JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

③ カウントダウン to 最終兵器!?

2010-04-30 09:39:02 | 業務連絡

由緒正しき王家の青 = ロイヤルブルー


わたくしめのHPや愛用する振り出しプロサーフの基調カラーとなってるのは全て“青”!この青は壮大な海や空の色だけでなく“全く魚が釣れなくてブルー、、、”という意味合い
も兼ね備えております。 すんません、ウソです。


ただ単に青色が好きなだけです。





だから糸の色も「ロイヤルブルー」にしました。




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砂塵が舞うC岸壁、、、遠征第九十八弾!青森県・六ヶ所 / むつ小川原港 (2日目)

2010-04-28 23:09:07 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル98】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、


このシマにおいて天気予報など存在しない、、、いくら快晴、無風と予測されて
いても数時間で状況は急変し暴風と共に海はシケだす。それは異常ともいうべき
現象であり、これまでも多くの遠征捜査官の頭を悩ませてきた問題だというのは
間違いないだろう。シマを目前にして撤収を余儀なくされるのだから、、、


関西より検挙に向う俺にとっても例外ではなく、ただ祈るしか術はない。



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2日目の朝、すでに南東からの風は強風化し海もざわついてきている、、、あの肝っ玉
老人“黒じい”も先端付近に居座って微動たりともしない。





まずは朝風呂でも入ってサッパリしたいとなり、交代で近くの日帰り温泉ろっかぽっか
へ行くことにし、残った者はちょいワルテントの中で引き続き張り込み捜査となった。


もちろん、明け方にテントの中で凍死しそうになった“ちょいワル刑事”から先に行って
もらうことにして俺はテント内でしばし仮眠を取る。




約1時間後、戻ってきたちょいワル刑事とバトンタッチで温泉へ!野暮用もありコンビニ
経由でシマに戻ってみると、、、な、なんと「むつ小川原港」「大波止」周辺は暴風に
見舞われ消波ブロックで砕け散った波が完全に波止を洗っている状態に!?


風速は15m以上を記録し、これ以上は間違いなく危険かつ最悪波止から出れなくなる
恐れがある事から俺たちは勇気ある撤収を決め、風呂に入ってきたばかりにも関わらず
頭から波しぶきをおもいっきり被りながらタックルを片付けた。


しかし!あの黒じいは平気な顔して簡易イスに座りながら釣っている、、、


大きな波しぶきが彼に襲い掛かっているにも関わらず、、、


俺たちの危険信号など全く無視なので、そのまま去る事にした。




南からの風になってしまうと逃げ場は限られてくる。港基部の大きな岸壁か小川原湖から
流れ込む河口側かだ、、、港基部は実績があるものの隣接する砂浜からの砂塵が舞い、
もはや竿を出せる状態ではなかった、、、とりあえず作戦会議と街中へ戻り釣具屋巡り
などしながら考え、やはり竿を出してみようと午後19時、現場に入った。





「鷹架C岸壁」


原燃の港の対岸に位置する比較的新しい人工岸壁のここはタンカーの入港を可能に
すべく深く掘ってある。水深は足元から約10mちょいってところか、、、“真子組”連中が
検挙された実績は残っているが同時にカワガレイも多いことで知られているらしい。


そんなこともあってか、あまり乗り気にはなれなかったのだが明日には大阪に帰らないと
いけないスケジュール上、ワガママは言ってられない。


いくら風裏になってるとはいえ、相手は暴風だ、、、竜巻状となった風が張るか彼方に
積み上げられている土砂の山から大量の砂塵を運んでバチバチ当たってくる!おまけに
突風まで混じり頑丈かつ低く構えた俺たちのライフルすらオモチャの如く吹き飛ばす。







どこへ飛んだかわからない程の大荒れのシマでも30cm前後の敵は罠に掛かってはくる
が、さすがにじっくり腰を据えてというのには無理があり全てポイポイしながら最終的に
雨が降り出す前に撤収する事にした。風速15m級の暴風の中でタックルを片付けるちょい
ワル刑事はどこから見ても単なる怪しい男だ、、、


当然ながらこの現場で完全に片付けなど到底無理な話で、今は適当に仕舞って後は
どこか風がまだマシな場所でとなった。





夜は明けて雨が燦々と降っている、、、近くにあった道の駅的駐車スペースにてゆっくり
タックルを片付け、すき屋で温かい朝食をとり俺は超ド満席の飛行機に揺られながら
大阪へ戻ることとなった、、、


またしても予測できない悪天候にやられたわけだが、こんな天気予報が急変し快晴でも
暴風が吹きウネリを伴ったりするシマだからこそ、竿がまともに出せた時には高確率で
連中の身柄を拘束できるのではないだろうか?


俺たち「4課」の戦いはまだまだ続きそうだ、、、




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43cm マコガレイ撃沈したり! 遠征第九十八弾!青森県・六ヶ所 / むつ小川原港 (1日目)

2010-04-27 23:31:12 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル98】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、


もう何回目になるのか?今期はシマを一箇所に絞り込んで捜査を続ける俺たち
「4課」にとっては見慣れてしまった現場風景、しかしまだ48cmまでしか検挙できて
おらず50を超す“真子組”座布団は姿すら見れていない、、、。


残念ながら今回は飛行機の空席関係上、短期滞在となってしまう事と、天気予報
の急変により予ねてより計画していた過酷な作戦が実行不可能となってしまった。


こんな状況下で俺たちに一体何ができるのだろうか?



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この景色を見れるのもあと何ヶ月くらいなのだろう、、、10月以降路線が廃止になるかも
しれないという説が浮上しているここ青森県は三沢空港、「4課」の捜査上外すことは
できないシマに隣接した空港へ俺は再び降り立った。


今期の“真子組”一斉検挙に関しては一箇所のみと絞り通い続けている「六ヶ所村」
まさに劣化ウランという危険物質の処理施設の袂でもある。連中は人々が寝静まった
夜間に岸寄りし隙を狙っては集団テロを画策しているとも噂される。


“八戸のちょいワル刑事” 含め俺たち「4課」の捜査官や地元の投げ釣り愛好家が
抑止力となっているのは間違いないだろう、、、




日によって満席続きの大阪~三沢ルートに何とか乗り込み、現地でちょいワル刑事と
合流 → ごっそり買出しを済ました俺たちはいつものシマ「むつ小川原港」へ潜入した!





珍しく快晴だ、、、このシマ周辺エリアは天気予報が全く当たらないので有名かつ、常に
北西から南東からと強風が吹いておりシケている時が大半。今日もかなり濁りが入って
戦意喪失してしまいそうなくらいなのだが、あいつだけはいた!


そう、この「大波止」には常連の堅気さんがたくさんいて入れ替わり立ち代り先端付近の
場所取り争奪戦を繰り返している。その中でもコードネーム“黒じい”と呼ばれる折り紙
つきな年配がおり、一度現場に入るとシマがどれだけ危険な程に荒れても、また独り取り
残されても絶対に数日間は住み込む根性の据わった年配、、、そして超無愛想かつ平気
で勝手に割り込んでくるというちまたじゃ有名な年配らしい。



奴の存在をちょいワル刑事から知らされた俺は彼から少し距離を置いた手前、ちょうど
波止中央部付近に捜査本部を設置し、どちらが粘り強いか根競べをしようとなった。




濁りは入っているもののウネリも無く、張り込み捜査の条件としてはまずまずだ。暗くなる
前に全タックルを導入して捜査網を張り何時いかなる場所に連中が忍び込んできても
確実に検挙できるような完全な罠を施す。


グググッ? グイイイイイ!?


夕マズメに掛かった頃、新鮮なおとりエサに交換すべく仕掛けを回収していた俺のスピン
パワーにずっしりとした重量感が!それは下へ下へと逃げるかの如く絞めこむ、、、






午後18時14分、43cm マコガレイ逮捕。


いきなりの40オーバーに期待が膨らむのは間違いなかった!この1枚検挙で一気に勢い
付いた俺たちは次々と連中が潜んでいるであろう海域へアオイソメを投入していく。




また捜査予告の“寒冷地で我の根性を試す”にもあったように事前に立てていた作戦
では、沖堤にて最低連続2泊の張り込み捜査となっていたのだが、何度も書くようにこの
シマ周辺は全く天気予報が当たらない。 今回も向こう1週間は穏やかな晴れ予報だった
にも関わらず今朝になって急変!明日から風速15m以上の大荒れに変わってしまった。


ある意味慣れてしまっている俺たちは、沖堤用と買い込んできた焼肉セットをベタ凪な
うちにここで広げる事にした。シマ内で頂く肉と酒ほど格別なものはない!


しばし宴会モードと化した現場だったが暗くなると共に緊張感が増してきた。







アイライトを穂先に付け、夜間捜査へ意気込む俺たちの前に検挙されてくるカレイどもは
全て35cm以下の連中ばかり、、、座布団クラスのみを追う熱いちょいワル刑事は30cm
以下のものは取り調べすらナシで即座にポイポイと釈放、、、


それと同時に彼はまだまだ気合いが足りないのだと驚く行動に出た!







なんと車横付け現場にも関わらず、こんなベタ凪が続く1日は地元にいても滅多にお目に
かかれないとどこかウキウキ気分なのか?無造作にテントを張り、この中からライフルを
構えて誰よりも最前線で敵を迎え撃つという!なんたる根性!!!半端じゃない。


時間は経過するものの、あいかわらず35cm以下が罠に掛かってくるのみで座布団クラス
は一切姿を現さない、、、午前5時を過ぎるとやはり東北だけあって凍りつくような寒さと
なってきた。普段、寒冷地とは無縁の署に勤めている俺はすぐさま暖房の効いた車内へ
逃げ込んだが、ちょいワル刑事は依然テントに篭ったまま、、、


もしかすると凍死しているのかもしれない。




少し心配にもなったが、


彼の熱い信念の邪魔をしてはいけないとあえてそのまま放置する事にした。




そして朝を迎える。






やはり明け方にかけて死にそうになったと語る ちょいワル刑事 の検挙カレイ。









お土産をとちょいワル刑事より身柄確保数を増やした JCA の検挙カレイ。







さて、これからシマは大荒れとなる、、、




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捜査予告:遠征第九十八弾!寒冷地で我の根性を試す

2010-04-26 17:31:29 | ブリーフィング

我らが日本の裏社会を取り仕る極道たち、、、
もちろん同様に日本の海にも海底の社会を取り仕切る組織がある。




「真子組、石組、滑多組、黒頭組、真組」




これらが中でも最も構成員が多い大所帯の組織で日本の海底の秩序を乱さぬよう
日々、他海域からの侵入魚へ目を光らせているそうな。


仁義を重んじ任侠の道に生きるカレイ達だが、収入の滞る寒い時期、
時にして堅気魚のエサを横取りなど迷惑をかける連中もおり被害届が出される事
がこれからの季節各地で増えてくるはず、、、


そんな悪漢カレイを一斉検挙すべく発足されたのが




通称:マル鰈 こと、


「組織座布団“鰈”対策部捜査4課」




今期は東北の怖~い刑事さんも参加し更なる広域頂上作戦を挑んでいくことに。








「4課」の捜査官として夜通しの張り込み捜査は付き物だ。


俺たちのトレードマークともいえる“モンベル・エクスペディションワンピース”は名前の
通り北極点における天体観測やエベレスト登頂用として開発された過酷な極寒地仕様で
国内に限っては中が半袖でも大概暖かく過ごせるスグレモノ。


ただ、最も気温が低下する明け方5~6時にかけてポカポカレベルまで引き上げようと
思えばそれなりのインナーがあった方が良いのは言うまでも無い。


通常の夜間捜査なら全く必要ないブレスハイパーインナー、今回更に暖かくなったという
モデルを俺は証拠物件として強引に差し押さえてきた!なぜこれが必要なのかは今後の
捜査ファイルで確認して頂きたい。




そこには試練とも言うべき過酷な作戦が、、、


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真子組





検挙期間: 9月下旬~5月
潜伏場所: 関西~東北にかけての漁港
特徴: 石組と並び日本を代表する広域“鰈”組織で構成員数もピカイチ



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このブレスハイパーなる黒インナーを上下試着してみた俺、、、我に返り汚れ無き純粋な
目で鏡を見つめてるとそこには“もじもじ君”が居る事に気付いた。


捜査官としての誇りはどこに、、、俺は今ここで、俺自身を不審者として逮捕すべき
なのだろうか、、、? 葛藤が続いて眠れない。




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JCAのカレイ作戦「チモト装飾」パターン公開!

2010-04-24 08:19:45 | 仕掛&戦術

チモトに入れる装飾ってぶっちゃけ本当に効果あるのかな?


みなさんはそう考えられた事ってありません?






JCAも投げ釣りを始めた頃にはしょっちゅう、いや、、、いまだ時々疑問視してしまいます。
まず大概が以下のような2パターンのキャスターに大きく分かれると思います。




① エサとコンディションさえ揃えば他に何もいらない。


基本は針にハリスを結んだだけのシンプル仕掛けで、それより何より新鮮なエサと
魚の活性コンディションさえ揃えば必ず釣れる。




② 状況に応じては装飾類はアピール性があり集魚効果が期待できる。


度合いは個々によって異なると思いますが、なんらかの装飾を入れる事により魚の興味
を惹き活性を上げることができるので状況によっては装飾があったほうがいい。







きっと両方合っていると思います。(← なんじゃそりゃ?笑)


ただ、欲張りJCAは何でもかんでもプラス要素になるものは自分の仕掛けに取り込みたい
という考えを持っているので、例えばカレイ作戦ではエサ取りの活性に左右されますが
シンプル系~ド派手系まで幅広く使い分けますし、反対にタマミ作戦なんかでは一切装飾
ナシのシンプル仕掛け一筋でいきます。


このあたりは天秤などで遊動、半遊動、固定とそれぞれ魚に与える違和感が違い食いに
影響するかもしれないという考えや、マダイ作戦においてケプラーノットを入れる事により
チモトのハリス結び目がなだらかな面となりマムシなんかの虫エサをより弱らせにくく
しっかり刺せるメリット(もちろんフグなど歯による擦れ対策も兼ね備えておりますし!)
を信じるように、もしかしたら単なる個人的な思い込みの域に過ぎないのかもしれません。




そんなわたくしめを最も熱くさせてくれるのが


「カレイ作戦」における“装飾”です!





チモト装飾に関しては毎度書いてますが賛否両論ありますし、装飾を入れたからと言って
必ずしも好釣果に繋がるとは限らず逆効果になってしまう場合も、、、
でもそこは趣味の領域!いろいろ飾ってみるのも楽しみの一つではないでしょうか?


さて、今回ご紹介する「チモト装飾パターン」はある程度実績があった幾つかです。
ここで実績があったというのは、


“過去に大小種類を問わずカレイを少なくとも10枚以上撃沈”
できたパターンを基準に選んでます。もちろんJCAのマル秘パターンもあったりしますが、
それはご容赦させて頂くとしてあいかわらず暇人なんで暇潰しに作っちゃいましたよっ。









「カレイ作戦」欄の 「派手仕掛へのこだわり!」 コーナーに掲載中なので


興味のある人だけご覧くださいまし!




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マガレイの絨毯再び、、、遠征第九十七弾!北海道・瀬棚 / 瀬棚東沖防波堤 (3日目)

2010-04-21 23:16:32 | 投げ釣り戦記!

昨日は雨の中戦ったこともあり、次なる戦場候補だった泊村周辺までの長距離移動は
やめて、近く今金町にある「あったからんど」という日帰り温泉施設で約8時間もダラダラ
くつろぐことにしたJCAら、、、ホテル併設ともあり暖かく美味しいご飯に暖房効くあったか
休息室のおかげでびしょ濡れのウェアもカラッカラに乾き完全回復しました。(笑)


なぜ瀬棚エリアに夜遅くまでダラダラ残っていたかと言いますと、カレイの大群と遭遇
できた昨日の「瀬棚沖堤」、船頭さん情報では本日は大会?が催されるらしく約30名の
団体予約が入ってるものの、もし早い時間でも構わないなら先に上げてあげるよ!と。




ってなわけで親切な船頭さんのお言葉に甘え、午前2時前






「瀬棚東沖防波堤」 again ♪


今回はご一緒して下さってる“ぱらのいあさん”の目的魚種撃沈と数釣りがメインだった
ので、やはり魚影の濃さを実際にこの目で確かめれてる戦場へ連日突入するのが得策
ですよね?明け方にかけてこれまでずっと南東だった風が北西の強風に変わる予報、、、
本来そんな予報なら昨日戦った胸壁から沖向きへ再びというのは向かい風&荒れが
予測され普通なら避ける傾向にあるはず!


ただ、狙いは朝マズメかつ、こういった風向きがスイッチする時間帯には必ず無風状態が
できるはずという考えで、その無風状態が少しでも長く続いてくれる事を祈って一か八か
の沖向き狙いに賭けてみることにしました。




全てのタックルをセットし終えた午前3時頃になると南東の風はそよ風状態まで治まり
め~っちゃいい感じ!それと同時期くらいから3往復する渡船に乗って大勢の団体
さんが入ってこられ、あっという間に平日とは思えないようなキャップライトがあちこちに
点在する夜なのに明るい沖堤となりました。


グ~~~、グ~~~、グググッ!





定番パターンのギスカジカで始まった今朝もしばらく打ち返してるうちに本命のマガレイ
ちゃんらがアタってくるように!昨日に引き続きあれこれ細部の仕様に改良を加え完成
させたL型遊動式天秤吹き流し段差バリ仕掛&アオイソメとエラコ合い掛けで戦いに
臨みます。 →今日は先オモリ仕掛けはナシ!


JCAの考え?こだわりではこういたマガレイ、スナガレイの絨毯が予測される戦場では、
各部位ショート仕様かつ硬めのハリスライン選択した段差スタイルが最も向いてるよ~に
思えるんです。まっ、所詮単なるこだわりなんでエサをほ~り込めば食ってくるんでしょう
がねぇ、、、きっと。(笑)



だんだん夜が明けてキャップライトが不要になってくると沖堤にびっしり並ぶ投げ竿と人
が視界に入ってきて、ぱらのいあさんとただただ凄いね~!と関心。







普段、JCAが段差バリを作る場合2本のハリスの差を5cmにする事が多いのですが、
マガレイを視野に入れる時に限っては10cmと差を大きく設けたバージョンやエダスから
ハリス連結部間の長さを長めになど調整したのも併用します。


基本として絨毯状と考えるのならばその個体同士の寄り合う距離を把握する事でマガレイ
の群れの大きさをある程度読めるよ~な気がしてまして、、、えっ?そんなん自然界の
もんやしわかるか!って。(笑) 確かにそうかもしれまへん!でもまあ、今朝に関しては
一部の範囲に個体が密集してると結論付けエダス~ハリス間をショートかつ、段差ハリス
の差を5cmとした仕掛けに最終的に揃えてみました。


すると、たぶん偶然ですが(笑)それまで単発で掛かってきてたのがほぼ99%の確率で
毎回“ダブル”となり、ぱらのいあさん含めわたくしめ自身もその変化に驚くばかり!







活性がピークに達してただけ?だったのかもしれませんが


次々と“ダブル”が連発したら、


ラヴリ~~~ ♪






ブルンブルンブルンブルン、ブルブルブルブル!?





ひょえぇ~~~! よ~暴れるなぁ~と思えば、


ホッケ“トリプルアクセル” してました♪


とりあえずここはオリンピック会場ではない旨、しっかり言い聞かせた後針を外します。
途中でデジカメのバッテリーが無くなってしまいスペアがある車へ戻るまでの投げ釣り
戦記は撮れませんでしたが、マガレイのトリプルも2回ほど飛び出したりしましたよぉ。




でもって、ありがた~く午前9時過ぎまで持っててくれた無風 or そよ風状態は終了し
予報通り、北西から突風混じりの風が襲ってき始め外海は大荒れに、、、あれだけ居た
人もJCAらとお隣にいらっしゃったもうひとかたの3人を除いて即行ポキッと折れ撤収して
いきました。 まあ、まだやれると判断してたってのもありますがね~♪


大きな白いウネリを伴う大荒れ戦場と化してるにも関わらずアタリは続きましたが、朝に
船頭さんから早めに上がるかしないと30名の団体さんらが同じ時間帯に一斉に上がり
だしたらどの船に乗れるかわからないという言葉を思い出し、午前10時半の一番船で
引き上げる事にしました。




密かに狙ってらっしゃったアイナメが釣れて大満足の ぱらのいあさん の釣果。









目標、カレイ30枚!を達成できてこれまた大満足な JCA の釣果。






さてさて、以上で今年初の北海道遠征は終了となり明日朝の便で関西に戻ります。


夜明けが早い北海道において毎日、日帰り温泉施設&車内晩酌で間違いなく睡眠不足な
日々でしたが“ぱらのいあさん”もご一緒して下さり本当に楽しい遠征になりました!
どうやら1日休まれまた週末には大会で片道200kmの大移動に出撃されるという強人
ぱらのいあさんのブログも後日更新されると思いますので楽しみですね~。


でわでわ、わたくしめは週末は休んで、、、?




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カレイの大群に遭遇! 遠征第九十七弾!北海道・瀬棚 / 瀬棚東沖防波堤 (2日目)

2010-04-20 23:42:15 | 投げ釣り戦記!




「瀬棚東沖防波堤」


秘境から無事生還した我らは岩内で温泉に浸かってマッタリ、、、カップラーメンなど
食料を買い込んだら南へ車を走らせました。渡船の出船時刻が午前3時ということだった
ので、それまで乗り場前にて仮眠、凍てつく極寒の中起床、気合いでウェアを着込んだら
懐かしの通称「瀬棚沖堤」に上陸です!


どこで陣を張るか悩むものの、JCAがど~しても気になってたのは沖向き!南東からの
強風が断続的にビュ~ビュ~吹いて時折、ボワッ!と背中を押す突風が混じる状況下で
水面から約7、8mくらいある外海側の胸壁はちょこっと足がすくみます、、、それでも
キャスト面で考えれば追い風になるのでいっちょ試してみようと。




ちょうど全ての竿を出し終えた頃からこの時間帯恒例の“ギスカジカ”らしきアタリが
出始め、ギスの活性と共にカレイも!と期待しながら仕掛けを回収してみます、、、







ええ感じちゃいますのん!?


外の明るさ変化とコラボしながらクロガシラ、マコガレイ、マガレイが連発してきます!


ただ、アタってくるピンポイントが結構遠いようで、先オモリ仕掛けだといくら塩絞めされて
いてもJCAの腕じゃキャスト時にエサが千切れてしまう事もたま~にあるので、今朝は
ちょい投げポッチャン用の1本以外は全て“L型遊動式天秤仕掛”を用いておもいっきり
フルキャストを繰り返しましょう。


見た目とは反し、水深も浅い沖向き一帯、、、仕掛けをゆ~っくり変化に乏しい砂底上で
動かしてやる事がビンゴ!サビいた直後にアタリが出ます!




今日は午後から雨予報が入ってるので船頭さんに告げられた上がり時刻は正午、昨日に
引き続き短時間勝負となるので効率良い手返しを意識しなくてはなりません。そして去年
のオホーツク遠征時と全く一緒で、八戸のちょいワルさんに採ってきてもらった東北産の
「エラコ」!最強ですわ~。 合い掛けするとめ~っちゃカレイの食いがいい!


実は去年重宝した旨、ちょいワルさんに伝えると今回の北海道遠征用にと大タッパーに
ぎっしり新鮮しっとり塩エラコを用意してくれたんですね~!感謝、感謝。




わしもダブルじゃあ~♪





北海道のカレイ入れ食いを初体験された“ぱらのいあさん”も感動しながら大喜び!
まだ、ちょっと信じられないともおっしゃってましたよぉ。(笑)でもまあ、事前に入手してた
「瀬棚沖堤」の近況情報ではあまり芳しくないようだったので、正直驚きですわ!


まさに思いがけないカレイの大群に遭遇したって感じでしょうか?ファイヤ~し着底した
瞬間にもうコツコツとアタり出しているなんて時間帯もあり、久しぶりに北海道カレイ作戦
の醍醐味を味わえたよ~な気がしますねぇ。




でも、、、お天気は?と申しますと、


午前9時、どんより曇った空は今にも雨が降ってきそうな感じ、、、






この頃にはあれだけ続いた高活性も一旦治まり、カレイちゃんらがおとなしい今のうちにと
JCAは甘くなった針先を鋭く磨いたり意味なく地面に寝転がってみたり、ぱらのいあさんは
今朝も順調に撃沈されてくるホッケに30cmオーバーのクロガシラ、イシガレイと申請用の
写真を撮ったりとそれぞれ雑用を済ませてゆきます。


朝マズメみたくコンスタントなアタリは出ませんが、今度は少し型の大きめな連中ばかり
アタってくるようになってきました。


グ~~~、グ~~~、、、グググッ!







やっぱり型より数の日本海側なんで、今朝のクロちゃんの最大サイズは36cmくらい、、、
まっ、本遠征は“数釣り”目的ですしこれくらいのサイズまで出れば満足かな?


デカいホッケも回遊していましたよ~!せっかく時合いが再開?って感じの午前10時半、
一緒に渡った方々が釣れない上に雨がイヤで今すぐ上がりたいと知らない間に全員終了の旨船頭さんに連絡しちゃったらしく、すぐに片付けてくれと言われあっけなく撤収。


満足いく釣果だったので全然構わないものの、元々告げられてた上がり時刻まで
みっちり戦えれたら最高だったのにね~、、、とぱらのいあさんと名残惜しみ。(笑)




昨日より型がでっかいホッケばかりに驚きの ぱらのいあさん の釣果。









目指せカレイ30枚撃沈まであと1枚、、、ちょっと期待してた JCA の釣果。







明日は「泊村」あたりにでも行ってみようか?と只今考え中!




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ホッケを追え~! 遠征第九十七弾!北海道・積丹半島 / 秘境の磯 (1日目)

2010-04-19 20:41:52 | 投げ釣り戦記!

昨日の夕方に新千歳空港入りしたJCA、そこで今回の遠征全日程をご一緒して下さる
“ぱらのいあさん”と合流し札幌経由でちまちまと「積丹半島」を目指しました。


そして、本遠征にはエスコートさせて頂く身としてある重要な任務が!


拓寸37cm以上の“ホッケ”!


全日本サーフ会員でいらっしゃるぱらのいあさんは25魚種~41魚種とチャレンジされて
おり必要な対象魚にこの“ホッケ”ちゃんがど~しても必要不可欠との事なんです。




普段のわたくしめの北海道遠征では外道としてちょくちょく撃沈されてきているものの、
専門に狙ってとなると、、、そこで事前に現地の釣友? 悪友?(笑)でもある“とりさん”
“主さん”に相談し、攻め込む戦場選択をしてきました。 とりあえず37cm以上のホッケを
1匹取れればOKらしいので、主さんもご一緒して下さる初日から的にかけていこうと!


カレイ類はもう少し!なものの、ホッケに関しては45cm近くのが昨日飛び出したという
「秘境の磯」へのアクセスはあらかじめ主さんが手配して下さっており、午前3時に
とある場所で待ち合わせ → 戦場へ突入となりました。









なんせ主さん情報では昨日、彼らが下見で入るまで昨年末から誰一人入れてないという
「秘境の磯」、、、聞いただけでゾクゾク&ワクワクしてくるのはJCAだけでしょうか?(笑)
ぱらのいあさんとタマミはおらんかいのぅ?なんてアホみたいに盛り上がりながら
お勧めの磯に上陸。想像してた以上にゴツゴツと足場が悪いっす!




沖に向かって沈み根は多いもののホッケの回遊が多そうな左端にぱらのいあさん、
高低差の大きい中央にJCA、水道面にあたる右端に主さんというポジションで攻撃開始!




カレイ仕掛けでもたぶん大丈夫との事なんですが、何としても初日に目標サイズのホッケ
を押さえてしまいたいぱらのいあさんは出す竿のほとんどに昨夜、アメ漁でゲットした
ホッケ専用市販ゴロネット仕掛け&マキエのコンビネーションで攻められてます。


マガレイなどカレイ系をメインターゲットにしているわたくしめは通常の北海道仕掛けで
塩イソメ、塩エラコ、生イソメを使い分けファイヤ~していると、




コンコン、コンコン、、、ブルブルブルブルッ!






会いたかったよん、“マガレイ” ちゃん!




ただ、、、去年の実績と比較すると 激シブ です。 いつぞやみたく次々と入れ食い状態
なんてのもなくポツリポツリとアタってくるといった感じ、、、水温がまだ低い上、数日前
まで大シケだったというのも原因かな?


とにかく手返し良くこまめに打ち込んでいく事が数を稼ぐ秘訣!積極的にサビき誘いを
掛けながら様々な方角、距離を探っていきましょう。


そんな中、突如出た少し荒めのアタリ!?


ゴンゴンゴンゴン、ゴンゴン!





おおっ! ホッケやん。


ちょうどぱらのいあさんが狙うジャストサイズの37cm、こやつが掛かってきたとなると
間違いなく群れが回遊してきてはず!そうこう言う内にすぐ、ぱらのいあさんにも。


あと数センチ足らず、、、というホッケが交じりながらも4時間程で7匹撃沈され、その場で
魚拓をバシっと!しっかり拓寸37cmのホッケ2匹をクリアーされちゃいましたよぉ!




そんでもってまたまたホッケ?と思いきや回収されたぱらのいあさんの先オモリ仕掛けに
珍しい36cm弱のアサバガレイが付いてるではないですかぁ!?びっくり





これも“その他のカレイ”という分類で申請できるらしいのでラッキ~ですよね!おめでとう
ごじゃいま~っす ♪ ちゃんと目標ホッケも撃沈できましたしエスコート役としての任務を
何とか無事完了でき主さんと共にホッとしました。(笑)


昼過ぎには背後からの追い風が次第に強くなってきて、なぜかアタリまでもピタリ!と
止まってしまいました、、、主さん曰く、これ以上は正直厳しいかもしれないということで
午後12時半、荒れてくる前に撤収しましょ。






いや~、「秘境」はこの世に存在するんですね~。


美しい絶景を堪能しながら戦場を後に、、、その後、岩内町へ向かい食事、温泉、仮眠と
しばしリラックスし次なる戦場に向かうのでした。




ホッケが釣れてよかったぁ~! ぱらのいあさん の釣果。







目指せ30枚!の目標は夢に終わった JCA の釣果、、、







最後に「秘境ツアー」にご招待して下さった、主さん!


今回も何から何まで本当にありがとうございました。ゴ~マル・クロ追っかけて今年も通い
ますのでぜひともまたよろしくお願いします。例の戦場へ乗り込みます!(笑)




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予告:遠征第九十七弾! Are you ready for 北の大地?

2010-04-18 21:43:45 | ブリーフィング

寒さも和らぎ確実に遅い春本番へ向かいつつある北海道、お花見より
人気の
「宝塚」地方公演も只今真っ盛りとなっております。


「クロ組・マコ組・マガレ組・スナ組」


これらの公演を織り成すカレイたちを人は
「タカレジェンヌ」と呼び、
彼女ら捕獲を夢見て試行錯誤、強引・お色気作戦を立てるのです!


待望の遠征第九十七弾! すでにアメ漁物色済






いよいよ今シーズンお初の北海道巡業ですわ~!


もう楽しみで楽しみでここんとこ寝れない日々が続いておりましたので、120%満足できる
まで思う存分はしゃぎまくってきたいと思います。 また、今回はJCAと共に西日本から
全日程ご一緒して下さる方がいらっしゃいまして、北海道以外のカレイ作戦を統括する
「捜査4課」で言えば“警視正”クラスにあたるお方?(笑)


彼も長年の夢を叶えるべくこれまでにない闘志を燃やされてます!




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● クロ組公演 (マコ組合同)
北と共に去りぬ、、、





公演期間: 4~6月
場所: 地方限定公演(北海道)のみ
出演: 座布団 黒 / 黒頭 佳麗 ほか


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● マガレ組公演 (スナ組合同)
マガレブルクの宝剣 ~黄色に染まる朝マズメ~」





公演期間: 4~6月
場所: 地方限定公演(北海道)のみ
出演: 座布団 真彼 / 砂枯 黄好 ほか


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協賛: マムシ・コーポレーション  後援: アオイソメ企画




憧れのトップスター、ゴ~マル・クロガシラ撃沈を最大目標に掲げるわたくしめとしては、
去年までみたくお土産確保と平行できる戦場選択は止め、一か八かの博打になろうが
実績場に住み込む覚悟で追っかけたいと今期は考えております。 ですので、


“数釣り” 目的の遠征は今回のみ! (※ 2回ほど例外があります。笑)


数ヶ月前より現地エキスパートの方々と綿密な計画を練り、すでに戦場も決定してる上
なんと彼らも案内人として同行して下さる日もあるということから、これまたかなりヒート
アップしそうな予感がしますわ~。





さぁ~て、“アメ漁”寄って、“だるま”でジンギスカンも食べたので突入!




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沖堤へは泊まりに? 遠征第九十六弾!青森県・六ヶ所 / むつ小川原港:東沖防波堤 (2日目)

2010-04-16 23:29:42 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル96】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、


今回は最悪かもしれない、、、暴風警報解除と共にシマへ乗り込んできたわけだが
肝心な“真子組”の気配が感じられないのだ。俺たちは最後の望みを託し蛸漁師の
船に乗った、、、その先に待つ結末とは?


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今回は俺のタイトなスケジュールのせいもあり丸2日間しか滞在できない。 いかにも
これからが本番と言わんばかりのベタ凪の朝を迎えてるのに、、、このもどかしさは
どうすれば治まるのだろうか?


午前6時、元・本物の方でもある“野辺地の裕次郎”兄貴が俺たちの様子を見に来て
くれた!約1年ぶりとなる再会に話は弾み、今晩にかけて俺たちは離れ小島へ潜入する
にも関わらずシマ内で帰りを待っててくれるという。





俺たち「4課」のステッカーをやけに気に入ってくれた兄貴、クーラーのみならず凱旋車
にも4課の印を貼ってくれた。以前はダンプに、釣り以外ではあまり近寄りたくない車に
お乗りのデカくイカツイ兄貴、、、なぜか軽をバックに撮ると可愛らしくみえてくる。




午後15時、捜査前の清めと近くにある温泉ろっかぽっかで泳ぎまくった俺たちは
蛸漁師の船に揺られ、あの“真子組”のお膝元でもある「東沖防波堤」へ。


やはり離れ小島、陸側では少し暖かく感じられた風も氷のように冷たい、、、






若さ~、若さ~ってなんだ? 振り向かないことさ~ ♪


沖堤に上陸するや否や我ら“ちょいワル刑事”→ 宇宙刑事ギャバン(古い!)に
変身し光の速さで現場までダッシュしていった!




合同捜査本部はちょうど大きなテトラが風除となる一角に設け、明朝までの張り込み捜査
に必要なエアーパッド、エアーピロー、マイナス20度まで対応する寝袋をセットした。
ここで先に言っておくが、決して俺たちは沖堤へ寝に来たわけではない!


“夜投げの大マコっすよ!”


宇宙刑事ギャバンは言う。







だいたいの準備が整った頃にはすでに夕マズメに突入しており、俺たちもアオイソメと
エラコを中心に集中砲火する! できれば前回の当たりエサとなったアカコガネも用意
したかったのだが季節物という事もあり今期は終了しており断念。


また、ここを選んだにのはワケがあった、、、できればもう少し北寄りを捜査したいものの
捜査本部テント設営、夜間捜査になる事、海底の状況、そして最大の理由は遥か遠く
陸側に突き出るいつもの「大波止」には兄貴が焼酎やチューハイを大量に飲みまくり
超ハイテンションで俺たちを見守ってくれてるらしいからだ、、、うむむ。




この現場は非常に流れ藻が多い!





もしこんな小さな組員が付いていたらシダ藻の重さに負けてしまい、一切アタリすら
わからない、、、もちろんこれらは全て釈放扱いとし一発大物だけを狙う。


あと数分で真っ暗になるという頃だった、


ゴンゴン? グググググッ!






やっとマシな抵抗をしたと思えば、35cm マコガレイ。 とりあえず事情徴収をと身柄を
拘束し後は全てギャバンに任せることにした。


時間の経過と共に南東からの強風が大きく波を荒立て、右へ右へと巨大なウネリを作り
流れてゆく、、、両端に比べそこまで水深が無い俺たちの現場海域では沈殿したシダ藻が
浮遊し始めドッサリと絡むが、これは連中の活動開始の合図でもあるのだ!


そのほとんどがシダ藻だけともの家のからだが、たまにシダ藻歓楽街のバーでこっそり
酒盛りをする愚連隊どもが酔っ払った勢いでしゃしゃり出て連行されてくる場合もある。







ちなみにギャバンも“ゆうげ”と共に晩酌中。


日付が変わると一気に冷え込みがキツくなり俺たちも合同捜査本部内から現場周辺を
監視するスタイルに切り替え張り込み捜査を続投させる。


基本として数より型!という方針があるので、それ以下の組員は全て釈放したいところ
だが今夜だけはラリってしまってるドンコ連中など含め片っ端からしょっぴかなくては
ならない。 そう、今日はドンコ土産を楽しみに待っててくれる兄貴がいるから、、、








そして夜が明けた、、、








そして関西へ戻る時間となった、、、





I'll be back!




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