沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

習近平がウズベキスタンでプーチンと会談へ    14日にカザフ訪問、翌日サマルカンドでSCO(上海協力機構)

2022-09-11 19:06:44 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)9月8日(木曜日)
        通巻第7456号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 習近平がウズベキスタンでプーチンと会談へ
   14日にカザフ訪問、翌日サマルカンドでSCO(上海協力機構)
****************************************

 習近平が、この時期に外国訪問へでかけるという意味は、余裕をしめすジェスチャーに加えて、第二十回中国共産党大会直前にほぼ権力安定を得たという証明になる。
カザフスタンを選んだのは隣国であり、重要な鉄道の拠点ルートであり、中国が投資した工業団地、くわえてレアメタルでは競合する資源国であり、トルクメニスタンから中国へのガス・パイプラインの重要な通過点でもある。

 しかし外交的に言えば中国がロシアとの紐帯をつよめているタイミングで、カザフスタンは反ロシアの動きを鮮明にして入るからである。トカエフ大統領はナゼルバエフ大統領一家の影響力をほぼ無力化させた。首都の名称もアスタナに戻すとしている。旧名「ヌルスルタン」はナゼルバエフ前大統領の渾名からとった。

 習近平は9月14日にカザフを公式訪問し、トカエフ大統領と面談。その翌日にウズベキスタンのサマルカンドに移動し、SCO(上海協力機構)の会合で演説する予定。
 ロシア大統領府によれば、ウズベキスタンで開催されるSCOに急遽、プーチン大統領が出席すると発表した。習との会談が予定される。 

 SCOは江沢民時代にテロ対策として設立され、中国、ロシア、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスだった加盟国は、その後インド、パキスタン。2021年にはオブザーバーだったイランが正式に加盟した。
モンゴル、ベラルーシがオブザーバー参加。くわえて「対話パートナー」としてアルメニア、アゼルバイジャン、ネパール、カンボジア、この列にサウジアラビア、エジプト、カタールなども加わって大所帯となっている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿