みなさんこんにちは、平野です。
以前(11月8日と9日)にご紹介した12歳のレイプ被害者の少女を覚えていらっしゃるでしょうか。今回、12月7日付の英字新聞「カンボジアデイリー」(前の記事もこの新聞からです)に続報が載りました。
8日
http://blog.goo.ne.jp/jicrc/e/c54f978126a6b2e4089ffcbbf5962b6f
9日
http://blog.goo.ne.jp/jicrc/e/ae66a545b265b9e9419529b25800de94
原題:NGO Offers Aid to 12-Year-Old Rape Victim By Whitney Kvasger and Thet Sambath
翻訳:平野 監訳:甲斐田
見出しと太字は訳者
(12歳のレイプ被害者にNGOが支援の申し出)
【8歳のときにレイプされ、4年間にわたって苦しんでいる少女】
2000年に起きた残虐なレイプの後遺症で、心身ともに健康状態が悪化していたバンテアイ・ミエンチェイ州マライ郡の12歳の少女に、先月末明るい未来の可能性が与えられた。たった8歳のときにレイプされ、そのレイプ犯に殺されかけたプーン・シークは、現在NGOワールドビジョンのケアを受けている。来年、彼女はワールドビジョンが運営する「ニアービア・トメイ、トラウマ・回復センター」に住むことになるだろう。センターでは他に69人の少女にサービスを提供している。
プーン・シークは、カウンセリングと医療サービスを受け、学校にも通わせてもらえるだろう。来週、彼女は暴行の際に負った目の傷を、カンボジアを訪れているアメリカの専門医に診てもらう予定だ。暴行の夜、19歳のシエン・モンはプーン・シークをコーソウル村の彼女の家の裏のバナナの茂みでレイプし、暴力をふるっただけでなく、彼女の目をくりぬこうと試みた。彼女は暴行を生き抜いたが、片方の眼はほとんど見えず、また両目ともほとんど絶えず感染症に苦しんでいる。
【回復しつつある眼、閉ざされたままの心】
11月21日にワールドビジョンのケアを受けるようになって以来、プーン・シークはすでに回復が見られる、とワールドビジョンの社会サービス調整官、クラウス・サンボ氏は語る。彼によると、医者は彼女の眼の感染症を治し、前よりも視界が良好になり、痛みも減ったという。カウンセラーは彼女の受けた暴行について知っているが、彼女のそこことについて話すよう促してはいない。今のところ彼女はまだ内気なままだ、とサンボ氏は語る。
【見えてきた希望の光】
プーン・シークの母親、31歳のプーン・シーは先月、娘は暴行以来引っ込み思案で忘れっぽくなり、激しい頭痛と眼の感染に苦しんでいる、と話した。彼女はワールドビジョンの支援に感謝している。「以前は、このような希望を抱いたことがありませんでした、なぜなら私は貧しく、病院に連れて行くお金や治療のためのお金がなかったからです。プーン・シーはマライ郡から電話で語った。
「私はいつも彼女は障害を負うことになるだろうと思っていました・・・でも今は彼女の人生は明るいものになるだろうと期待しています」と彼女は話した。
(記事本文以上)
以前の記事を読んで胸を痛めたかたも多いと思います。まだ一歩を踏み出しただけですが、彼女の一日も早い回復が願われます。また、お母さんのコメントが前回の記事に比べて随分前向きに変わっていることにも気がつかれた方は多いと思います。ただ、彼女に支援の手が差し伸べられたことは大変よろこばしいですが、カンボジアには他にも同じような境遇の子どもたちが少なからずいることもまた忘れてはいけない事実です。
※写真は「レイプや人身売買は犯罪です」と訴えるECPAT CAMBODIAの作製のポスターです。
あなたも、支援の申し出をお願いします↓
http://jicrc.org/pc/member/index.html
以前(11月8日と9日)にご紹介した12歳のレイプ被害者の少女を覚えていらっしゃるでしょうか。今回、12月7日付の英字新聞「カンボジアデイリー」(前の記事もこの新聞からです)に続報が載りました。
8日
http://blog.goo.ne.jp/jicrc/e/c54f978126a6b2e4089ffcbbf5962b6f
9日
http://blog.goo.ne.jp/jicrc/e/ae66a545b265b9e9419529b25800de94
原題:NGO Offers Aid to 12-Year-Old Rape Victim By Whitney Kvasger and Thet Sambath
翻訳:平野 監訳:甲斐田
見出しと太字は訳者
(12歳のレイプ被害者にNGOが支援の申し出)
【8歳のときにレイプされ、4年間にわたって苦しんでいる少女】
2000年に起きた残虐なレイプの後遺症で、心身ともに健康状態が悪化していたバンテアイ・ミエンチェイ州マライ郡の12歳の少女に、先月末明るい未来の可能性が与えられた。たった8歳のときにレイプされ、そのレイプ犯に殺されかけたプーン・シークは、現在NGOワールドビジョンのケアを受けている。来年、彼女はワールドビジョンが運営する「ニアービア・トメイ、トラウマ・回復センター」に住むことになるだろう。センターでは他に69人の少女にサービスを提供している。
プーン・シークは、カウンセリングと医療サービスを受け、学校にも通わせてもらえるだろう。来週、彼女は暴行の際に負った目の傷を、カンボジアを訪れているアメリカの専門医に診てもらう予定だ。暴行の夜、19歳のシエン・モンはプーン・シークをコーソウル村の彼女の家の裏のバナナの茂みでレイプし、暴力をふるっただけでなく、彼女の目をくりぬこうと試みた。彼女は暴行を生き抜いたが、片方の眼はほとんど見えず、また両目ともほとんど絶えず感染症に苦しんでいる。
【回復しつつある眼、閉ざされたままの心】
11月21日にワールドビジョンのケアを受けるようになって以来、プーン・シークはすでに回復が見られる、とワールドビジョンの社会サービス調整官、クラウス・サンボ氏は語る。彼によると、医者は彼女の眼の感染症を治し、前よりも視界が良好になり、痛みも減ったという。カウンセラーは彼女の受けた暴行について知っているが、彼女のそこことについて話すよう促してはいない。今のところ彼女はまだ内気なままだ、とサンボ氏は語る。
【見えてきた希望の光】
プーン・シークの母親、31歳のプーン・シーは先月、娘は暴行以来引っ込み思案で忘れっぽくなり、激しい頭痛と眼の感染に苦しんでいる、と話した。彼女はワールドビジョンの支援に感謝している。「以前は、このような希望を抱いたことがありませんでした、なぜなら私は貧しく、病院に連れて行くお金や治療のためのお金がなかったからです。プーン・シーはマライ郡から電話で語った。
「私はいつも彼女は障害を負うことになるだろうと思っていました・・・でも今は彼女の人生は明るいものになるだろうと期待しています」と彼女は話した。
(記事本文以上)
以前の記事を読んで胸を痛めたかたも多いと思います。まだ一歩を踏み出しただけですが、彼女の一日も早い回復が願われます。また、お母さんのコメントが前回の記事に比べて随分前向きに変わっていることにも気がつかれた方は多いと思います。ただ、彼女に支援の手が差し伸べられたことは大変よろこばしいですが、カンボジアには他にも同じような境遇の子どもたちが少なからずいることもまた忘れてはいけない事実です。
※写真は「レイプや人身売買は犯罪です」と訴えるECPAT CAMBODIAの作製のポスターです。
あなたも、支援の申し出をお願いします↓
http://jicrc.org/pc/member/index.html