京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その297)祇園祭花傘巡行・還幸際

2012-07-25 00:11:33 | 京の話題

いよいよ、7月も昨日で24日です。昭和40年迄、「北観音山」や「橋弁慶山」等、曳き山2基、舁き山(かきやま)7基は、「後祭り」(地元の方は上祭りと言っています)は24日にルートを変えて巡行していました。観光目的の為、17日に「先祭り」と「後祭り」が17日に統一されました。(プライドの有る山町は、当初ボイコットしたとこもありました)

しかし、24日はその代わりに、「花傘巡行」が行われるようになりました。「子供御輿」「獅子舞」「六斎」「鷺舞」「祇園町・宮川町の綺麗どころ」などの行列が「八坂神社」を出発して、河原町通を上がり、三条通から寺町通を下り、「八坂神社」に帰ります。

その夜、17日の夕方に「八坂神社」から出て「御旅所」に鎮座していた三基の御輿http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120718が多くの舁ぎてにて市内を回り、「八坂神社」に還ります。(還幸祭)その深夜に境内の明かりが全て消され、「御霊還」(みたまうつし)が厳かに行われます。

花傘巡行

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祇園町の綺麗どころ

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宮川町の綺麗どころ

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そして、最後は「長刀鉾」町のお囃子

御老女達の行列も有りましたが、これは独断でNGとします。

「御旅所」では三基の御輿は夜の「還幸祭」に向けて、周りの飾りを取り外し、準備万端です。

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(たわごと) 今日も祇園祭・伝説

あまり知られていない事ですが、お御輿の舁ぎての「手拭い」と「おひねり」(頭に鉢巻きをして、榊に蘇民将来子孫也の護符を付けたもの)に関しての伝説。

舁ぎての頭に巻いた「手拭い」は安産のお守りと言われています。見物人で臨月の妊婦が、汗の付いた舁ぎての「手拭い」をもらって腹に巻いていたところ、逆子で帝王切開する覚悟でしたが、逆子が治り、無事に安産したと伝えられています。

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嫁はんの言葉。おっさんの汗臭い加齢臭の「手拭い」なんていや。しかしイケメンの舁ぎての「手拭い」やったらおおいに歓迎。(アホか!!!)

また、舁ぎての頭に付けている「おひねり」を箪笥に入れておくと着物がもう一枚増えると言われています。(花街の人が特に欲しがります)

など、色々な伝説が有ります。