地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

薪を集めよう♪

2010-01-10 22:40:24 | 日常のヒトコマ
写経のここちよさもさめやらぬ本日の午後、
「薪を集めにいこう!」ということで、
家族全員で薪を取り(いわゆる「シバカリ」)に行きました。
桃太郎さんのお話で、おじいさんが山へ行くアレですな。

場所は本堂下の桜並木。
現本堂を新築した際、そこにあった木を伐採して新本堂の材料にしたのですが、
その跡地を公園のようにしたいと桜を植えました。
しかし、その桜がやや繁りすぎていましたので、先日すこし間伐したのです。
それが今回のターゲット。

大きな幹は師匠がチェーンソーと斧を使って適当な大きさに切ります。
母と副住職は鉈で小さな枝を切りそろえます。
妻と子供たちは、それらを車へ運びます。


お、がんばって運んでますね♪

薪ストーブは、年末年始の寒波もあって毎日フル稼働しています。
おかげで部屋は非常に快適です。
くわえて灯油を買いに行くことも減り、嬉しい限りですが、
まぁ~、薪を使うこと使うこと!
周囲の山から出る薪で、今のところは間に合っていますが、
近くの処理場に持ち込まれた間伐材を分けて頂いたりもします。
薪置き場をもう少し作ったほうがいいかなぁ。



ちなみに、薪ストーブは4回あったかくなるそうです。
1度目は、山で木を切った時。
2度目は、木を家まで運び、切りそろえた時。
3度目ででやっと、部屋が暖まるそうです。

4度目は何だと思いますか?
燃える火を見ていると、心がポカポカと暖かくなるでしょ。

写経をしました。

2010-01-10 22:06:01 | お寺の行事
前回、このブログでもご案内のとおり、今日の午前中は「写経」をしました。
8人の方がご参加になり、私たち家族も含めて11名が写経をいたしました。

写経するのは「般若心経」です。
もっともポピュラーなお経ですから、ご存じの方も多いはず。
わずか262文字の中に、お釈迦様の教えのエッセンスが凝縮されています♪

最初に住職から、般若心経の意味などの紹介をさせていただき、
早速スタート。お手本を下に敷いて、なぞる方法なので、
初心者の私でも安心です。

本当ならきちんと筆と墨を用意するべきところですが、
まずは敷居を低く。
参加することが第一ですから、筆ペンで書いています。

書き終えたら、最後に日付と為書きを添えます。
写経させていただいた功徳を、たとえばその人の家のご先祖に手向けるなら、
為●●家先祖代々之霊位 などと書きます。


書き上げた般若心経は、本尊前にお供えし、ご参加いただいたみなさんで、
般若心経をお唱えしました。


その昔、印刷機やコピー機など無かった時代、
伝えられてきた経典を広めるためには、
人が目で見て、手で書き写すしかありませんでした。
それこそ、命をかけて外国から持ち帰った経典ですから、
粗末に扱えるわけがありません。
心をこめて、一文字一文字、書き取っていかれたのだろうと想像します。
それがそのまま、修行になっていったのでしょうね。

参加されたみなさんが写経している間も、
とても静かで、心地よい時間が流れておりました。

また機会を作って、写経したいと思います。