃんが生まれる確率)の1/295よりも高かったので陽性となりました。ただ、38歳の妊婦からダウン症の赤ちゃんが生まれる確率は1/145なので、それに比して特に高いという訳ではありませんでした。検査結果を見てやはり羊水検査を受けることにしました。すぐに大学病院を紹介されました。
●羊水検査
妊娠17週に入ってすぐ行いました。羊水中の胎児の細胞を培養するので、結果が出るまで3,4週間かかります。まず一回受診して検査の説明を受け、検査の日程を決めました。感じの良い女性の先生が担当でした。翌日に検査可能とのことだったので、初診日の翌日にお願いしました。初診時にクリニックでの採血結果(感染症、不規則抗体など)を全部持っていったので採血はしないで済みました。この日の夜にはじめて胎動を感じました。
紹介された病院では日帰り入院で検査を行っていました。朝10時に病院に行き、検査室で検査着に着替えました。ベッドに横たわってお腹を消毒され、滅菌されたカバーをつけた超音波装置のプローブで見ながら、羊水を採取するのに一番いい場所を探して、細くて長い針を刺され、注射器で羊水を試験管2本分位抜いて終わりでした。さすがに高性能の超音波装置でとてもきれいに胎児が見えました。検査前は胎児は手足をブラブラ動かして元気でしたが、針が羊膜腔に達した瞬間に「?!」という感じで動きが止まり、暫くするとまた元気に動き出しました。この時に胎児に対して感じた申し訳なさは一生忘れないと思います。麻酔はありませんでしたが、採血時のちくっとする痛みくらいなので負担にはなりません。検査自体は15分位で終わりました。その後30分安静にして、胎児の心音を確認した後、服を着てお昼ごはんを病棟で食べ帰りました。当日はなるべく安静にしていて下さいと言われたので、念のためタクシーで帰りました。張り止めや抗菌薬の処方はありませんでした。翌日からは通常通り自転車で出勤しましたが、特に問題ありませんでした。
3週間後に結果を聞きに行きました。性別は教えられないと検査の前に説明はあったのですが実際は核型のデータを見せてもらうのでわかりました。
費用は、初診時、検査入院時、結果説明時全部あわせて13万円でした。
検査の結果諦めるという選択をした場合、この時期の人工流産は通常のお産と同じように娩出するので身体的に負担がかかりますし、22週近くなると胎動もあり、超音波検査でも人間の形をした胎児が動いているのが見えるので、精神的にもどんなに辛いことかと思います。羊水検査を受けないという選択も、受けるという選択も、羊水検査の結果胎児を諦めるという選択も、検査の結果がどうであれ受け入れて出産するという選択も、どれにも私は敬意を表します。