恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

オールマイティーの功罪

2005年09月24日 | 日記とか
勤務前にバイト先の方とともに津田沼の必勝軒へ食事へいきます。
この店には2年程前に一度訪れたことがありまして、
それまでは「つけ麺なんてうまかねぇ」と思っていた私でしたが、
この店のつけ麺を食べていわゆるカルチャーショックを受け、
それ以来はつけ麺のうまさもわかるようになった、という思いで深き店であります。
この必勝軒はそもそも池袋の大勝軒と永福町の大勝軒という、
名前は同じながらも全く系統の違う二店両方で修行したご主人のお店で、
昼時ともなれば行列が出来てしまうという千葉でも屈指の人気店であります。
果たして今日は如何なものか。

バイト先が新宿なのに、方向が全く逆の津田沼まで行くということで、
バイト前にちょっと飯でもといった感覚ではなく、そこそこに早起きしていきます。
ところがどっこい、どうも朝に弱い私はまたしても寝坊し、
集合時間の40分前に起床という失態を犯し、先輩をお待たせしてしまうことに。
いやはや、たるんでおりますなぁ。恐懼に堪えません。
とりあえず頭を下げまくって気を取り直し、一路津田沼へ。
到着した時間はランチタイム前の11時半頃でしたが、
既に店の外まで続く大行列が数百メートル手前からでも確認できました。
んー、さすがは人気店ですね。しかも今日は休日ってのもありますし。
まぁそんな行列にひるむことなく最後尾に並びます。

20分ぐらい並んでようやっと入店し、この店のつけ麺「もりそば」をいただきます。
この必勝軒というお店は、毎日同じ味の物を提供するのではなく、
季節や曜日によって細かに味を変えているということなのですが、
この日に訪れた時は土曜日ということで、スープのコンセプトは「オールマイティー」
店主によると、土日や祝日には一見のお客も多いということで、
魚介や豚骨などの出汁を強くとりすぎると、味の癖が強くなるので、
土日祝日は万人ウケされるようなスープを提供しているということでした。
非常に研究熱心な店主の心意気が感じられるものでありますが、
私にしてみるとこれが裏目に出てしまいました。
どうも前回この店を訪れて味に驚嘆したのはスープの濃厚さあってのことで、
おそらくこの万人受けするスープは何となく個性に欠ける気がして、
美味しいことは美味しいのですが、どうも満点とまではいきませんでした。

それは今日のスープの味がオールマイティーであったこともありますが、
私はこの必勝軒の味を頭の中で美化しすぎていたのかもしれないし、
そうでなければそれ以上に町屋の勢得のつけ麺がうますぎる、
ということもあるのかもしれません。
いや、必勝軒は必勝軒でおいしいんですよ。
ただ私の舌には勢得のつけ麺のほうが向いているということなのかも。
個人の味覚の違いはそれぞれあるところなので、なんとも言えませんが、
私の中で単純比較してみると勢得>必勝軒>べんてん>>>大勝軒な感じです。
人生いろいろ、人の味覚もいろいろってことでしょうか。

恐懼謹言。
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