恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

テーブル席へのこだわり

2006年09月29日 | 日記とか
文化祭関係の準備のため、午後九時に退勤。
遅くなりそうな日は外で食事をするのが常なので、
今日も神保町で途中下車し、チェーン系の定食屋に入ります。
金曜の夜ということもあって店内は午後九時過ぎにもかかわらず混雑しており、
運良くかろうじて空いていたカウンター席に滑り込むことができました。
一人で食事するならさくっと食べていくだけなのでテーブル席などは不要です。

しかしまぁこの時間になると客の回転が悪く、
4人ぐらいでテーブルを占拠している若者などは、
食べ終わっても一向に去る気配はなく、雑談に夢中。
そんなときにも次々と客は入ってくるのですが満席である旨を告げられると、
それならいいや、と店を去っていくわけです。
かつて飲食業に触れた身としてはこの歯がゆい店員の気持ちは察しがつきます。
空いていくのは私のような一人客がさっさと食べて帰るカウンター席のみ。

そんななかでカウンターがかろうじて空いたそのとき、
入店してきたのは年のころ30代後半と思われる女性客の方。
カウンターなら空いてますが、という店員の勧めを拒否し、
テーブルがいいので空くまで待ちます、と頑なな態度を示し、
ちょうどいいタイミングで4人席のテーブルが空くと、
しめしめ、とばかりにそちらの席へ悠々と移動されていくのです。
その直前に来たカップルがカウンター席で甘んじているというにもかかわらず、
一人で4人分の広い席を一人で占拠しているのはいかがなものかなぁ、
と私は背後にいる女性の振る舞いに苦々しい思いを覚えました。
さっきの二人組が我慢してるってのにあんたは一人でテーブル席とは、
なんとも周りの空気を読めてねぇなぁ、と。

で、帰り際にその女性のテーブルを見るとその卓上には瓶ビール。
なるほど、このためにテーブル席にこだわってたわけですか。
仕事帰りに一人で定食屋に入って晩酌とは。
女性もたくましくなったものです。

恐懼再拝。
コメント
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