izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

アンドレ・ボーシャンと藤田龍児、異なる二人の絵画展。穏やかに明るい世界がほんわりと温かい

2022-07-22 14:41:56 | アート・文化

この1ヶ月間、希さんの手術・入院以来、太極拳と経絡の指導教室に行く以外は月2回の形意拳の練習すらお休みして、毎日が家事の連続(お風呂掃除は効率よく処理でOK(*^_^*)スーパーの買い出しが一番追われる🥺)。。。

今日(7月22日)は、退院2週間後の診察日だった。朝9時30分の予約で「その前にレントゲン撮影をしておいて」とのことで病院に入ったのが朝の8時30分前!!こんなに早い受診時間は初めてだ(^_^;)。この病院は待ち時間はそれほどないのがラク〜😊レントゲンを済ませて整形外科に移動して、診察開始から3人目。手術跡を見て「あ、きれいに治ってきてますね。後はカサブタがとれればきれいになります」。あっという間に診察も終わり、お昼前には帰宅した。

 

で、まあ、希さんの退院後は、家事の手抜きも身について、空き時間を作って少しずつお出かけも。

まずは東京ステーションギャラリーで開かれていた「アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児 牧歌礼讃/楽園憧憬」。チラシに載っていたほのぼのと突き抜けたような明るい絵を観たくて、7月10日の終了間際に駆け込み鑑賞😊東京ステーションギャラリーは好きな美術館のひとつで、年に数回はなにがしか気に入った展覧会がかかる。

今回のアンドレ・ボーシャン + 藤田龍児は、時代も国も異なる画家2人の絵画展で、作品はどちらも明るい色彩に溢れ花々が画面いっぱいに満ち溢れ、あるいは田園風景が広がる中に象徴的な人物や犬が描かれていて、ほのぼのとした気持ちになるものであった。

アンドレ・ボーシャンは第一次世界大戦に従軍。除隊後に戻ると”経営していた苗木農園は破産し、妻はその心労から精神を病み”といった状況の中で46歳になってから本格的に絵を描き始めている。一方の藤田龍児は若い頃から画家として活動していたが、”50歳を目前にして2度の脳血栓をおこし半身不随となって”しまうが、左手に絵筆を持ち替え、牧歌的な作品を描き始めたという。

まったく接点のない2人の画家に共通するのが、絶望の淵に立ちそこから蘇るように”絵の力を、アートの力を彼らが信じて疑わなかったからではないか”と、解説にある。その言葉通り、一見牧歌的でのどかそうに見える風景画に込められた強さや許容力、包容力といった深い精神性(生命力の輝きといったような)を感じるのであった。まさに日々忙しく目の前のことに追われている身にとって「じわじわ効きます、しみじみ沁みます」のキャッチフレーズ通りの展覧会でありました。

  

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 希さん、無事退院!腰の痛み... | トップ | 有楽町マリオン9階のプラネタ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アート・文化」カテゴリの最新記事