恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

5/12(土)初演の会@落語協会2階

2018年05月12日 | 噺とか
馬桜師匠を中心に月に一度のペースで行われている落語会です。
馬桜師匠が昨年度末に病に倒れて以来、久しく開かれていなかったように思いますが、
実際のところは2回目なのだそうです。
今回は宿題三題噺と古典を口演されるということで足を運んでみました。

馬 桜 -お題取り-
馬 桜「三題噺-イケメン・園遊会・またぐ-」
菊 生「熊の皮」
はな平「権助提灯」
馬 桜「三年目」

・この会の目玉である宿題三題噺は輪番制になっていて、今回は馬桜師匠。
 馬桜師匠が口演する新作は結構好きなのですが、今回はちょっと盛り上がりに欠けたか?
 短い期間で新作落語を捜索するのは難しいと思うのですが・・・。
 練り直すともう少し笑いどころが増えるのかなぁなどと生意気なことを考えていました。

・菊生師匠は「熊の皮」でした。
 今回のテーマが「落語の中に出てくる夫婦もの特集」ということで、このネタを。
 初演ということでしたが、不自然な感じもなくトントンと。
 この日は体調が悪かったという菊生師匠でしたが、そんなことを感じさせず、
 きちんと笑いを取るところで笑いを取っておられました。

・はな平さんは「権助提灯」を口演。
 声の調子など、聞いていて楽しい噺でした。
 寄席でもどんどんかかるといいなぁと思います。

・馬桜師匠2席目は「三年目」です。
 こういう噺を聞くと、夏も近いのかなぁなどと思いますが、
 本題に入る前のマクラで、怪談話に関するあれこれを聞くことができました。
 馬桜師匠のこういう教養のある噺って聞いていて面白いものです。

爆笑に次ぐ爆笑という落語会もいいのですが、
ほどほどの人数でゆったりと楽しむ落語会のぜいたくさってありますね。
非常に満足度の高い2時間でした。
欲を言えば、短い時間でも仲入りがあるといいのかも・・・

恐懼謹言。
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