鹿の角きり_奈良公園

　こないだ、奈良に行ったのである。その日は年に一度の「鹿の角きり」デーだったのである。

　珍しいので、見てみるか。入場券を1,000円で購入。


　ちゃんと、角切り会場があるのには、びっくり。奈良公園の中で、寄ってたかって鹿を捕獲するのかと思っていた。（鹿も逃げるから、オープンスペースじゃ無理なんだな）　行列が出来てましたが、全員入場できました。一日5回行われますが、朝一が混んでいて徐々に空くような話も聞きました。鹿は3頭です。まだ、リラックスしてますね。


　勢子さん登場です。鹿はちょっとびびって、端の方に逃げます。


　1回のショーで、3頭切られちゃいます。まず、1頭目を確保！


　寄ってたかって、押さえ込みます。こうしないと鹿も人間も傷つきます。


　他の鹿には見えないように、目隠しをします。


　鹿の頭を枕に押し付けて、角を切ります。枕で寝た鹿は、奈良公園の鹿くらいでしょう。ちなみに大人の鹿の角には血も流れてなく、痛覚もないそうです。人が爪を切るのと同じことだそうです。


　神官によって、角が切られました。お披露目です。ぱちぱちぱち～


　少し落ち込んだような牡鹿くんです。


　ショーは、完全入れ替え制です。早めに並んで最前列に陣取るのがいいのですが、後ろでも段差があるので十分に見られます。場外では鹿の角の販売もありますが、買いませんでした。←買ってどうする（笑）　あ、買いたい人は遠慮なく。

　ちなみに春になると鹿の角は自然に落ちて生え変わるということですが、人と共生しているので、安全を考慮して切るとのこと。事前に奈良公園の道を掃除していたのでしょうね。鹿地雷（糞）がほとんど道になかったのは幸いでした。