曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

高齢者は子どもに返るは本当だった

2013年07月11日 | 介護

2度童(わらし)なんて言葉もあるけれど、今日は更にそれを実感。

本当は今日はとどちゃんにGオさん、Bこさんの送迎の任を与えとったんでありますが、そして、私は仕事と家事にいそしむはずが、仕事終わり近くに白内障の日帰り手術を受けに行ったGオさんから

「今無事終わりました」とのメール

とどちゃんに送るつもりで私に送ってきた?それとも、私にお迎え来てメール?

あわてて、お迎えに行きますか?あと50分ぐらいあとなら行けるけどってメールしても、返信なし。

もう、その時間も近づき、焦りながらとどちゃんに、

「じいちゃん、迎えに行ってくれるんだよね?」とメールをおくると、なんと

「いけない」(ホントにこれだけ)とだけ、返信が返ってきて

「え?私がむかえに行くって事になってるの?じいちゃん、待ってるのかな?」と返信すると

「自分で帰ってくると言ってた。」

はあ?

ホントに?

じゃあなんてメールが来たの?仕事先と病院は近いので、帰りに寄って見る?でも寄るとご飯の支度がかなり厳しいし…とにかく先に家に帰って見ようと、ぶっとんで家に帰りました。

はあはあしながら、そこに呑気な顔して座っているBこさんに

「おじいちゃん、帰ってきましたか?まだ、病院?」

と聞くと、なんでそんなこと聞くの?って顔で

「だれ?○○(とどちゃんの事)?おじいちゃん?」

「おじいちゃん帰ってきてますか?」

「はあはあ、おじいちゃん?帰って来ただよね?帰ってきてるしょ?帰ってきてるよ。」と、頼りない返事。まあ、靴はある。

急ぎ、2件用事を済ませに行き、買い物に行き、慌ただしくご飯の支度。片目でも食べられて、暑い日でも大丈夫なものって、考えながらね。

この日は午前午後の仕事の合間に家に帰り、洗濯物ぶちこみ~の、ご飯をしかけ、パンをかじりながらの午後の支度。

夕飯を食べて、やっと人心地ついたら、Bこさん、

「メロンはないだね?メロンは食べられないだか。(どうも留守中にメロンが届いたらしい。)あれん、わたしにゃあ切れないだよね。よしこさんが切ってくれないと。あれはまだ食べられないだね?」

「いやあ、食べられるかどうか私はまだ姿も見てないからわかりません。今やっと座ったところですから(そんな、人の部屋に置いてあるメロンを見に行くような時間があるかえ‼)。」

もう椅子から立つ気も全くありませんから、こっちはさ。

Bこさん、「メロンが食べられると思うだよ、もう食べられると思うだよ。」

私「そうですね、食べられるかもしれないですけど、明日落ち着いてから見てみますよ(見る気は全くなしですから、こちらはね。)」

するとGオさん、「明日Yちゃん(ヒマゴ)を見る日だから(って私がみるんだけどね)明日一緒に食べりゃいいじゃん。Yちゃんも喜ぶし。」

Bこさん、まだ言ってます。「わたしん切れないだよ。」

Gオさん「いいだよ、明日、よしこさんが上手に切ってくれるから。明日!明日!Yちゃんと!」

独眼竜Gはうれしそうに。もう明日かわいいヒマゴとたんまりメロンを食べる気満々です。

Bこさんは今食べたい(よだれ)。あのさあ、ちゃんと食事を食べてからね。と言いたいのをぐっと抑えて、顔はにっこり「そうだね~。Yはメロン、好きだから喜ぶね。一緒に食べた方が楽しいしね(^_-)-☆(つうか、Bこさんの為には切るのは面倒だけど、マゴや他の家族の為なら別に苦痛じゃないからね)」

その後、今日眼科で出されたGの薬を確認し、しっかり抗生剤だけは飲むように言い「へえ、そうかね。おらあ、これはいらねえだかと思ったっけ!」と言いながら素直に飲むGオさん、よしよしと思い、

「おじいちゃん、今日は眼帯しているから、いつも歩けるところでも危ないから、必ず手を壁に置いてつたいながら歩いてよ。せっかく目の手術したのに、転んで怪我をしたら何にもならないからね。」と言うと、

「は~~い♪そうだね、転ばないようにつたい歩きしま~す(敬礼)」のGオさん。ニコニコ顔。

もしかして、あの、メールは

「おかあさん、今終わったから。」って子どもが親にメールするような感じだったのかな。って時々私の事「おかあさん」って呼ぶのは、まさか、「お母さん」なんて間違えてないよね。お母さん、心配してるからななんて、送ってきたのかな?

Gオさんの、子どもの様な所作はかわいく思えるのに、Bこさんの子どものように騒ぐざまはぐえ~っと思うのは、なぜ?

素直さかそれとも悪態かの違い?

それとも、もともとの好感度の違いかねえ。

さて~、私はどっちの高齢者になれるでしょうかあ?