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習近平、公安・警察を自派で固めたか   王小洪が公安部長に昇格、副部長六人も習近平派

2021-11-23 16:51:40 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月23日(火曜日)
通巻第7128号   <前日発行>
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 習近平、公安・警察を自派で固めたか
  王小洪が公安部長に昇格、副部長六人も習近平派
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 中国公安部の発表に拠れば、新たに部長となるのは王小洪で福州出身。習近平の側近のひとりと見られるのも、習は17年間を福建省で過ごしているからだ。
 王は1957年福建省生まれ、厦門公安局長から河南省公安庁同長を経て、北京公安局長に大出世した。

 北京市公安局局長は、清朝時代の「九門提督」(北京内城の九つの門──正陽門・崇文門・宣武門・安定門・徳勝門・東直門・西直門・朝陽門・阜成門を警備し、取り締まりが任務)に匹敵する。
 監視カメラをあちこちに配備して、国民の動向を恒にチェックしている全体主義国家にあっては、首都防衛というより、最高幹部のあつまる中南海防衛が、北京公安局の最大の任務である。

 王小洪は2018年に公安部副部長、常務副部長(部長級)となり、公安系の出世頭としてチャイナウォッチャーの間に名前が知られるようになった。
しかし公安系は周永康の影響力が長く残り、失脚後も、習近平がいきなり権力を固めたわけではなかった。軍の長老を斬り、江沢民派の幹部をごっそりと規律違反で失脚させると、それまで連立関係にあった共青団を閑職に追いやり、つぎに江沢民派残党のもつ香港利権を取り上げた。最後の砦が公安系といわれた(石平氏との共著『中国が台湾を侵略する日』、ワックを参照)。

 また公安部副部長にはウイグルの公安庁同長だった朱昌木、黒竜江省の公安庁同長だった孫永波ら六名が昇格した。いずれも習近平派とみられる。


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