恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

居酒屋に見る「人の魅力」

2006年12月10日 | 所感とか
かつてバイクで福島県を訪れた際に入った居酒屋半兵ヱ
東北のご当地かとそのときは思っていたのですが、
どうも関東地方にも進出しているようで、吉祥寺を初めとして、
都内各地でも見ることができます。
なんといっても昭和を意識したレトロな店内と、
それと調和を取るかのような懐かしいメニュー。そしてお手ごろ価格。
大学時代は機会があれば吉祥寺の半兵ヱに足を運んだものでした。
今日は休みということもあって、吉祥寺ではない別の店舗に足を運んだのですが、
そこで感じたことをいくつか。

まず、今日行った店は馴れていないということもあったせいか、
居心地がお世辞にもいいとは言えない店でした。
メニューも店の雰囲気もほとんど変わらないのに、
何でだろうなぁということを考えたときに、
そこで思い当たったのは「人」でした。

かつてのバイト先の受け売りですが、
商売をするには3つの魅力が必要なんですね。
店の魅力・商品の魅力・人の魅力。
今日の店に圧倒的にかけていたのはこの「人の魅力」でした。
雰囲気もメニューも一緒なのに、これだけが違った。
どういうことかというと、普段通っている吉祥寺の半兵ヱは、
若い店員が多く、そのぶん活気が溢れているというかな。
ほとんどがバイトなんだろうけど、こっちからしてみても、
みんなで店を作っていきたいって気持ちが伝わってくるし、
客を楽しませようとする心意気が伝わってくるんです。
年配の方などにはちょっと嫌なノリかもしれませんが、
それはそれで好きなんですよ。

反して、今日の店はまず店員が基本的にぶっきらぼう。
常に愛想笑いしてろとは言いませんが、仏頂面でオーダーとって、
仏頂面で、しかも小声で注文した生ビールをドカッと置かれても、
酔いを醒まされてしまうだけで、まさしく興醒め。
バイトと思われる異国の方は一生懸命やってるのですが、
この責任者クラスの男性二人が全てを台無しにしていた気がします。
細かな部分でもいろいろと気づいたことはありましたが。
とにかく、同じチェーンでもここまであるのか、というのが率直なところ。

学校の経営に例えるなら、
店の魅力は、校舎やら施設の充実具合。
商品の魅力は、特色ある授業や行事といったところでしょうか。
そして最後に人の魅力は、その運営に携わる教員でしょう。
いかに設備が整っていても一番大事なのはそこにいる教員の熱意。
人の魅力って大事です。

恐懼再拝。
コメント
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