時間がある時には、せっせと身の周りの整理をしている。
着ていない着なくなった(でもまだきれい)な服、読み終えた本(好きな本は置いておいても読み返しはしないし)、アクセサリー類、はメルカリ出品。。。。ひとつ買ったらひとつ捨てる、でできるだけ溜め込まない。。。
太極拳の古い資料などは、せっせと打ち込んでデータ化してブログにアップしたりしながら学び直しだ。
デスクに積み重なっている印刷物の中に、今回は、李自力老師の来日20周年記念大会のプログラムに載っていた言葉を、その時に書き写したメモが出てきた。以下である。
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感悟太極
——李自力老師教・学太極拳之心得
太極拳之美在干形、形在干意、
意在干神、神在干韻
というものだ。
ちなみに、文字の意味は、
在干:(本質などが)〜にある
形:形状、姿
意:意味、内容
神:精神、心、魂
韻:趣、心の動きとあり方
これ、あらためて読んですっご〜〜っく納得!!
「美は形にある。形には意味がある。意味は神(つまりは精神や心)にある。神は趣き(心の動き)にある」という内容だ。
大分以前に、外形を覚えたら一旦その形を忘れて、中から伝わってくるものが形を作るーと聞いたことがある。足の裏から腰を通って背中を上がり、肩ー肘ー手(指先)と伝わって、それが外形を作っていく。。言葉では気とか勁力とか言われるが、それは得体の知れない何かでなくて、その人自身の生命エネルギーであり”先天の気”である(陳正雷老師から”先天の気を養うことが太極拳の目的”と言われたことがある)。
ワタシ自身は、”美しい太極拳をやりたい”と思うことが多い。太極拳も自己表現のひとつ。佇まいや趣きが柔らかく、それでいて芯の強さもある、動きは静かに安定して滑らか。。やってる人も見ている人も「ああ、気持ちがいいな〜」と感じるような太極拳が理想だ。自然にそんな動きになるよう、集中して自分自身と向き合いたいと思うこの頃である。
太極拳は”やる”じゃなくて”なる”ーー”なる”まで”やる”のが太極拳。正道を真っ直ぐに歩むためにも、正しく学ぶことは大事なのだ。