沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

「台湾の声」大奮闘!金2、メダル7個の台湾勢

2021-08-29 20:16:03 | 日記
「台湾の声」大奮闘!金2、メダル7個の台湾勢


今夏オリンピックでは、柔道男子60キロ級で台湾柔道史上初の銀メダルを獲得した楊勇緯選手を皮切りに、
台湾選手の活躍が目覚ましい。

バドミントン男子ダブルスの台湾代表、李洋、王齊麟両選手が昨夜7月31日の決勝戦で中国を破り金メダルに輝いた。

その前の27日には女子ウエイトリフティング59キロ級で郭婞淳選手が
トータル236キロのオリンピック新記録で金メダルの快挙を成し遂げたほか、
64キロ級でも陳玟卉選手が銅。

アーチェリー男子団体では鄧宇成、湯智鈞、魏均珩各選手が銀。

日本の水谷隼・伊藤美誠ペアが強豪中国を破って優勝した卓球混合ダブルスでは、
台湾の林昀儒・鄭怡静ペアは惜敗の銅。

テコンドー女子57キロ級では羅嘉翎選手が銅を獲得した。

そして今晩はバドミントン女子シングルスで世界ランク1位の戴資穎選手が中国・陳雨菲選手との決勝戦に挑む。



--
台湾の声
 


中国の教育産業界に土石流。株価大暴落のあとに   4億人が使う宿題アプリの「猿輔導」は時価総額が1・6兆円だった

2021-08-29 20:15:00 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)7月31日(土曜日)
通巻第7003号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)小誌は明日8月1日─2日が休刊です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 中国の教育産業界に土石流。株価大暴落のあとに
  4億人が使う宿題アプリの「猿輔導」は時価総額が1・6兆円だった
****************************************

 上が上なら下は下。御上が政策を決めれば、下は対策有り。「上有政策、下有対策」の国。
 だが、突然の「土石流」は、防ぎようがなかった。
 中国当局は学習塾、補習斑、家庭教師センターなど「教育産業は利益追求であってはならない」とし、「免許交付を新ルールにかえる」とした。

 中国の教育産業界は大学進学率の急上昇(ことしの大卒は909万人)に伴い、たとえば、宿題アプリで急発展してきた「猿輔導」は、時価総額1・6兆円。
昨年に猿輔導が上場した折には、2300億円をかき集めた。教育補習など広く利用されるアプリゆえに利用者は四億人を超えたという。

 この当局の措置により、大手のTAL(米国でも上場)の株価は71%の暴落、「GAOTU TECHEDU」が53%、新東方教育が41%の下落と、いずれも土石流被害は甚大。付帯して校舎賃貸オーナーから参考書出版社、流通など、猛烈な被害がでるが、じつは出資側のほうの被害がもっと大きい。

 補習産業の急伸ぶりをみてアリババ、テンセント、バイトダンスなど中国の大手ベンチャーはファンドを通じて教育産業に投資した。2020年だけで、この業界には100億ドルもの巨額が雪崩れ込んで、まるでマネーゲーム。教育者としてはふさわしくない行為に目が眩んでいたことも事実ではある。
 


「台湾の声」李登輝元総統逝去1年、台湾大学に「李登輝記念図書館」設立の構想を明示

2021-08-29 20:14:03 | 日記
「台湾の声」李登輝元総統逝去1年、台湾大学に「李登輝記念図書館」設立の構想を明示

日本李登輝友の会メルマガ日台共栄より転載

 李登輝元総統が昨年7月30日に逝去され、本日で丸1年を迎えました。

 この一周忌に、曾文恵夫人などご遺族は李元総統が埋葬されている五指山軍人墓地(國軍示範公墓)を訪れる予定
だそうで、蔡英文総統と頼清徳副総統もご一緒に墓参されると伝えられています。

 昨日の本誌でお伝えしたように、李元総統が董事長をつとめられていた李登輝基金会は5月7日の役員会において
次女で同基金会副董事長の李安[女尼]さんを董事長に選任し新体制となりました。

 この新体制では秘書長を廃止して新たに執行長を設け、淡江大学歴史学部の鄭睦群・助理教授が就任しています。

 昨日の本誌で、懸案だった「李登輝図書館」設立について、李登輝基金会は最重要事項と位置づけ、ようやく展
望が開けそうだとお伝えしました。

 昨日、李安[女尼]董事長は台北市内の台北済南基督長老教会で記者会見を開き、李登輝元総統の母校である国立
台湾大学に「李登輝記念図書館」を設立することで大学側と合意したことを明らかにしました。下記に共同通信の
記事をご紹介します。

 設置場所は国立台湾大学の旧法学院キャンパス(台北市徐州路)だそうで、ここは李元総統が大学院にあたる法
学院経済研究所の教授として長らく教鞭をとった建物だそうです。現在、法学院キャンパスは本部がある台北市大
安区羅斯福路四段1号に移転したために使われておらず、台湾大学の管中閔・学長からも「全面的な支持」をいただ
いたことで選定されたそうです。

-----------------------------------------------------------------------------------------
「李登輝図書館」設立へ 母校の大学に
【共同通信:2021年7月29日】
http://taiwannokoe.com/ml/lists/lt.php?tid=dMfcD2mX7uayp2PXHpWuGJlHw4oga3Jjj0bY3zqmKKWtoPZ0nJUZa674vTtHYffk

 【台北共同】台湾の民主化を実現させた李登輝元総統が死去してから1年が経過するのを前に、李氏が生前に主宰
した李登輝基金会は29日、台湾大学所属の建物に「李登輝記念図書館」を設立することで大学側と合意したと発表
した。同大は李氏の母校。完成時期は未定。

 李氏の娘で基金会会長の李安●氏は「台湾の民主化は台湾人の誇りであり、国際社会にも認められている共通の歴
史だ。図書館が台湾人を団結させる核心となるよう希望する」と述べ、各方面に設立に向けた協力を呼び掛けた。
(●=女尼)



--
台湾の声
 


鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2021年7月30日号) *アフガニスタンの悲劇

2021-08-29 20:12:50 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2021年7月30日号)
*アフガニスタンの悲劇
 オリンピックの開会式は、およそ国際政治に関心を抱く者にとっては、必見である。200以上の国と地域の選手団の入場行進は、国際政治の実情を如実に反映している。香港のチームが”HONGKONG CHINA”、台湾のチームが”CHINESE TAIPEI”と呼称されていた。
 「平和の祭典」とは「紛争の祭典」の別名と言ってもいいほどであるが、ふだん紛争に明け暮れている国々が、この時期だけは、紛争を忘れ競技を通じて平和を模索すると言うのが本来の趣旨であろう。

 23日の入場行進で私がどこよりも注目したのはアフガニスタンだった。この国名のチームはおそらく次回のパリ大会ではお目にかかれまい。半年以内には滅亡が危惧されている国なのである。
 アフガニスタンに私は行ったことがないが、青年時代からこの国に絶えず注目していた。私だけではない。1979年に旧ソ連軍がアフガニスタンに侵入して以来、世界は絶えずアフガニスタンに注目してきたのである。

 1980年代には米国はアフガニスタンのイスラム戦士に武器を供与しソ連軍と戦わせた。米国製の携帯ミサイル「スティンガー」はソ連の軍用機を次々に撃墜し、戦線は膠着した。そして1989年、米ソ冷戦終了とともにソ連軍は撤退した。
 ここで米国はアフガニスタンに民主的な国家を樹立すべく努力すべきであったのに、それを全くせず、放置したのが間違いだった。サウジアラビア出身のイスラム戦士であったウサマ・ビン・ラーディンはこの地に反米テロ組織アルカイダを設立し現地のイスラム勢力タリバンと結託して反米テロを開始したのが1990年代。

 2001年9月11日、ウサマは米国同時多発テロを惹き起こし、米国は自衛権を発動してアフガニスタンに軍隊を派遣し、対テロ戦争を開始した。2004年には、憲法が制定され、2011年ウサマが米軍により殺害された。
 しかしタリバンの勢力は衰えることがなく、米軍の育成したアフガン国軍は脆弱で米軍の駐留なしには治安の維持すら出来ない状態が続いている中で、米国のバイデン政権は、米軍の完全撤退を決断した。

 アフガン政府の支配地域は首都カブール周辺だけであり、タリバンの支配地域は全土の75%を超えており、米軍の撤退に伴って更に拡大を続けている。米軍は米大使館の警備に600人、空港の警備に300人を残すのみである。
 首都カブールの陥落はもはや時間の問題であり、米軍の通訳として米軍に協力したアフガン人1万8000人とその家族は、陥落後の虐殺を恐れて、米軍機で米国へ脱出を始めている。
 アフガニスタンの悲劇はこれから始まるのである。

 明日、午後9時から伽藍みーTUBEで、トークライヴを生配信する。本日のテーマや昨今の国際情勢、その他の質問にも気楽な形でお答えするので、お見逃しなく!
https://www.youtube.com/channel/UCtYCuV7GOkNqxmeLYxdX5UA
 


「台湾の声」【黄文雄】消滅の危機にあった「台湾語」が世界で評価

2021-08-29 20:11:54 | 日記
「台湾の声」【黄文雄】消滅の危機にあった「台湾語」が世界で評価

黄 文雄(文明史家)

【黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」】

◆芥川賞を受賞した台湾人作家の李琴峰氏

 台湾人作家の李琴峰氏が日本語で書いた小説が芥川賞を受賞しました。彼女は台湾大学を卒業してから日本に留学
し、日本企業に就職しながら小説を書き続けていたという経歴の持ち主です。

 しかも、彼女の小説の内容はとても複雑で難解で、様々なテーマが盛り込まれています。今回、芥川賞を受賞した
作品『彼岸花が咲く島』は、言語、政治、人種、ジェンダーなど様々なテーマが盛り込まれています。これは母国語
を使って書いても難しいことでしょう。

 一方、かつて彼女が安倍首相を激しく攻撃し、逮捕を望むかのようなツイートまで行っていたことが、一部から批
判を受けています。

 芥川賞受賞の記者会見で記者から「忘れてしまいたい日本語」を問われ、「美しいニッポン」と答えたことも批判
の的となりました。これは安倍首相が掲げていた「美しい国、日本」を意味していたと思われます。

 おかしな質問をした記者も記者ですが、川端康成はノーベル文学賞の授賞式で「美しい日本の私」という講演を行
っていますから、李琴峰氏は、この川端が表した「美しい日本」を否定したとも受け取られる可能性があります。

 たしかに日本人でもない彼女が、他国の首相をそこまでこき下ろす理由はわかりませんが、まあ、日本でもアメリ
カ大統領についていろいろモノ申す人もいますので、それだけ日本の首相は台湾人にとって大きな存在だということ
でもあります。

 とくに台湾は親中派も独立派もいます。彼女の立ち位置はわかりませんが、ジェンダー問題へ関心や、蔡英文総統
からの受賞祝いのツイッターにお礼を述べていることからも、台湾民進党寄りのリベラルではないかと思います。

 台湾の民進党は独立派で反中国ではありますが、同性愛婚を認め、反原発であるという、リベラル色が強い政党で
もあり、日本の保守層とは意見がかなり異なります。そのあたりは、日本人がよく誤解するところでもあります。

◆台湾語の魅力

 それはともかく、李琴峰氏の今回の芥川賞受賞について、私は別の観点から注目しています。

 まず、過去の芥川賞・直木賞の受賞者である邱永漢や陳舜臣などは、日本語を母語とする世代でしたが、李琴峰氏
は戦後世代で日本語を母語としない台湾人の受賞だということです。

 もうひとつは、最近、各国のメディアで「台湾語」という言葉を聞く機会が増えたことです。李琴峰氏の小説には
「台湾語」は出てきませんが、言語は小説の中のテーマのひとつでした。

 短編アニメ映画「夜車」という作品は、台湾の金馬奨の短編アニメ賞を受賞した後、クロアチアの首都ザグレブで
開かれた「ザグレブ国際アニメーション映画祭」で、短編アニメ部門でグランプリに輝きました。ザグレブ国際アニ
メ映画祭は米映画芸術科学アカデミー公認の映画祭で、短編グランプリ作品には米アカデミー賞への応募資格が与え
られるため、アカデミー賞受賞の可能性もあるということです。

 監督は、謝文明氏という青年で、これまで制作した「肉蛾天」「禮物」と言った作品も高い評価を受けています。
彼の作品の特徴は、台湾語が多用されていること。そして、人間の暗い部分を表現していることです。

 「夜車」は、最終バスを舞台に人の暗黒の部分を描きました。謝監督は、受賞した際に、「●南語のセリフについ
て、『とりわけ味がある。感情と魅力を増大させることができる』と言及。シューファンが台湾華語と●南語が入り
混じったセリフを話すのは『台湾の現況』だとし『●南語を使えたのは嬉しい』と語った」、とのことです。
(●=門構えに虫)

 もう一つ台湾語の快挙は、「台湾語で詩の書かれた絵本『情批』がボローニャ・ラガッツィ賞で優秀賞に」という
ニュースです。以下、報道を一部引用します。

<イラストレーター・阿尼黙(Animo
Chen)さんが台湾語による詩で制作した絵本『情批(Love
Letter)』(恋文)
がこのほど、イタリア・ボローニャ国際児童図書展の中で行われるボローニャ・ラガッツィ賞ポエトリー部門で優秀
賞に選ばれた。阿尼黙さんは昨年、『小輓』でヤングアダルト漫画部門大賞を獲得したのに続く受賞。

 阿尼黙さんは27日、報道陣に対し、二度目の受賞であり前回ほど興奮していなかったが、審査員のコメントで自分
が母語で書いた作品であることに触れられているのを見てとても嬉しくなったと明かし、「母語で注目を集めたこと
に最も誇りを感じる」と語った。>

 台湾語で書かれた詩が、28カ国から210点の作品の中から、大賞1作品と優秀賞4作品の中に選ばれたわけです。中
華圏ではない地域で、台湾語の作品が高い評価を受けているのです。

◆世界で評価される台湾語

 台湾は多言語社会です。かつては、共通の漢文があっても、共通の漢語はありませんでした。中国語は普通語とし
て20世紀の中華民国時代に蒋介石とともに入ってきました。そして、台湾人は「国語運動」という名のもとに「普通
語」を強いられました。しかし、毛沢東、蒋介石、孫文らは「普通語」ができませんでした。

 もともと「マンダリン(普通語)」は、北京の官僚たちが使っていた言葉「官話」でした。深刻な言語問題を抱え
ている中国は、二千余年も前に秦の始皇帝が中国を統一した際に、言語問題を解決するために官僚たちの話す言葉
「官話」を普及させ、意志の疎通を図ろうとしました。それが「普通語」として民間に普及したのは中華民国時代か
らです。

 私が幼い頃の台湾は、客家語と●南語と日本語などが入り混じっていました。このような社会では、言葉が通じな
いことは日常茶飯事で、言葉が通じなければジェスチャーで、それでもダメなら筆談をします。


政治の面では台湾は急速に世界に認められ、評価されています。それに続く形で、台湾のソフトパワーが勢いに
乗っています。台湾語は、日本時代、そして戒厳令時代に禁止され、廃止されるところでした。一度は消滅しそう
になった台湾語が、今こうして世界で評価されているのです。戦中世代の私にとって、実に感慨深いものがありま
す。

--
台湾の声