JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

マダイ釣りキャスターの天敵・厄介者ヌタウナギ ①

2008-10-16 11:29:00 | つまらないネタ

おっ?重い!重いィィ~、、、でも巻けるし根掛かりでもないなぁ。


こんなに竿もひん曲がるし、、、も、もしかしたら大物!?あともう少し!




真っ暗な海面からバシャ~ッと水揚げされた生物、、、。





ゲッ!何じゃこりゃ?うわあぁぁ~気持ち悪りぃ~。


夜釣りでこんな経験はないでしょうか?
大量のヘドロを吹き出して仕掛けへグルグル巻きに絡み付き、まさにヘドロの団子状態で水揚げされるこやつは何を隠そう厄介者「ヌタウナギ」


特に夜釣りのマダイ狙いでしょっちゅう姿を現すキャスターの天敵とでも言いましょうか?同様にウミケムシもやってきますが夜釣りでとなればこっちのほうが断然うっとおしい!
なんせ仕掛けに絡みついた暁にはまず解くのは至難の業!


ヌルヌルベトベトの糸を引くヘドロ交じりの粘液を掻き分けめちゃくちゃな撚り癖が付いてしまった仕掛けは触りたくも無いのが本音ですよね?




マダイ狙いの好条件として、


① 潮通しが良い
(→ しかしながら潮止まりの時間帯はあるもの!)
② ある程度水深のあり所々シモリの交じる砂泥底
(→ ヘドロ交じりの底のマダイ・ポイントは想像以上に多い!)
③ 近くに養殖イケスや筏があればなお期待大
(→ 養殖の零れ落ちるエサは底に溜まれば腐敗してヘドロと化してゆきます。)



ってのが一般的に言われてますが、これって赤で書いたように「ヌタウナギ」にとっても好条件なんですよね~、、、。おまけに大好物がマムシ、ユムシときた時にゃ最悪。




代表例として、島根県道後「西郷湾」、長崎県対馬「三根湾」「千尋藻周辺」
「浅茅湾の一部」、長崎県五島列島「玉之浦」なんかのマダイ実績場ほとんどにいるわけですわ。まだまだ無数に「ヌタウナギ」出没エリアはあると思いますが、これらはJCAが実際に水揚げし生息を現認しておりますので間違いありません!


でもある意味単純でキーワードとなる「ヘドロ」が少ない所(= 養殖筏なんかが盛んで
ない or 少ない所)では比較的遭遇率は低かったです。




タイムシは有効か?




Yes!わたくしめは間違いなく有効だと思います。
タイムシを持ってしても「ヌタウナギ」が触っていった?形跡が見受けられた時もあった
ものの、極まれで90%以上は安心と言えましょう!捕獲も困難で希少価値が高く、
なかなか市場に出回らないタイムシですがそれだけに入手できれば強力なウェポン
なんです!


好物のカキ貝を捕食する際に貝殻の隙間から毒を入れ中身を麻痺&即死させてから侵入→ 食べるといった工程に一躍買っているこの毒こそが「ヌタウナギ」が嫌う要素なんですよね~。もちろん強力な毒だけあって使用する人間様の指も体液が付けば紫色に変色し数日間手を洗おうがなかなか落ちませんが、、、。


ただし食いの面で言えばマムシの方が上のようなんで、
「いざ!ヌタウナギ出現!!!」って時に切り替え導入したいものです。
JCAもこれまでに半分マムシ、半分タイムシなんかの意味不明な付け方も試してみたりしましたが連中の活性が高い時間帯はやはりタイムシ・オンリーで臨むのがベストでした。それにマダイはタイムシも大好物なんで回遊してくればしっかり食ってきますしね。


難点と言えば入手法と保存法ですね。特に冷やしすぎてもダメ、温かすぎてもダメというチロリにそっくりな性質は長期保存が非常に困難を極めます。


と、まあいろいろ対処法を模索しておりますが結論として、


① タイムシを使用する。
② 仕掛けを大量導入して乗り切る。
③ ヌタウナギ来襲と共にしばし釣りをストップする。
④ ヌタウナギ釣りをエンジョイする!



これらの選択肢からチョイスするしかなさそうですね、、、。




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