｢｢｢｢勝ちたい!!!!｣｣｣｣フリースタイルレースの世界で荒くれ者たちを束ねてきたジャングルポケットは、国民的人気のスポーツエンタテインメントとはいえ「トゥインクル・シリーズ」を莫迦にしていたところもあったが、実際にそこで見たフジキセキの走りに衝撃を受け、最強を目指すべく公式レースの世界へと飛び込んだ。しかし、そのとき既に躯を壊したフジキセキは一線を退いており、その紹介のタナベトレーナーの指導を受け、着実に勝利を積み重ねていく。
しかし、その眼前に同じく無敗を誇るアグネスタキオンが登場。その圧倒的な走りに、ジャングルポケットは自分には勝てないと思い込んでしまう……。
ある夜、帰宅したら妻と息子に「ウマ娘行くよ！」と引っ張り出され、そのまま車を運転してシネコンへ。
知識ゼロとは言わないけれど、ウマ娘はソシャゲもやってないし、アニメも視てないし、ほぼ白紙の状態で108分がアッという間でした。面白いスポ根マンガでしたよ？ TRIGGERみたいな迫力だなあと思っていたら、ちゃんとクレジットに名前が出てるし、熱い映画でしたね。主人公が三白眼の悪人顔で、そのライバルが方向性は違うけどやっぱり狂気に落ちた悪人顔でステキです。同じくあまり前知識のない妻が「タナベさんのトレーニングセンター、なんであんなにボロなの？」と訝しがっていましたが、不良上がりのスポーツマンが転がり込むジムってのは、橋のたもとのオンボロってのが様式美なんですよ。
登場するウマ娘たちがみんな個性的で、出番がワンカットあるかないか、セリフがあるかないかのキャラまで自己主張してきてます。息子はソシャゲのキャラも出てるねーとかいってましたが、キャラいっぱい。豪華絢爛。それでもジャングルポケットとアグネスタキオンは濃すぎるキャラではっきり主張してます。まあ、あの博士キャラはオバQ以来かコンＶ由来か。今どき珍しいですよね。
想いをつなぐ……がテーマかと思っていたら、最後で「やっぱり自分が走りたい！」という展開に、やっぱりみんな走るのが好きなんだよねーと納得。
【ウマ娘 プリティーダービー～新時代の扉】【山本健】【Cygames】【東宝】【CygamesPictures】【藤本侑里】【上坂すみれ】【小倉唯】【福嶋晴菜】【緒方賢一】
